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ジャミング



モクモク草が焚き火に投げ込まれたことで、その煙は瞬く間に壁の隙間を埋め尽くした。濃い煙は鼻をつくような独特の香りを放ち、狭い空間に充満していく。


「ダン!モクモク草の幻覚作用がくるぞ!」と、ラリーは叫んだ


「早く、覚醒草を!」と、ラリーはダンに指示を出す。ダンはバッグをゴソゴソと探り、覚醒草を取り出すと、すぐにラリーたちに渡した。


ラリー、ダン、そしてリアナは、大急ぎで覚醒草を齧り始めた。独特の苦味が口いっぱいに広がるが、それでも彼らは何とか幻覚の影響を回避するために必死だった。


一方、ジョンたちはというと、モクモク草の煙をまともに吸い込んでしまい、次第に様子がおかしくなっていく。咳き込みながらゴホゴホと苦しむ彼らの表情は、徐々にうっとりとした笑顔に変わり始めた。


「なんだ…これ…すごく…きれいだ…」と、ジョンが呆然としながらつぶやいた。彼らの目の前には、現実には存在しない美しい風景が広がっているように見えたのだ。


「ちょっと!ジョンさんヤバいですよ!この展開!どうしよう、、」

エリックが言うがすでに彼の視界にと幻覚が広がって行っていた。


「ハハハ!俺は平気さ!」

と壁にゴンっと頭をぶつけながらレオもキラリと歯を見せ喋っている



ラリーたちは多少頭がグワングワンと揺れる感覚に襲われつつも、覚醒草のおかげで何とか冷静を保っていた。


「ジョンたち、完全にやられちまってる…」とラリーが笑いを浮かべる。


そのとき、ジョンたちはまるで幻覚に誘われるかのようにふらふらと立ち上がり、壁の隙間から外へと出て行ってしまった。その先は、あのケルベロスが待ち構える広間だった。


「あっ、待てってば、お前ら宝石!宝石を置いていけ!」とラリーが急いで言うが、


「にゃ〜〜んにゃ〜〜ん」

何故かジョンは猫の鳴き声を放ち

他の2人も続くように彼らの姿はすでに煙の向こうへと消えていった。


「だ、ダメだこりゃ」とラリーが呟く


ラリーたちは再びケムリ立ちこめる隙間の中で、次の一手を考えるのだった。

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