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冷笑主義  作者: 不二 香
第一章 Before 1492
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第6話【白く冷たく美しく】後編




「面白い」

「だろう?」

 ソテールは言ってゆっくり二振りの剣を抜いた。

 銀の剣身が聖堂内の光を受けて金色に輝く。鮮烈で、不吉な光。

「時に、私は丸腰なのだが?」

 吸血鬼が悠長に辺りを見回していた。

 しかしとりあえずは聖なる祈りの場。使えそうな槍を持った甲冑像もなければ、宝玉で飾り立てられた鈍くさい短剣ひとつない。

「仕方ないな、一本貸してやる。お前には聖剣なんて関係ないから扱えるだろ」

 放物線を描いたそれが吸血鬼の手に納まると、彼が小さく笑った。

「まだこれを持っていたか」

「懐かしいか?」

「幾分は、な」

 ユニヴェールが高く掲げ光にかざした剣身には、その剣のかつての主の名が刻まれていた。

 Charlot de Univers

 そしてソテールが構える剣にも同じく。

 Soter Weltall

「両方がクルースニクであっては、滅ぼしあいの腕比べなど出来なかった」

 百年前の感触を確かめるように何度か柄を握り直して、ユニヴェールがつぶやく。

 ソテールは蒼い切れ長の目を閉じ、短く息を吐いた。

「お前は昔からタナトスに取り憑かれていてどうしようもなかった。本当に先に死ぬとは思わなかったけどな」

「だが私はなかなかしぶとかったろう?」

 黒の吸血鬼がゆったりと視線を上げてくる。

「死にはすれど、滅びはしなかった」

「お前を殺した奴らの方が死にそうな顔をしていた」

「…………」

 会話が途切れ、静寂が横切る。

 ──次瞬、二者が同時に地を蹴った。

 夜が軋む金属音。

 白く走る斬撃のひとつひとつが殺す剣。

 白と黒が翻り、木造の長椅子が──人々が座り祈りを捧げていた椅子だ──巻き添えを喰らって無残に砕け散る。

 轟く音は破壊と剣響。

 華麗かつ容赦のない地獄の崖っ淵。

「ただのクルースニクではお前を滅ぼせない」

「だが貴様はただのクルースニクではない」

 上段、下段、払って飛び退く。

 だが間髪入れず鼻先をユニヴェールの切っ先が空を薙ぐ。

 返す剣で首を狙えば、向こうは瞬時身を返して力任せに止めてくる。

「百年前の人間は、これを予想していたかな」

「していたらお前を殺しはしなかったろうよ」

 剣術の試合をしている如く、隙のない打ち合い。

 一閃一閃が全開の殺意を持ち、剣圧は常人の比でなく。

 十字に斬り結ぶその度、聖堂が澄んだ鋭い衝撃に悲鳴をあげる。

 ぱらぱらと漆喰が剥がれ、粉が降る。

「だがもし──」

「過去のことなどどうでもよい」

 言いかけたソテールを制す笑い声。

 同時に高い頭上から閃光が振り下ろされる。

「互いに、今の方が昔より面白かろう?」

 人にあらざるその重さをソテールは真正面で受け止めて、効かぬとばかりに跳ね返す。

 黒髪が踊った。

「……どうだろうな」

 用のない時は薄暗く湿った地下で延々と眠らされ、用があると目覚ましをかけられて、やることはいつだって殺し合い。

 なんと殺伐とした人生だろう。

 相手に不足はないわけだが。

 考える間もロクになく、吸血鬼が言葉を続けてきた。

「貴様の息の根を止めるには」

 ユニヴェールが振り切った衝撃で、側面を照らす巨大な燭台が砕け散る。

 ソテールはその懐目掛けて踏み出すが、紙一重でかわされる。

