第七章〜軍隊のハチャメチャ対決なのだ!〜
軍事基地の訓練場、朝の冷たい空気の中、イングリッド大佐が部下たちを厳しく指導していた。彼女の鋭い声が響き渡る。
「貴様!何だその様は!真面目にやれ!」
部下たちは汗だくで腕立て伏せを繰り返し、息も絶え絶えだ。そんな中、突如としてけたたましい声が場を乱す。
「なんだとこの野郎!!たー君は真面目にやってるのだ!!」
現れたのは、制服をだらしなく着たたー君。汗と泥で汚れた顔に、破茶滅茶な正義感を振りまきながら仁王立ちする姿は、まるで軍規を無視した暴れん坊だ。
イングリッドは冷酷な笑みを浮かべ、「ほう…反抗的だな。では、今から特別訓練だ。覚悟しろ。」と威圧する。
「特別訓練やってやるのだ!!腕立ては飽きたのだ!!」
たー君が拳を握って反発。イングリッドは目を細め、剣を抜きながら「ほう…では剣術の特訓にしようか。貴様の傲慢さ、叩き直してやる」と挑発。
たー君は即座に「そんな嫌がらせするなら、腕立てしてた方がマシなのだ!!たー君は腕立てするのだ!!」と引き下がる。
イングリッドは剣を地面に突き立て、「この私に逆らうとは…。腕立て伏せ500回。今すぐ始めろ。さもなくば…」と命令。
たー君は「逆らうとかじゃないのだ!!上官命令には従うのだが、無意味なアホな苛めには付き合う趣味はないのだ!!」と反論。
イングリッドは剣を振り上げ、「無意味だと?貴様、この私の指導を愚弄するつもりか!今から3時間、容赦なく鍛え直してやる!」と怒鳴る。
「じゃあ、答えるのだ!!銃や戦車がある戦場の中で剣で戦う意味は何があるのだ!!突撃して撃たれて負けなのだ!!」
たー君が真剣に問い詰めると、イングリッドは一瞬驚いた表情を見せ、剣を下ろす。
「なるほど…。では、明日から戦術の特別指導だ。今日の態度、見込みありと判断する」と方針変更。
「たー君はもうお前の事を信用してないのだ!!先に明日の戦術特別指導のメニューを軽く聞かせるのだ!!」
たー君が疑いの目を向ける。
イングリッドは腕を組み、冷ややかな視線で「ほう、交渉か。面白い。では、明日は0500起床。戦車戦術から始めるぞ」と答える。
「だから、時間はどうでもいいのだ!!内容を教えるのだ!!お前が剣持った部隊で戦車に勝つ戦術を考えろとか言い出さないのか不安なのだ!!」
たー君がさらに追及。
イングリッドは鋭い目で睨みつけ、「貴様…。戦車戦は剣術の延長だ。明日、その真意を叩き込んでやる」と言い放つ。
「後、お前、たー君が腕立て今何回してるのかちゃんとチェックしてるのだ!?」
たー君が突然話題を変える。
イングリッドは目を見開き、少し焦った様子で「な…何を言っている!貴様の腕立てなど数える暇などない!」と取り繕う。
「お前が五百回やれって言ったからたー君従ってやってるのだ!!腕立ては銃とか持って移動する時とかの体力作りにも繋がるのだ!!たー君だけじゃなく、他の人の腕立ての数も数えてるのだ!?」
たー君が畳み掛ける。
イングリッドは顔を赤らめ、明らかに動揺。
「ふ、ふん…他の者の数など…そんな暇は…ない!」と返す。
「アンタは上官なんだったら常日頃からこういう大きな視野で物事を見る修行をしておかなきゃいけないんじゃないのだ!?」
たー君が説教モードに。
イングリッドは言葉に詰まり、拳を握りしめる。「…貴様に説教されるとは。明日から私が腕立てを数えてやる」と渋々認める。
「もういい!!こんな部隊、たー君は辞めるのだ!!こんな上官じゃ死ぬだけなのだ!!偉い人と話して別の部隊に配置転換して貰うのだ!!」
たー君が立ち上がり、宣言。
イングリッドは激しい怒りに震えながら「待て!…私が…謝罪する。この件は上層部には報告するな」と引き留める。
「やかましいのだ!!たー君は偉い人に報告した後ラーメン食いに行くのだ!!サラバなのだ!!」
たー君が颯爽と去ろうとすると、イングリッドは顔を真っ赤にして「待て!…私も行く。貴様の戦術論、もっと聞かせろ」と追いすがる。
たー君は振り返り、イングリッドの腹部に蹴りを入れてから、ストーン・コールド・スティーブ・オースチンのトレードマークであるスタナーを繰り出す!
「たー君スペシャルスタナーなのだ!!」と叫び、イングリッドを地面に沈める。部下たちは呆然とし、たー君は「これで決着なのだ!!」とドヤ顔。
たー君はすぐに踵を返し、「さぁ、ラーメン食いに行行くのだ!!」と颯爽と基地を後にする。




