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迷宮



ラリーたちは迷宮の入り口をくぐり抜け、広間にたどり着いた。広間は広大で、無数の通路が四方八方に伸びている。すでに他のチームは各々の方向へと散らばり、迷宮の奥深くへと消えていった。


「さあ、どうする?」リアナが目を細めて周囲を見渡しながら問いかける。


「どうするも何も、とりあえずビールでも飲みながら考えよう。」ラリーがバッグから缶ビールを取り出し、軽く振りながら開ける音を楽しんだ。


「えっ、この状況で?」リアナは呆れた顔をしながらも、ラリーの肩を軽く叩いた。


ダンはすでに広間の隅に腰を下ろし、冷静にビールを飲みながら周囲を観察していた。「まあ、焦らずにいこう。逆にみんなと違う方向を探索すれば、何か見つかるかもしれないし。」


しばらく飲みながら迷宮の広間をうろうろしていると、ラリーがふと戻ってきた扉の裏側に気づいた。「おい、こっちを見てみろ。扉の裏に階段が隠れてるぞ!」


リアナとダンが驚いて扉の裏側を確認すると、確かに謎の階段が下に向かって伸びているのが見えた。まるで隠された秘密を見つけたような興奮に包まれたラリーは、「これって絶対に秘密の宝石が隠されてる部屋だろ!」と勝手に結論付け、意気揚々と階段を降り始めた。


リアナとダンも仕方なく後を追いかけることに。「何か嫌な予感がする…」リアナが呟きながら階段を降りていく。


階段を下り切ると、そこにはさらに広大な広間が広がっていた。しかし、振り返ると、階段の出口には謎の光のヴェールが降りてきており、もう戻ることができない状況に。ラリーたちは思わず立ち止まり、慎重に周囲を観察した。


「ちょっと待て…」ラリーが急に声をひそめる。「あれを見ろ。」


広間の中央に、首に宝石をぶら下げた凶悪な顔をした巨大なケルベロスが立ちはだかっていた。ケルベロスはラリーたちに気づくと、三つの頭が一斉に吠え声を上げ、広間全体に響き渡った。


「ヤバい!逃げろ!」ラリーが叫び、三人は大慌てで広間を駆け回り始めた。ケルベロスは追いかけながら鋭い牙を剥き出しにして襲いかかってくる。


「こっちよ!」リアナが壁の隙間を見つけ、ラリーとダンを導いた。三人は何とかその隙間に飛び込み、ケルベロスの攻撃から逃れた。


「危なかった…」ラリーが息を切らしながら言った。


「もう少しでお陀仏だったわよ…」リアナも疲れ切った表情を浮かべながら答えた。


「でも、宝石は目の前にあったぜ。あれをどうにかして手に入れないと。」ダンが慎重に隙間から覗き込みながら提案した。


「どうするか、作戦を練らないといけないな。」ラリーは落ち着きを取り戻し、次の一手を考え始める。


ラリーたちはケルベロスとの戦いを避けつつ、宝石を手に入れるための奇策を思いつくのか。それともさらなる危機が彼らを待ち受けるのか…。


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