 そのまま斜めに斬り上げれば、空気を切裂いた刃が聖人像の首を落とした。

「本気が必要かもな」

 再び距離を取っての対峙。

 どちらもいくらか手負っている。だが、どちらも致命傷──どころか切り傷以上の傷はない。

 ──と、ふたりの耳に不快な足音が届いた。

 ばたばたと品のない、複数の出現。

大兄(グラン)・ヴェルト-ル!』

「デュランダル……か」

 年若い男の叫び声と、ユニヴェールの嘆息が重なった。

 大聖堂入り口の方から数人、祭壇の後ろ通路から数人、白い隊衣をまとい聖剣を構えた仮面の者たちが、ふたりを囲むようにして唸り声を上げていた。

 白十字団の上を行く教皇庁の非公式特務課、デュランダル。

 百年前から、対不滅の吸血鬼ユニヴェール専用となったクルースニク集団。

「邪魔をするんじゃない!」

 ソテールの麗貌がこの上ない不機嫌に歪んだ。

 怒号は蝋燭の炎をも動かす。

「ですが!」

「今はまだお前たちが手に負える相手ではない」

「──我々はデュランダル。貴方だけが特別ではない!」

「死にたいか!」

 蒼眸が牙を剥く。

 仮面のどれもが不満を訴えているが、彼らではこの化け物には敵わないのは分かりきっていることなのだ。

 秘蔵のデュランダルだが──眼前の吸血鬼に殺されて人員が変わるたび、衰えている。

 呑気な貴族や枢機卿たちは知らないかもしれないが、ソテールからすれば一目瞭然。

 育て上げる時間さえ与えられない今や、デュランダルとはいえ一部の古参を除いて白十字に毛が生えた程度でしかない。しかも頼りの古参は今やってきた顔ぶれの中にはいない。

 ──結果は明らか、皆殺し。

「我らは主のために死ぬことが使命です!」

「そうか」

 答えたのは、鷹揚な仕草で両手を広げる吸血鬼だった。

 それが、剣を手放した。

 美しい一本の旋律を奏で、聖剣が地に跳ね返る。

「良い心がけだ」

 彼は自分の名が刻まれた剣を、いとも簡単に捨てた。

「──ユニヴェール」

「全員まとめて……おやすみなさい(ボンヌ・ニュイ)

 男が厳かに告げた瞬間、吸血鬼の足元に落ちていたくらい影がざわざわと蠢き出した。春の未明、眠っていた蟲が一斉に孵化ふかしたかの如く。

 光の届かぬ聖堂の隅、生き残った長椅子の背後、原型を留めない説法台の下、破壊の後の瓦礫の山、わだかまった闇が侵食を始め、巨大な黒翼となって天蓋を覆う。

 紳士のまま佇むその男の手には、冴え冴えと輝く巨大な大鎌が握られていた。

真の吸血鬼(ユニヴェール)は闇であり──……」

 紅が優しくわらった。

さようなら(アデュー)

「逃げろ!」

 声の限り叫んだソテール。

 剣を振りかぶった蒼眼に移ったのは、床から伸びた黒い残像。

 宙を舞う仮面と曲線を描く赤い血筋。

 支えを失って輝く軌跡を残して床に落ちる聖剣。

 声を断たれた部下の叫び。

 砕けるステンドグラス。

 色ガラスの破片がきらきらと光を反射しながら、膝から崩れる白の始末人たちに降り注ぐ。

 彼らには、何が起こったのか分からなかったに違いない。そして思いも寄らなかったに違いない。自分自身の影に殺された、などとは。床に伸びた自らの影が瞬時漆黒の鎌となり、主の首を落とした、などとは。

 吸血鬼は命じただけ、指一本動かしていなかった。

 しかしそれが分かって何になろうか。

 闇が全て凶器ならば、逃げ場はないのだ。

 光があるところには、影がある。闇の中に光はなくとも、光の中には闇がある。

 それが世界だ。

 そして真の吸血鬼(ユニヴェール)は──闇そのもの。闇を自在に操り、闇となる。

 ソテールがユニヴェールへと一閃した刃は翻された大鎌に阻まれ、しかし──

光 あ れ(フィアット・ルクス)

