帰る1人と遊びにくる2人
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翌朝、やや体を痛めながら目を覚ます。
そうだ。ソファで寝てたんだった...。
ノソノソと体を起こしながらベッドを見に行くと、お腹を出して大の字で寝ている寝屋川さんの姿がそこにあった。
「...マジかよ」という言葉が素直に漏れた。
結局寝屋川さんが起きたのは昼過ぎのことだった。
何をするわけでもなく、果南と二人でテレビを見ていると、頭をわしゃわしゃと掻きむしりながら部屋から出て来る。
「...あれぇ?佐藤じゃん」
この反応から察するに記憶はないようだ。
「覚えてる?昨日のこと」
「あー...なんとなく。覚えているような...いないような」
そうして一通り説明するが、あくびをしており、あんまり聞いてなさそうである。
「それでおれんちに泊まりに来たわけ」
「...ふーん。へんなのー。あー帰るのダル。佐藤家まで送ってよー」
「...仕方ないなぁ」と、渋々了承し寝屋川さんを家まで送り届けたのだが...。
彼女の家はボロボロの木造アパートであった。
「...ボロボロじゃん」
「まぁねー。でもこのボロさがいい味出してんのよー」と言いながら手を振って「あんがとねー」と言いながら帰って行った。
嵐のやつな人だ。
そして家に帰ると、果南が抱きついて来る。
「おい」
「おにぃちゃん注入。最近二人きりになることないからさ。やっぱ補給しないと。お兄ちゃんからしか得られないようってあるから」
「ねーよ。暑いからやめてくれよ」
「あーひど。もーしらないー」
すると、インターホンが鳴る。
「果南出てきてー」
「えー。なんですぐぱしらせるからなー」と愚痴りながらも、玄関に行くとなんだかわちゃわちゃ聞こえて来る。
何してんだ?と思いながら覗きに行くと、そこには奏美と千夏さんが立っていた。
「...何しにきたん?」
「暇つぶしに。てか、この3人で集まるの久々じゃない?」
「確かにそうだねー。最近みんな忙しいしなー。てことで、罰ゲームありのトランプやろー」と、勝負を仕掛けてきたのは千夏さんだった。
「...罰ゲームって?」
「題して、『トランプ拳』!」
「何それ?」
「普通に野球拳のトランプバージョン」
...え?
「いいですよ!受けてたちますよ!」と、ノリノリの果南といいよ、やろうと結構やる気の奏美。
そして、嫌々な俺。
よし、結論から話すとしよう。
この中の二人が見るも無惨な姿になったことだけは伝えておこう。
「てか、二人は何しにきたの?」
「暇だったからなんかしようかなーってなって、折角なら大河の家に遊びにいこーってなって、そんな感じ?」
「...どんな感じだよ」
「いいじゃんいいじゃん。細かいことは。こうやってこの中の一人がスッポンポンになるの見れるんだよ?最高じゃん」
「そこまでやるのかよ!てか、それなるの多分俺だろ...」




