その先に
【YouTubeで動画投稿してます!是非見ていただけると幸いです!】
https://www.youtube.com/@user-le5ks7tn7k
「普通、あの場面で職場の先輩指さします?」
「ないない。普通に考えたら妹を指さすのがマジョリティでしょ」
「まぁ、それぐらい私のことが好きってことだもんねー」と、ほほをツンツンされる。
...こいつら...。
あの後は解散したのち、千夏の一声でほかのメンバー(女子)が千夏の家に集合していた。
「てか、普通来る?私たちが来るってわかってんのに」と、奏美が笑う。
「知らなかったんだよ...。普通に飲みに行こうって誘われただけだし」
「お兄ちゃんはそういうとこあるよねー」
「うっせ。ほっとけ」
「みんなかわいそうでしょー?彼女さんに捨てられて悲しいんだもんねー」と、俺に抱き着いてくる千夏。
「ほらー大好きな千夏さんのおっぱいでちゅよー」と、胸を顔に当ててくる。
「...あの、そういうのはいいので」
「何よ!出血大サービスしてんのに!あ、この場合出血するのは大河のほうか」
「はいはい」とチビチビとお酒を飲む。
「それで?ガチでどうすんの?この後」
「もう物件は決めたし、一か月は知り合いの家とホテルに泊まる予定」
「なんなら昔みたいに私と住む?」
「...迷惑かける気はないから大丈夫。1日くらい泊まらせてくれると嬉しいけど」
「別に何日でも泊まりなよ。てか荷物は?」
「ほとんど捨てられてたからない。スーツは一応残ってたから、それだけいったんクリーニングに出してる」
「うわ...本当に着の身着のままって感じ?やっばいねー」
「連絡は来てないの?」
「全部ブロックと着拒したし。もう関わる気とかないし」
「へー。マジで冷めちゃったわけ。結構頑張ってたのにね」
「あんなことされたら冷めるっての...。はぁ、俺と付き合う人ってみんな寝取られるん?なんなん」と、呟きながらポテチに手を伸ばすと「私は寝取られてないけど」と奏美がつぶやいた。
サーセンと心の中で謝った。
「はぁ...。なんかもうどうでもよくなった」
「じゃあ、私と付き合ってみる?ご奉仕しちゃうぞー?」
「職場の人と付き合ったらなんか面倒そうだし、いいよ」
「えーじゃあなんで指さしたのさー!私の心を弄んだっていうの!?」
「そうだねー」
そのままだんだんと意識が遠のいてく。
疲れ、悩み、ストレス、そういったものが蓄積して睡魔に代わって襲ってくる。
逆らうことなくそれに従い、目を覚ますとそこはベットの上だった。
目の前には千夏。
それもかなりみだらな格好をしていた。
「...え?」
「おはよ...ダーリン」
どうやら俺は千夏と一線を越えてしまったようだった。