 彼は唱えた。

 瞬間、時間が止まる。

真の吸血鬼(ユニヴェール)は闇であり……真のクルースニク(ヴェルトール)は光である」

 ソテールは、吸血鬼が言いかけていた言葉を継いだ。

 それから一拍。

 眼の前の化け物の左腕が重い音を立てて床に転がった。

 そして、吸血鬼の胸は金色に輝く光槍によって背中から貫かれている。

 祭壇に祀られた、金色の聖像。

 蝋燭の炎によって照らされたその光が、ソテールの命令によって収束し、不滅の闇を射抜いたのだ。

 朽ちた血液が光を伝って床に血溜まりを作ってゆく。

 すでに死した身であっても、光そのものに串刺しされれば苦痛なのだろう。

 不滅の吸血鬼が苦々しい吐息と共に柳眉をひそめる。

 だがユニヴェールは、咳き込み血を吐きながらも笑って言ってきた。

「──相討か」

「そのようだ」

 クルースニク、ソテール・ヴェルト-ル。

 彼の左腕もまた落ちていた。

 胸を背から貫かれているのもまた同じく。

 違うのは彼を貫く槍の色が黒だということ。それはソテール自身の影を凝縮したものであるということ。

 白い外套がいっそ華麗なほど朱に染まっていた。

 ──仕切り直しだ

 言おうとしたが、吐き出されたのは言葉でなく大量の鮮血。

 ふと気付けば、聖剣で身体を支えていた。

「朝が、来る」

 柱の上に並ぶ採光用の小窓を見上げ、吸血鬼がぽつりと漏らす。

 ソテールがつられて見やれば、濃紺だった空はいつの間にか薄い黄味と紫色を帯びて、世界の目覚めを連れてこようとしていた。

 闇から光へ、世界の覇権が変わる宵。

 死者から生者へ、その境目さえ分からぬほどに路を歩く者が変わる。

 自らの役目の終わりを悟り、光槍も闇槍も霧散する。

「……退こう」

 ユニヴェールが自分の名が刻まれた聖剣を拾い上げ、こちらに投げて寄越した。

 どこへ消えたのか、大鎌は跡形もない。

「退く?」

「知らぬか? 光でやられた傷はなかなか癒えぬものなのだ。それにローマは荒らし尽くしてもう飽きた」

「闇でやられた傷が……毎晩俺を喰い尽くそうと侵食を始めるのと……どちらがひどいだろうな……」

「さぁ。どっちもどっちだろ」

 ソテールからの返り血なのかそれとも己のものなのか、判別つかぬ血糊のついた指をぺろりと舐め、ユニヴェールが静かに背を向けた。

 彼は一瞬祭壇を仰ぎ、

「またいつか、殺ろう」

 肩越しに言って一歩足を前に出す。

 そこに落ちているのは彼自身の影。

「ルナール! 帰るぞ」

 どこへともなくユニヴェールが声をかけると、これまたどこからともなく黒猫がすっ跳んで来る。

 そしてそれは一声鳴いて影に飛び込んだ。

さようなら(オー・ルヴォワール)

 いつもの淡々とした気障きざったらしい言葉を残し、不滅の吸血鬼は影に沈んで──消えた。



 シャルロ・ド・ユニヴェールが退くということは、暗黒都市そのものが退くということ。

 結果的には、任務完了と言うべきかもしれない。

「ローマは……救われたのですか?」

 まだ戦慄に震える部下の問いがどこからか響いた。

 息のある者がいたらしい。

 だが、白のクルースニクはそれには答えなかった。

「──また」

 それだけを小さく言い置き、彼もまた立ち上がる。

 どこからともなく駆けつけてくるローマの聖騎士たちに部下の介抱を頼み、自身は手をかされることを断り、命ある者の証である鮮やかな紅の血に塗れ、聖剣二振を鞘に戻し、壊れかけた聖堂を背景に。

