知らない天井だった
「・・・知らない天井だ」
俺、リュートは目覚めて最初にそう思った。
まぁ今までボロ宿かテントの中で寝てたから、こんなに綺麗な天井を見たことがないし。呟くのは当然かと思われる。
「とりあえず、ここはどこかな・・・?」
「・・・・・・うぅ・・・。あれ? リュート、くん・・・?」
「え? あぁ、そうだが」
さて、ここはどこか調べようとしたら、腕が押さえつけられていたのだが、その一人、アリスが目を覚ました。軽く会話をすると。
「・・・リュートくぅん~~ッ!!」
「うわぁ!?」
すごい勢いで抱きつかれた。そして鎖骨辺りに顔を押し付けて泣き始めてしまった。
「・・・リュート?」
「うん? ・・・起きたか、シア。おはよう」
「・・・うぅっ」
「?」
「うぅ、リュートが、おぎだよ゛ぉ゛~~!!」
「おいぃ~!?」
◇◇◇◇◇◇
「そうだったのか。・・・心配かけちゃったな」
「本当だよ!! 1ヶ月も眠ったままで、本当、心配だったの・・・!」
そう、俺はあの後1ヶ月もの間、眠りについていたのだ。これは流石に驚いた。(心の中だけで)
で、今はというと・・・
「そうか。・・・で、腕なんだが・・・」
「「嫌ッ!! 離さないもん!!」」
「そ、そうか・・・」
両腕は共にしがみつくように二人に持ってかれている。・・・まぁ悪い気はしないが。
「「えへへ、リュート(くん)だぁ~・・・」」
「・・・」
心配、かけたんだなぁ。こんなに綺麗で、こんなに優しい二人に、心配、かけたんだなぁ。
そう思って、俺は二人を抱き寄せた。
「「!?」」
「ごめんな。二人とも」
「「ぁ」」
「迷惑をかけて本当にごめんなさい。そして、ありがとう。こんな俺を待っていてくれて」
「「・・・」」
彼女たちは俺の言葉を待っている。そして俺は二人に向けて言葉を紡ぐ。
「二人とも・・・大好きだよ」
「ぁ・・・。ふふ、私もだよ、リュートっ」
そう言って抱きつく力を強めるシア。その一方でアリスはというと、
「・・・ッ!?」
顔を真っ赤にしてうつむいてしまっていた。
非リアの皆さん。リア充(ry ですね。
まぁそんなことは置いといて、後少しで二章終了です。
ちなみに、この世界は日本における4月が9月になっています。
実は今の季節、夏真っ只中なのでリュートたちは少し時間をもて余している状態です。
なので二章が教師ではなく三章で教師になる。という感じになります。
まぁそんな感じに進めて参ります。
以上、トッポーからでした。




