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出会い

ヤバい今日時間はかかったなと思い店に入る。

入ってすぐコインを引き出す。

何をして遊ぼうかと後ろに向いたその時

何かとぶつかる。そして

ジャリーンと心地よい音がした。

俺は相手を見て女の子だと認識すると

「ごめん大丈夫?」

と、反射的にコインを拾いながら謝った。

「ああ大丈夫大丈夫。」

と、笑顔で返してくれた。

枚数は減ってませんか?と聞こうとすると

「数えるの面倒だから。」

そういってそそくさとスロットコーナーに

いってしまった。

俺はちょうどアミー漁にいい席があったのて

座ることにした。

コインをちょうど入れようと思ったその時

「隣いいですか?」

へっと思い右を向くとさっきの女の子がいた。

俺はかなり動揺した。

確かにこのゲーム1サテライトに2人座るって

遊ぶことができる。

だが名前も知らない子と一緒に楽しんで無駄なく

コインを増やせるかというとそうではない。

「ここ座っていいですか?」

と、隣のサテライトを指差した。

俺はどうぞと答え椅子をずらした。

別に隣のサテライトでやるのになぜ許可を

俺に求めたのか?

なぜ他にいい席があるのにここに座ったのか?

俺は腑に落ちないながらもプレイを開始した。

案の定俺の方が最初にjackpotチャンスにはいった。

俺はよくわからないこの子を気にしていたが、

そんなことはこのドキドキ感がくれば関係ない。

が、嫌なことが起きる。

なんと俺が獲ろうとしている魚が全部

あの女の子に獲られているのだ。

敵ながら?天晴れと思いつつも俺は何か気乗りせず

そこで席を離れた。

次に選んだのはスターホース2

安定して勝てる様になれずあまりプレイする事も

なかったのだが今日は珍しくプレイする人も

いなかったので自分が育てた馬をレースに出そうと

思いカードを出した。

コインを入れながらカードを入れようとしたら

カードを落としてしまいおもいっきり

席から飛び出す。

誰かの足の前でカードが止まり

すいませんと言いつつ顔も上げずに

カードを拾い眺める。

「ああすみません。」

顔を上げて困った感じの顔を見る。

またあの女の子だ。

「あの踏んづけちゃってすみません。」

踏んづけちゃってたって爪先にカードが

ぶつかっただけなのにと思い

「いや、悪いのは俺だから。」

と言って席に戻る。

いよいよレースにだそうと出馬登録をし

2レース後に自分の馬が出る。

すると他の馬をサイドで買ってるマークが

ふたつでてくる。

よく見ると自分の後ろにあの子が座っていた。

何なんだろうと思いつつも振り返り

馬券を買うとすると嫌な予感がする。

あの子が買った馬が勝つという予感、

そしてこういう時のそういう予感は

当たる流れだということ。

そしてその予感通りあの子の馬は1着2着

俺の馬は4着に終わった。

俺は何かにイライラしていた。

こんなに印象深く1個人にジャマされた経験が

無いわけではないがイライラしていた。

俺はコインを全て払い出しさっさと預け入れ機に

入れて帰ろうとした。

まだ30分はいることができるが久しぶりに

やる気が失せた。

立ち上がり帰る準備をし始めると下からエラー音がするコインが多すぎて払い出しきれないのだ。

実はさっきのレースで残ったコイン300枚弱全部

あの子が買った馬に連複で賭けていたのだ。

店員を呼びコインを預けて家に帰る。

勝ったのにあまり楽しくないのは久しぶりだった。

家での鬼武者も気分がのらず速く寝た。

明日はジャマがはいらないことを願って。

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