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短編

残さず食べなさい。【二百文字小説企画言ノ葉ノ悪魔参加作品】

 「お残しは許しまへんで!」

 彼女の言葉は素晴らしいです。

 鳥はある日、食肉になった。

 鳥は食べられるまでの過程を見ることにした。

 体をバラバラにされて店で売られた。

 一部は人間に買われて巣へ持ち帰られた。

 人間に鉄板で焼かれた。

 得体の知れないものを振り掛けられた。

 土の板に乗せられた。

 草と一緒に乗せられた。

 食卓に並べられた。今晩のメインのようだ。

 すると嫌いだと言われた。

 まずいと言われた。

 食べられずに捨てられた。

 鳥は食肉からゴミになった。

 よって鳥は成仏できなかった。


 みなさん、腐ってもいないのに捨てるのはよくないですよ!

 冷蔵庫に保存して、朝にでも食べましょう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 「残さず食べなさい」読了。
2010/07/31 16:35 退会済み
管理
[一言] 食糧事情でいえば、日本ほど馬鹿な考えの国も珍しいと思います。 メンツのために食べ物を捨てる国ですし。 『コンビニのおにぎりや弁当は常に良い物が大量に並んでいないと売れ行きが悪い。だから後で…
[一言] これも好きな作品です。 うちの家族は絶対にお残ししません。食事は飯粒一つ残さず全て食べる、外食でも絶対に食べきれる量しか注文しない、スイカやメロンは皮がペロペロになるまで食べ尽くす。連れ合…
感想一覧
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