暗闇を抜け、柵を突き破った先に…
ドシャバ〜〜ン!!
「うぐぅ!」
俺はとって(?)に掴まって必死で振動に耐えた!
「アイヤ〜〜〜!!」
ないアルは………アイツ窓を開けてたもんだから……外に投げ出されて……
「ふがもも〜〜!!」
地面に叩きつけられた……だが、手で頭部を保護し、肉付きのいい横っ腹で着地して、ダメージを最小限に抑えた!
奴は実験で吹っ飛ばれる事が多いから身に着けた見事な受け身……なのか……
実は武道の達人……まさかなぁ(笑)……身長160cm体重80kgの小太りでいかにも人の良いツラをしてるコイツがなぁ…ハハハ……
「大丈夫か、ないアル?」
「あいたたヒ〜ヒ〜……何とか問題ないアルよ」
「ここは……過去……なのか…10年前…じゃあまり昔、て感じもねぇな……柵を突き破ったみたいだぜ」俺と、ないアルは突き破った部分に移動したが…
「アイヤ〜〜〜!!シャチ!これは突き破ったんじゃないアルよ〜〜!」
本当だ!これは突き破ったんじゃく、内部からブチ壊れた感じだ!
「なんか…柵の真ん中に『突然現れた』て感じだな…そりゃそうだ!…」
「シャチも気付きアルね。ニュートラルじゃ進んだり下がったり出来ないアルからね」
「ところでビデオとかに記録しなくていいのか?『バック・トゥ・ザ・フューチャー』じゃ……」
「してないアルよ。それで構わないアルよ」
「何だよ!?勿体無いじゃねぇか!タイムマシンの発明者としてお前の名前が残るんだぜ!?」
「アイヤ〜〜〜!!シャチ!それは私も変わりがないアルよ〜〜!たけど、私の発明は時代を先取りしすぎて、今の倫理観に合わないアルよ〜〜!た、たから……」
「そっか。そりゃ確かに色々面倒に巻き込まれちまいそうだな。よし、せっかく過去に来たんだ10年前、俺が7つの頃の街を……」
「アイヤ〜〜!!シャチ!いくら記録しないアル言ても、時代に影響アル事しちゃいけないアルよ〜〜〜!!」
「判ってる、て!じゃあまずコイツ(タイムマシン)をどっかに隠した方がいいんじゃねぇか?」
「その通りアルね!ては…」
俺とないアルは車に乗り込んだ……
が……
「アイヤ〜〜〜!!」
お読み下さりありがとうです♪さあついに過去へタイムスリップしたシャチと、ないアル!過去の世界で2人を待っている物は何なんでしょう(笑)。ではまたよろしくです!