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聖美さん、こっちに着替えて

 江藤社長が何故か自衛官に連れさらわれてしまった。意味も判らない理由出だ。美由紀らは困惑していたが、さきほどまで話をしていた前田警部を呼んでほしいと鑑識をしていた警官にいったところすぐに来てくれたので事情を話した。


 「それはおかしい。だいたい自衛官が警察権を民間人に行使することはないはずだ。大竹紘子だね? する本部に照会するから」といって前田警部が連絡をすると、しばらくして何か連絡があった。


 「その自衛官は実在するようだけど防衛省は何も教えてくれないそうだ。取りあえず江藤社長が拉致されたらしいと連絡したので、探してくれるそうだから、安心して。それに自衛隊といえども日本の法律の中で動いているはずだから何かの手違いということですぐ戻ってくるはずだから」と言ってくれた。


 このような状況ではジャイアント・カメラ東京中央店は数日間は営業できそうになかった。そのため残された美由紀と三村技士、臨時の売り場担当責任者の野村誠と赤松聖美は近くのサイバーテック本社ショールームに行くことにした。


 その前に聖美にはローズマリーの機ぐるみを脱いでもらった。美由紀からすればどうしてジャイアント・カメラの売り場にあんなポンコツを置いていたのか理解できなかった。一方の聖美もわけも判らないうちに機ぐるみを着せられたうえ、今度は職場が悲惨なことになったことが悲しかった。それにもまして薫は重傷、美咲は行方不明という状況も悲しかった。


 四人は江藤社長が乗ってきたワゴンにのってサイバーテック本社ショールームにいた。ここは美由紀が社長令嬢という事をしっているので、特別室にいつも通してくれるからだ。ここで美由紀は薫が入院している病院の場所の確認と、なによりも父親が自衛隊に拉致されたことを母の香織に連絡した。


 母の香織は「そんなはずはないでしょ」といったが、その場にいた三村技士らの話を聞いたうえで、「それじゃ知り合いの苫米地さんに連絡するわ。彼ならパパの昔からの友人だから力になってくれるはずだから」といった。苫米地昇平とは防衛省特殊機動部隊担当の次官で、日本のパワードスーツ部隊の責任者であった。


 一同は、ここで今後のことを相談していたが、突然美由紀が立ち上がった。「聖美さん、こっちの機ぐるみを着てくれませんか? ローズマリーよりもカッコいいし、なによりも美咲先輩をさがすのにいいから」とこの部屋にある機ぐるみを指差した。


 この機ぐるみは「ジャンヌ」といい、強力な戦闘力を持つ女性型警備用ガイノイドのシリーズだった。




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