046 利用規約が改定されました
今日(2025年6月16日)でこのエッセイを書き始めて1年になるんですね。
自分自身、こんなにネタが続くとは思ってませんでした。いつまで続けられるか分かりませんが、これからもネタのある限りゆるーく続けていければと思います。
今後ともよろしくお願いします。
先週の何曜日だったかIngressを立ち上げると
https://www.nianticspatial.com/terms
のページに飛ばされました。
たぶん、ここを読んでいる皆さんも同様に飛ばされたと思います。
タイトルは「Niantic Spatialサービス利用規約」。Ingressを含むNiantic Spatialさんのサービスを利用する場合の規約ですね。手っ取り早く言うと「ウチのシステムやWeb使うならこのページに書いてあることがルールだから守れよ」って事になります。
もとのIngressの利用規約なんか覚えてないので、以前と比べて「ここが変わった」とかは分かりませんでした。
そういう比較ではなく、新しく提示された規約で改めて明確に禁止されている項目について抜粋しておこうと思います。
これだけじゃないけど、こういうのは不正行為だからね、というのが項番3.1にまとめてありました。
・不正な方法による本サービスへのアクセス(改変された又は非公式の第三者のソフトウェアの使用を含みます。)。
・同一の本サービスを複数のアカウントによってプレイすること。
・アカウントの共有。
・デバイスの位置を改変又は改ざんする技術(GPSスプーフィング等)の使用。
・アカウントの販売又は交換。
あと、項番5.3にアイテムのRMTもダメ、と明記してあります。例えば、自分では入手するのが難しい地点のポータルキーがほしいけどGPSスプーフィングまではやりたくない。でもキー1個が缶コーヒーくらいの金額で手に入るなら欲しい、なんて人もいるかもしれませんが、禁止事項ですよ。
項番6には技術的、倫理的な禁止事項か列挙されてます。
項番3.5には規約守らないとアカウントBANするからな、と書いてあります。
ここまで事細かく禁止事項の列挙がいるの? なんて思う人もいるかもしれませんが、「書いてないからやって良いんだ」なんてこと言い出す人は必ずいるのでね。ゲームに限らずどんどん規約に書かれる禁止事項が増えていくんですよね。
他にもイベントでの行動指針だのミッションデイやアノマリーでの集合写真における肖像権の事とかも書いてあるので、時間があるときにじっくり読んでみた方が良いかもしれません(ええ、もちろん私もです)。
あとはねえ。この利用規約のページの範疇からは外れるので利用規約には書いてなくて当然なんですが「どうやって規約違反を見つけるか」が一番の問題なんじゃないのかなあ。これまでどおりIngressの公式サイトからサポートページ経由でリクエストフォームでの報告しか検知手段が無いと実効性は低いですよね。不正しているエージェントがいても尻尾が掴めなければ報告自体できませんし、えん罪を防ぐためなのは分かっているんですが明確な証拠がいると言われても、そう簡単に明確な不正の証拠なんて手に入りませんよ。で、結局のところ「やったもの勝ち」になってしまう。
この辺り、エージェントのアクティビティログとかから全部の事項については無理でも複垢とか、垢共有、GPSスプーフィングくらいは抽出できないかなあ。
ログをフィルタリングしてやればかなり絞り込めるんじゃ無いかと思うんだけど。こうやってフィルタリングして引っかかったエージェントはブラックリストに載せるとか警告メッセージを送るとかしたら抑止力にならないかな?
正直者がバカを見るようになってしまったゲームって正直者であるサイレントマジョリティが静かに離れていって気がついたら利用者激減でサービス終了なんてこともあるからねえ。
Ingressがそんな結末を迎えることがありませんように。
今回は以上です。
プレイヤーガイドライン(https://www.nianticspatial.com/guidelines)もこれを機にもう一度、読み返してみるのもお勧めです。
要は人に迷惑かけたり、人に嫌がらせをしたりせず、コンプライアンスを遵守してプレイしましょうねってことです。