 半分砕けたステンドクラスから清涼な朝の光が差し込んで、美しいモザイクの床面を照らし出す。

 彼はその上に血の足跡をひとつひとつ置きながら、ローマの街へと出て行った。



◆  ◇  ◆



「今回は、あの化け物をどうやっても引きずり出す」

 クレメンティが零下の温度で断言した。

「こちらから仕掛けるというわけか? 勝算は」

 ソテールは世間話でもするくらいの調子で斜めに男を値踏みする。

 だが、返答は月並みだった。

「勝算がなければ動くわけがないだろう」

 飾りっ気のない男だ。

「こちらはお前の他にもうひとり、切り札を手に入れた」

「それは……」

「ダンピール」

 背後から玲瓏とした女の声がした。

 振り返れば、教皇庁にはおよそ似つかわしくない派手な女が堂々と胸をはって立っている。

 枢機卿たる緋色の法衣、大きな紅玉の耳飾に細い腕には二重の金鎖、ダイヤの輝きが連なる首飾りはそれだけで貴族の館がひとつ買えてしまいそうな勢いだ。

 だが始末が悪いことに彼女は、それだけの貴石を凌駕する美しさを持っていた。

 性格が悪そうとか良さそうとかではなく、その枠組みさえ吹き飛ばす強靭な美女。欲しいものはすべてその手で掴み取る。

 そういう自信に溢れている。

「ダンピールが何かは貴方も御存知ですね? ヴェルトール隊長」

 重そうな金髪をわずかにかきあげて、女が首を傾げた。

 透き通った碧眼が有無を言わさずこちらを見ている。仕方なくソテールは教科書どおりに答えた。

「知ってるさ。ダンピール──吸血鬼を滅ぼすことを生まれながらにして約束された子ども、だろう。手早く言えば、吸血鬼と人間の女の間に生まれた子ども」

「そういうことです。ダンピールは貴方たちクルースニクのように闇と闘うことを宿命付けられた者ではなく、滅ぼすことを宿命付けられた者。吸血鬼が絶対に勝てない相手」

 ──この女は何だ?

 クレメンティに疑問の視線を投げると、彼がひとつ咳をした。

「こちらはシエナ・マスカーニ枢機卿。特務課デュランダル長官を引き受けてくれた──お前の上司だ」

 紹介されると同時、陰っていた部屋に再び陽光が差す。

 彼女の立ち位置は計算されていたように光の真ん中であり、妙齢の美女はクレメンティに目もくれず、朗々と言い放った。

「不滅のクルースニクと最強のダンピールがいて敗北はあり得ないわ。ソテール、必ずシャルロ・ド・ユニヴェールを葬りなさい。その代わり、どんな手段を使おうが構いません、貴方の好きなようにやればいいでしょう」

 お手上げだというような、冷たいクレメンティの眼差し。

 たかが“女”が自分たちよりも上に立っている、その不満を隠そうともしない白けた僧侶たちの眼差し。

 だが彼女はそんなことを気にした様子もなく、手にした扇をぱちんと閉じてびしっとソテールに突きつけてくる。

 紅唇が、ソテール以外には見えない角度で意味ありげに笑っていた。

(──この女……)

