副作用にご用心
村に降り注ぐ優しい光の中、ラリーたちはゆっくりと意識を取り戻し、周囲を見渡した。カラフルな魔物たちが困惑した様子で周囲を見回している。彼らもまた、長い間幻覚の中に囚われていたのだ。
「やっと終わったのね…」とリアナが息をつくように呟く。
ラリーはぼんやりとした頭を振りながら、「あぁ、何度もループしたせいで、まだ幻覚の中にいるんじゃないかと思っちまうよ」と言って、目をこする。
しかし、村の平和な景色を目の当たりにすると、モグモグが楽しそうにぴょんぴょん跳ね回り、再び喜びを分かち合った。それに触発されて、ラリーたちも自然と笑みがこぼれた。
「そうだ、せっかくだし村の皆でお祝いしようよ!」とモグモグが声を上げると、村の住人たちも賛同し、瞬く間に広場が賑やかな宴の場へと変わっていった。
村人たちは長い間続いた不安と恐怖から解放され、再び訪れた平和を祝って笑い合い、踊りながら感謝の意を示していた。ラリーたちもその微笑ましい光景を楽しみながら、疲れを忘れるかのように宴に参加した。
しかし、突如としてラリーは身体の異変を感じた。疲労感が急激に押し寄せ、目が重くなる。「あれ…なんだか、急に…」ラリーがそう呟くと、リアナも同じように目をこすり始めた。「これ、覚醒草の…切れ目のせい?」
「どうやらそうみたいだな…」ダンも同じく顔色が悪くなり、頭を抱えている。
宴の喧騒の中、ラリーたちはついに覚醒草の多量摂取による副作用に襲われ、猛烈な気怠さと睡魔が彼らを襲った。次第にその場にいられなくなり、モグモグの誘導で、彼らは何とかモグモグの家に辿り着いた。
「…もう限界だ。眠らせてくれ…」ラリーはベッドに倒れ込むようにして、深い眠りに落ちた。
リアナとダンも同様にその場に倒れ込むと、彼らは朝までぐっすりと眠り込んでしまった。
夜が明けると、疲れ切ったラリーたちは再び目を覚ます。副作用の影響は残っていたが、しっかりと眠ったおかげで少しは回復したようだ。
「覚醒草の使い方には、気をつけないとな…」とラリーが頭をかきながら、再び平和な村の景色を眺めた。




