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第6話

ちょっと真面目パートが多いような気がしてきましたね...

「こりゃまずいことになったぞ」


俺がトイレから帰ると神田さんは大学生であろう男子3人組に絡まれていた。


流石に無策で突っ込んでも返り討ちに合うか?


どうすればいいんだ


など近づきながら色々考えている内にとうとう目の前まで来てしまった。



どうしよう。



そう思い、ふと彼女の方を見ると今にも泣きそうな悲しい顔をしていた。



そして、気付けば



「あの、彼女困ってると思うんでやめてもらってもいいですか?」



俺は大学生3人組と神田さんの前で立っていた。



「ああ〜? 何なの君? 関係なくない?」


3人組の真ん中の男が少し怒気を含ませたような口ぶりで言ってきた。



「関係なくないです。俺がその彼女の待ち人とやらなので。」



俺も少し挑発気味に言い返した。さっきの神田さんの悲しそうな顔を見て、俺も頭に来ているのだ。



「じゃあ何〜?その子の彼氏かなんかなの? だとしたら釣り合ってないけどね〜」



と、左の男がさらに挑発してきた。ほんと鬱陶しいな。



「そうだと言ったら立ち去ってくれますか? 」



「ハハハハハッ!君面白いねぇ。流石に彼氏持ちに手を出すほど見境ない訳じゃないよ」



そう言って3人組は立ち去っていった。

話し方もものすごく鼻についたが目的は彼女を助けることだ。それは果たせたのでなんの問題はない。



「大丈夫だった?もう心配ないよ。」



そう言うと彼女は、



「ほんとに、すごく、怖かった... ありがとう平塚くん」


と、泣いてるのか笑ってるのか分からないくしゃくしゃになった顔でありがとうって言ってくれた。



「そうだろうね。さ!はやく漫画買って帰ろうか!」


「そうね!早く買って帰りましょう!」


俺は彼女を励ますためにわざと快活に話すよう努めた。






そして、本屋で漫画の続きを買って今は最寄駅から家まで歩いて帰っている。



「ねぇ、平塚くん」


「どうしたの?神田さん。」


「あの、その、さっきのことなんだけど」


彼女は何を言おうと考えているのか途端にモゴモゴし出した。



ほんと面白いなぁ。



「さっきは本当にありがとう。とても怖かった。平塚くんがいなかったら私どうなっていたか」




「流石に男子大学生3人組に囲まれたら誰だって怖いよ。

今だから言うけど俺だってめっちゃ怖かった...」


と、苦笑いしながら言うと


「私のために勇気を出してくれてありがとう」



彼女は涙目で微笑みながらそう言った。


そ、そこまで大げさなことじゃないような、、

なんかすげえ照れるわ。


だが、そんな恥ずかしい所は見せれないので


「そこまで言ってもらえて光栄でございます」


と、わざと丁寧に言っておどけて見せると


「ふふっ。何それ」


彼女は笑っていた。



最初は目を合わすだけでも緊張して上手く話せなかったが、今では冗談を言い合ったりする程には距離を縮めることができている。


これを改めて認識させてくれたさっきのクソ野郎にも感謝しないとな。








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