 しかし、言葉はやはり明朗快活に。

「全責任はわたくしが取ります」




 ──その頃ユニヴェール邸では。


「……ゲホゲホ」

 麗しの吸血鬼が咳き込んでいた。

「風邪でもお召しになりましたか? ユニヴェール様」

「風邪なんぞで死にはしない。問題は薙がれた手足をどうやって再生するのか、だ」

 斜めな双眸の男は、焼けて変色した本の文字を指で辿りながらつぶやく。

 そう。それが重要なのだ。

 どうせ不死身のこの身体、風邪くらいで死ぬわけがない。だが先日白十字という輩を相手にして判明したもっと切羽詰った問題がある。

 ──部分的な再生方法を忘れた。……のだ。

 今回はいい。身体丸ごと灰にされたおかげで両手はすっかり元通りだ。

 だが、腕や手を落されるたびに全身を焼いていたのでは、格好が悪い。腕だけ、手だけを再生させる方法があったはずなのだが……。

 そんなこんなで、せっかく起こした三使徒の初仕事は地下書庫での書物漁りになり──ユニヴェール自身もこうやって過去の日記をめくって記述を探している。

「そんなものどうやったら忘れられるんです」

 紅茶を運んできたメイドが、呆れたというよりも見放した調子で言ってくる。

 ユニヴェールは顔を上げて睨みつけた。

「お前もン百年生きてみれば分かるだろう」

「嫌です」

「…………。それよりもパルティータ、ルナールを呼んでこい。あいつなら私が昔いつ頃手だか脚だかを失ったことがあるか覚えているかもしれん」

「今、夜ですから。彼、猫ですよ」

「構わん」

「だから出かけています」

「…………」

 ユニヴェールは大きく深呼吸して机の上に肘をついた。

「お前は何か心当たりないか?」

 紅を上目遣いにすれば、彼女は抑揚のない視線のまま、

「ローマやヴァチカンが影響を受けるような大きな事件の時ならば、暗黒都市も向こうに仕掛けたりと動きがあったんではありませんか? 例えば、東ローマ帝国(ビザンツ)の滅亡時とか」

「三十年程前か……。否、あの時は私はここを離れなかった」

「ではジャンヌ・ダルクの魔女裁判」

「見物に出かけたが薙がれた記憶はないな」

「……百年ほど前の教会大分裂(大シスマ)時はどうです?」

教会大分裂(大シスマ)……待てよ、それより過去に大きいのがあった。教皇がアヴィニョン捕囚された時だ」

 ユニヴェールは、蒼白く鋭い顔に満足そうな微笑を浮かべた。

 世の娘たちを魅了してやまない吸血鬼の毒。

「あの時はこの私が退いたのだ」

「……退いた?」

 メイドが首を傾げた。聞き間違いかというように。

 だが、彼はむしろ嬉々として肯定する。

「そうだ、退いた。左腕を失って──無論、同程度やり返してやったが」

「それじゃあ相手の方は」

「まだ生きている。おそらく──もし未来、私を滅ぼす者がいるのだとすれば、奴だけだろうな」

「二百年前から、生きている……」

「三百年前からだ。元、私の上司だからな。たかだか一年早く生まれただけで、上司!」

 どうでもいい訂正をしながら、彼は当時の日記を手にした。

 埃が舞ってまた咳き込むが、ページを繰る手は止めない。

「──あったぞ」


 1310年 ×月4日


 ソテール・ヴェルトールと一戦やらかす。

 左腕を落とされた。左腕を落としてやった。


「で、治し方は書いてあったんですか?」

「そう急くな」

 ユニヴェールはそのまま美しい形の爪先を下へと滑らせる。

 記述はすぐ見つかった。

 間には、どうでもいいような走り書きふたつしかなかったからである。


 1310年 ×月24日


 治った。



 ユニヴェール邸に罵声が響く。

「──私の愚か者ッ!」




THE END




■サン・ピエトロ大聖堂

聖ペテロが殉教した地に、324年コンスタンティヌス帝が建立したと言われる。1505年に再建が決定。ルネサンスを代表する建築家ドナト・ブラマンテによって構想がなされ、彼の死後はラファエロに引き継がれ、ラファエロが夭逝するとさらにそれはミケランジェロへと引き継がれていった。

この話のサンピエトロ大聖堂は、再建される前。


校正時BGM by Position Music [Kingdom of Avilion]


2003年

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