モクリラ草
グリフォンに遭遇し、慌てて樹洞から飛び出したラリー、ダン、リアナの3人は、息を整えながら中を振り返った。そこには、モクリラ草の煙が立ち込め、巨大なグリフォンの姿が霞んで見えた。
リアナが目を細めながら、「なんか…あいつ、ちょっと様子がおかしくない?」と呟く。ラリーもその様子に気づき、眉をひそめながら観察した。
「もしかして…モクリラ草で酔っ払ってるんじゃないか?」とラリーが口にすると、ダンが楽しげに「そうだとしたら、これは好機だ!」と笑みを浮かべた。
リアナもその考えに同意し、「今こそ、私の新しい魔法を試す時ね!」と決意を固めた。彼女は最近覚えたばかりの魔法「ケムリニガサナーイ」を使うことにした。その魔法は、一定の範囲に煙を閉じ込めて外に逃がさないという、シンプルでありながらも効果的な技だった。
ちなみに覚えた理由は非常に不純で自分が使用する薬草のケムリを少しでも逃さない為という理由だ。
リアナが魔法を発動すると、モクリラ草の煙はグリフォンの周囲に集まり、まるで見えない壁に囲まれたかのように煙が範囲内に留まり続けた。グリフォンは徐々にその煙に包まれ、瞼が重くなり、ついにはその場に座り込んで眠りに落ちた。
「これは予想以上の効果ね!」とリアナは興奮気味に言った。
ラリーが軽く笑い、「さすがリアナ!今がチャンスだ!」と指示を出す。ダンもその指示に従い、グリフォンの周囲に慎重に爆弾を設置していった。
「よし、これで終わりだ!」とダンが爆弾のスイッチを押すと、見事なタイミングでグリフォンの眠る場所が爆風に包まれた。
煙が晴れると、そこには無事に倒れたグリフォンが横たわっていた。ラリー、ダン、リアナの3人は、互いに頷き合い、勝利を確信した。
「まさか、モクリラ草がこんな形で役立つとは思わなかったな」とラリーが言い、3人はその場で笑い合った。
「これで一安心ね」とリアナが言い、3人は一息つくことができた。




