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城の中の脱獄劇



城門を爆破して堂々と侵入したラリーたちだが、その大胆な行動も虚しく、すぐに城の兵士たちに包囲されてしまった。兵士たちは容赦なく彼らを取り押さえ、ラリー、リアナ、ダンはあっという間に捕らえられてしまった。


「お前たち、なんてことをしたんだ!」兵士の隊長が怒鳴りながら言った。「爆破なんて狂気の沙汰だ!全員、牢屋にぶち込め!」


ラリーたちは抵抗する余地もなく、鉄の手錠をかけられ、地下の牢屋に連行された。暗く冷たい牢屋の中に放り込まれた彼らは、脱出の手段もなく、ただ静かに状況を受け入れるしかなかった。


「くそ、すぐに捕まるなんて、俺たちは何をやってるんだ…」ラリーがため息をつきながら言った。


「ダン、バッグは…?」リアナが尋ねたが、ダンは首を振った。


「没収されたよ。これじゃ爆弾も使えない。」ダンが悔しそうに答えた。


「じゃあどうやってここから出るんだ?」リアナが焦りながら言った。


「待って、あれを見て!」ラリーが牢屋の隅を指差した。そこには、薄暗い光の中で座っているアリスの姿があった。


「アリス!」リアナが叫びながら駆け寄った。「大丈夫だったの?」


アリスは疲れた顔をしていたが、ラリーたちを見るとほっとした表情を浮かべた。「うん、でもどうしてここに…?」


ラリーは事情を簡単に説明し、彼らがアリスを助けるために城に侵入したことを話した。「でも、俺たちも捕まっちゃったから、今はどうしようもない…」


リアナは考え込んだが、急に何かを思い出したようにポケットから小さな魔法の石を取り出した。「この魔法、役に立たないって思ってたけど、もしかしたら…」


リアナは石に手をかざし、静かに呪文を唱え始めた。すると、石から柔らかな光が放たれ、牢屋の鍵穴に向かって飛び出していった。光は鍵穴に入り込み、しばらくするとカチリと音を立てて鍵が外れる音がした。


「できた!」リアナが驚きの表情で言った。「まさかこんなことになるなんて…」


「素晴らしい、リアナ!」ラリーが喜びながら言った。「これで脱出できるぞ!」


ラリーたちは急いで牢屋を抜け出し、周囲を警戒しながら進んだ。幸運にも、牢屋の近くでダンの没収されたバッグを見つけ、すぐにそれを回収した。


「これで爆弾も使えるし、あとは城を脱出するだけだ。」ダンが自信満々に言った。


「でも、もう爆破はやめときましょう。音を立てずに出る方法を考えないと。」リアナが冷静に提案した。


「確かに、ここからは慎重に行動しよう。」ラリーが同意した。


ラリー、リアナ、ダン、そしてアリスは、互いに助け合いながら、城の出口を目指して進んだ。少しずつ緊張感が高まる中、彼らは何とか警備の目をかいくぐり、無事に城から逃げ出すことに成功した。


「やったな、みんな!」ラリーが喜びながら言った。「これで無事に戻れる!」


リアナも笑顔を浮かべた。「まさか私の魔法が役に立つ日が来るなんて思わなかったわ。」


ダンはバッグを抱えながら、「次はもっとスムーズにいくようにしようぜ。」と冗談を飛ばした。


こうして、彼らはバルバラの酒場へと帰還し、バックヤードに匿ってもらうのだった

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