第12話
楓回はもうちょっと続きます!
--------楓視点--------
私は、平塚怜人のことが好き。
ずっとずっと前から。
でも、その彼はずっとましろのことが好きだった。
だから、今日はそれを確かめたかった。
もうましろのことを忘れていたら、私にだってチャンスはあると思った。
でも、結果は否。まだ忘れてはいなかった。
けれど、彼はましろのことを忘れたがっていた。
なら、忘れさせてあげればいい。
彼と2人で過ごす時間を増やして、私との楽しい思い出をたくさん作る。
ましろには絶対に負けない。
もちろん、沙織ちゃんにだって。
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今、家に来るって言った?
もちろん、楓の家に行ったことは何回もある。
だが、楓からの誘いがあったのは初めてだ。
いつも、誰かの家に行くときは俺かましろのどっちかが提案していた。
何か心境の変化でもあったのか?
ましろ関連か?いや、それはさっきしたし......
あ!もしかして!何か悩んでいるのか!
それで、俺にその相談がしたいってことなのか?
そうとなればここは行かなきゃ男が廃る!!
「ああ、もちろん行かせてもらうよ。」
と、すごいキメ顔で言った。
楓は少しびっくりした様子だったが、改まって
「よしっ!じゃあもうちょっと買い物して、帰ろっか!」
「おお!」
それで、まさか夕方になるとは......
「思ってたより遅くなっちゃったね〜」
「そうだなぁ。この時間にお邪魔しても大丈夫なのか?」
「私の家は大丈夫だよ!今日は夜遅くまで誰も帰って来ないし! 怜人の方こそ大丈夫なの?」
「ああ、もう親には伝えてるし大丈夫だよ。」
沙織にも一応その旨は伝えておいたし、遭遇する可能性は無い。これで完璧だ。
「そ、そうなんだ......」
なんかモジモジしてるけどどうしたんだ?
さっきはましろに対して強気な姿勢だったのに、急にしおらしくなって、
この子の情緒はどうなってんだ。
「せっかくの楓からのお誘いなんだ。断る理由なんか無いよ。」
「ううぅ...... もうわかったからぁ...... ちょっと黙ってて」
「何で!?」
そうこう言ってる内に、楓の家に着いた。
「じゃあ、上がって」
「おう、お邪魔しまーす」
楓の家に来たのは中学以来だ。まだ、ましろが居た頃は3人でよくこの家でも遊んだものだ。
てか、さっきからやっぱりましろのことも考えてしまってるな......
今回は、俺が楓からのお誘いでこの家に来ているんだ。
しかも、なんか悩みがあるっぽいし。
俺にちゃんと解決できるかなぁ......
読んでいただきありがとうございます!




