爆発は全てを解決する?
ラリー、リアナ、ダンの三人は施設に戻り、最後の爆弾の調整を進めていた。歯車が回る地下施設の中で、爆破がすべてを解決するはずだと信じ、慎重にセットを確認する。
「これで本当に最後か?」ラリーは一抹の不安を抱えながら、リアナに問いかける。
「うん、これで全部セットしたよ。後は外に出るだけ…」リアナは小さく頷き、冷たい汗を拭った。
「よし、じゃあ退散だ!」ダンが合図を出し、三人は素早く施設から地上へと脱出する。
外に出ると、モグモグたち住人はまだ固まったまま動かない。「こいつらも助けてやらなきゃならねぇな」とラリーは口を尖らせた。
「動かないけど、どうやって?」リアナは困った顔をしながらも、ラリーの提案に同意する。三人で街の中心部にいる住人たちをできるだけ爆弾から遠ざけようと、ゆっくり運び出すことにした。
「こんな重い魔物を移動させるなんて無理があるだろ!」ダンが愚痴りながらも、手足を使って魔物たちを少しずつ安全な場所へと運んだ。
なんとか爆心地から住人を避難させ、三人は十分な距離を取った。「よし、これでいけるはずだ」とラリーが再び爆破のスイッチを持ち上げる。
「じゃあ、いくぜ!」彼がスイッチを押すと、再び轟音が響き渡り、村の中心部分が一気に爆発した。地下施設は崩壊し、歯車の回転音が次第に止まっていく。
「これで…終わり?」リアナが呆然とした表情で、静かになった村を見回す。しかし、モグモグたち住人はまだ動かない。期待していた解放感はどこにもなかった。
「おかしいな、これで全部終わると思ってたのに」とラリーは首をかしげた。
三人は村の門へ向かい、外へ出ようとするが、再び冷たい霧が彼らを包み込み、視界がぼやけた。
「またかよ…」ラリーは歯ぎしりしながら霧を振り払おうとしたが、霧が晴れた時には、彼らは再び壊す前の村に戻ってしまっていた。
「なんで戻ってるのよ!」リアナが叫ぶが、答えは霧の中に消えていった。




