優しい兄
今回短いです。 先に謝っときます。 書くの下手ですいませんでした。
「皆さーん、もうすぐで体育祭がありまーす。 それについての説明と進行を級長さん、よろしく」
芝野加菜江先生がそう言った。
なぜ先生が説明と進行をしないんだと疑問に思いながらも、説明を聴く。
級長は田儀有花という名前で真面目そうな人だ。
なぜ真面目と思えるのかというと、メガネをつかているからだ。
いや、もちろんそれだけではない。
背筋も伸びているし、声はハキハキとしている。
あんまり友達いなさそうって思ったが、意外にも普通に話していた。 こんなことを思うのは失礼だろうから、もちろん口には出さない。
競技は二つに出ないといけないようだ。
ここで悩むんだろうが、俺は悩まない。
小学一年生の頃から同じ競技にしか出ていない。
それは、玉入れと綱引きだ。
この種目は、責任をあまり負わなくて楽だ。
それに、俺には10年間の経験がある。
そこらの人よりは戦力になるだろう。
俺は今まで通り種目を選ぶ。
今年も何事もなく終わると思っていたが、一つ面倒なことがあった。
それは俺が恋人をやらせてもらっている綾乃さんだ。
そう、彼女は人気なのだ。
そのせいでクラスの男子はやる気満々、俺をヤル気満々。 なんだか悲しくなってきた。 今の俺はそんなつまらないギャグを言ってしまうほどに現実逃避していた。 綾乃の気を引こうと頑張る男子のせいで、かなり騒がしくなっている。
はぁ、今年は運が悪かった。
来年はきっといい年になるだろう。
まだ六月だというのにどうして来年に期待しているのだろうか?
もし来年も悪いことが起こったら、来世に期待するだろう。
さて、来世まで耐えられるのかはさておき、何故か綾乃が中々来ない。
さっき帰ろうとしたら誰かに呼ばれたそうだ。
また告白なのかと思ったら、呼び出した相手は女子のようだ。
綾乃がそっちに目覚めてくれたら、それはそれでラッキーだが、そうなるとみんなの俺を見る目は、怒りの篭った目から、目を合わせることすら辛いほどに同情した目を向けられることだろう。
さすがにそれは俺が本気で来世を願いたくなるから、綾乃を呼び出した女子にはドンマイと言っておこう。 と言っても、話があると言われただけなのだそうで、告白とは限らないし、ほぼないと思っていいだろう。
もし勝手に帰っていたとしたら俺は帰り道に振られた男子のような表情で帰ることになりそうだ。 もしそんなを綾乃が見たら、綾乃には罪悪感という名の大ダメージを期待できそうだが、そもそも家に帰っているなら会うこともないだろう。
ということで、今のは無駄な考えということになる。
今の俺はそんなことを考えるほどに暇なのだ。
だが、罪悪感は人に大ダメージを与えられる。
それは最近俺が味わったものだ。
利明には罰ゲームで一緒に帰る約束を取り付けたが、利明の体が震えていたため、俺は利明を逃がしてあげることにした。
さて、綾乃は今頃どんな話をしているんだろうか?
次はそんなことを考えながら綾乃を待った。
私のお兄ちゃんは優しい。
それは、子供の頃からそうだった。
と言っても、生まれてからずっと一緒に居た訳では無い。
私とお兄ちゃんは血が繋がっていない。
というのも、私の母とお兄ちゃんの父が再婚したからだ。
私とお兄ちゃんはそのときに出会った。
私とお兄ちゃんはそのとき、仲が悪かった。
いや、私が一方的に嫌っていた。
私の父は幼い頃に死んでしまった。
私は幼いと言っても小学1、2年生くらいの頃だ。
たくさん泣いたし、喚き散らした。
でも、母はそんな私をあやして仕事を頑張っていた。
と言っても、泣いたりしたのは初めの1週間くらいで、母はそこまであやしていないが。
それから私は人見知りになった。
というのも、半分は大人達のせいだ。
母と話すとき、気まづそうにしたり、泣いたりと、父の話や今後の話ばかりだった。
それかれ一年ぐらい経ったときだった。
母はいきなり再婚した。
母はその再婚相手と何度も会っていたようだが、私は会ったことがなかった。
いきなり一緒に住むことになったと言われても納得出来ないし、どう接すればいいかわからなかった。
私が人見知りというのもあったし、相手の子供に私より一つ歳上の男の子がいたのもあって、私は馴染むことができなかった。
何かを言われても無視したり、部屋に閉じこもったり。
でもそんな私に、義理の兄は毎日話しかけてくれた。
私がお兄ちゃんと話すようになるまで一ヶ月くらいかかったが、私がお兄ちゃんに懐くまでに時間はかからなかった。
学校から帰ってきたら、真っ先にお兄ちゃんの元に向かったし、毎日一緒に寝た。
でも、お兄ちゃんはなんでそこまで私に優しく接してくれるのかわからなかった。
我儘を言っても怒らないし、いつも優しい。
私が泣いたりしたら焦るし必死になる。
それとなくお兄ちゃんに聞いてみたけどはぐらかされる。
お兄ちゃんは大切な家族だからと言っていた。
きっとそれが本当なんだろう。
お兄ちゃんは寝言でお母さんと言っていた。
子供ならそれは普通なのかもしれないが、それと同時に謝っていて、いつも泣いていた。
それは、大人になった今もそうだ。
お兄ちゃんにお母さんのことを聞くと、微笑んで優しい母だったと言っているだけだ。
はぐらかされるばかりでなんにもわからなかった。
だけど、とのときのお兄ちゃんからは、触れられてほしくない思いが伝わってきた。
だから、お兄ちゃんが言ってくれるまで聞かない。
私は出来る女なのだ。
お兄ちゃんは誰にも頼らない。
相手がする場合には止めないが、自分からは絶対に頼まない。
同じミスはしないように努力するし、人前では泣かない。
後悔しないようにしろよって、よく言われたが、それはお兄ちゃんが自分に言っているようにも聞こえた。
お兄ちゃんは人に甘えない。
だから私が甘えさせる。
お兄ちゃんは人に頼らない。
だから私が頼らせる。
お兄ちゃんは家族が好き。
だからではないけど、私は世界で一番お兄ちゃんが大好き。
最近、そんなお兄ちゃんに迷惑をかけるビッチが現れた。
ビッチではないが、人の兄を無理やり恋人役なんかにする人はビッチがお似合いなのだ。
優しいお兄ちゃんに付け込んだのだ。
お兄ちゃんは人にお願いをしない。
だから、お兄ちゃんから恋人役をやめようと言うことはない。
やめたいと思っていても、それを言うことはない。
お兄ちゃんは臆病なのだ。
だから、そんなお兄ちゃんの代わりに私が言ってやるのだ。
その結果、お兄ちゃんの良心が傷もうとも、私が見ていられないから行動するのだ。
そんな我儘な私をずっと好きでいてくれる兄が、私は大好きだ。
文章書くの、やっぱりまだまだですよね。 あとどれくらい書いたら違和感なくなりますかね? キャラぶれてませんかね? 大丈夫ですよね? なんか怖いです。 批判されまくったら書く気力なくなりそうです。




