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アリスの友達作り



城下町の朝はいつも通り賑やかだった。屋台の呼び声や子供たちの笑い声が響き渡る中、ラリーたちとアリスは町の広場に向かって歩いていた。


「今日は、町の人たちともっと交流してみようか。」ラリーがアリスに声をかけた。


「うん、でもちょっと緊張するかも…」アリスは少し不安そうに答えた。まだ町の生活に完全には馴染んでいない彼女にとって、住民たちと打ち解けるのは簡単なことではなかった。


「大丈夫だよ。町の人たちは優しいし、すぐに仲良くなれるさ。」ラリーは軽く肩を叩いて、明るい笑顔を見せた。


広場に到着すると、そこには多くの子供たちが遊んでいた。アリスはその光景を見て、少しだけ肩の力が抜けた。子供たちはアリスを見つけると、好奇心いっぱいの目で近づいてきた。


「お姉さん、何してるの?」一人の小さな女の子が尋ねた。


「ただ、みんなが楽しそうに遊んでいるのを見てたの。私も一緒に遊んでいい?」アリスは少し控えめに答えた。


「もちろん!一緒に遊ぼうよ!」別の子供がアリスの手を引いて、広場の中央へと連れて行った。


アリスは最初、どうやって遊べばいいのか戸惑っていたが、次第に子供たちの輪の中に自然と溶け込んでいった。かくれんぼや鬼ごっこ、他にもいろいろな遊びを楽しみ、気づけば彼女の顔には満面の笑みが浮かんでいた。


その様子を見ていたリアナがラリーに目をやり、「やっぱり、子供たちの無邪気さには勝てないね。」と微笑んだ。


「だよな。大人がこんなに打ち解けるには、普通は酒でも入らないと無理だけどさ。」ラリーは冗談を交えながら満足げに答えた。


昼過ぎ、アリスは子供たちと共に町のあちこちを探検し、楽しい時間を過ごした。途中、町の老婦人がアリスに声をかけた。「まあ、お嬢さん。お顔を初めて見たけど、どこから来たのかい?」


アリスは一瞬困った表情を見せたが、リアナがさっと間に入り、「彼女は旅の途中でこの町に立ち寄っただけなんです。でも、すぐにみんなと仲良くなっちゃいましたよ。」とさりげなく話を流した。


夕方、アリスは新しい友達と広場のベンチに座り、楽しい一日の思い出を語り合った。


「アリスお姉さん、また一緒に遊んでくれる?」小さな女の子が尋ねた。


「もちろん、また遊びましょうね。」アリスは優しく答え、笑顔を返した。


その光景を見たラリーは、アリスが町に溶け込んでいく姿を嬉しく感じた。「これでアリスも立派な町の一員だな。リアナ、次はどこに案内する?」


「次は、町の大食い大会にでも挑戦させようか?」リアナが冗談っぽく言った。


「お姫様がそんなことしたら、大変なことになるだろ!」ラリーは笑いながらリアナの冗談を受け流した。


その夜、ラリーたちはアリスを連れて酒場に戻り、町での新しい友達について語り合った。アリスは自信をつけ、次の挑戦に向けて準備を進める決意を新たにしていた。



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