宝石争奪戦
ジョンはラリーたちと鉢合わせた瞬間、ハッとした表情を浮かべ、何かを素早く背中の後ろに隠した。
「ん?ジョン、今何か隠したか?」と、ラリーが怪訝そうに尋ねる。
「え?いや、なんでもないよ」と、ジョンは焦りながらも平静を装ってごまかそうとする。しかし、ラリーの目は鋭く、疑いを捨てる気配はなかった。
「ほんとかぁ?なんか怪しいなぁ…」と、ラリーはしつこくジョンを追及し続けた。
そのうち、ジョンが隠していたものがラリーの視界にちらりと映り込んだ。それは、先ほど祠で見つけた王家の紋章が刻まれた宝石だった。
「おいおい、その宝石…見せてみろよ!」ラリーが手を伸ばそうとすると、ジョンは反射的に後ずさりした。
「やめろ、これは俺たちが見つけたんだ!」ジョンは防戦一方だが、ラリーは一歩も引かない。
そして、狭い空間での小競り合いが始まった。ラリーはジョンのチームから宝石を奪おうと必死で、ジョンたちもそれを死守しようとする。しかし、ただの力比べではジョンのチームに勝てないことを悟ったラリーは、ふと何かを思いついた。
「これでもくらえ!」と、ラリーは突然、ダンのバッグからモクモク草を取り出し、焚き火の中に突っ込んだ。草が燃え上がると、周囲に濃い煙が立ちこめ、狭い空間はたちまち視界ゼロの混乱状態に。
「ぐわっ、何だこの煙は!」と、ジョンがむせ返りながら叫ぶ。
煙が巻き起こす混乱の中で、宝石を巡る戦いはますます激しさを増していくのだった。




