グッドモーニングモグモグ
ラリー、リアナ、そしてダンは、モグモグが白黒になり固まってしまっているのを見つめていた。モグモグはまるで石像のように動かず、彼の鮮やかな色彩は完全に失われていた。
「このままじゃモグモグが元に戻らない…」リアナが心配そうに言う。
ラリーは何かを考え込むように頭を抱えていたが、やがて何かを思いついたように顔を上げた。「そうだ、覚醒草を使おう!あれを詰め込めば、モグモグも目を覚ますんじゃないか?」
リアナは目を丸くしながらも、少し戸惑いを見せた。「でも、覚醒草って普通に使うだけでも強力なんでしょ?詰め込みすぎると、逆にヤバいことになるかも…」
「まぁ、他に手がないから試してみるしかないだろう。ダン、覚醒草を持ってきてくれ!」ラリーがダンに指示を出すと、ダンはバッグの中から覚醒草を取り出した。
3人はモグモグの口を無理矢理開け、覚醒草を詰め込んでいった。最初は反応がなかったが、しばらくするとモグモグの体が震え出し、色が徐々に戻り始めた。
「ほら、動き出した!」リアナが喜びの声を上げた。
しかし、モグモグの色が戻りきると、彼は突然目を見開いて飛び起きた。そして、いつものマイペースな口調で早口に喋り始めた。
「おー、ラリー、リアナ、あれれ?なんだかオイラ、すごーく目が覚めちゃった!えーっと、そうそう、オイラね、あのフクロウに術かけられちゃったんだよー。気がついたらね、操られちゃってて、うわーって感じで動かされちゃってたんだよねー!」
ラリーとリアナは驚きながらも、モグモグの興奮した様子を見て理解した。「覚醒草を詰め込みすぎたせいで、ちょっと覚醒しすぎちゃったみたいだな…」ラリーが苦笑いを浮かべた。
「でもでも、もう大丈夫だよー!今はオイラ、すっごく元気だからねー!」モグモグは興奮したまま明るく続けた。「あのフクロウ、オイラを使っていろんな悪いことしようとしてたけど、もう許さないぞー!」
モグモグの言葉を聞いたラリーたちは、フクロウがどれだけ強力な魔法使いであったかを改めて実感した。しかし、同時にモグモグの力を知り、少しずつ希望を取り戻していた。
「よし、モグモグ。今度は俺たちがあいつをやっつける番だ。お前の力を貸してくれ!」ラリーが決意を新たに言った。
モグモグは一瞬だけ真剣な表情を見せた後、再びにっこりと笑った。「うん、まかせといてー!オイラ、すっごく役に立つよー!」
こうして、ラリーたちはモグモグと共に、再びフクロウとの戦いに挑む準備を整えたのだった。




