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そんなつもりはねーっての

【YouTubeで動画投稿してます!是非見ていただけると幸いです!】

https://www.youtube.com/@user-le5ks7tn7k

 車内でもお酒に酔った彼女は楽しそうに昔話を始める。



「佐藤ってー、なんで後半学校来なかったーん?」と、そんな話をふられる。



「...怪我あったからな」



「怪我?でも治ってなかった?」



「普通に生活する分には問題ないんだけどね。バスケができるような体には戻らなかったよ。あの頃はバスケが人生の全てって思ってたからな。花を奪われた鳥みたいなもんよ。生きる気力も失ってた」



「...そうだったんだ。ごめん」



「別に。昔のことだしさ」



「ふーん。そっか。それで今はジミーに生活してるわけだ」



「まぁ...そうだな。そういう寝屋川さんは高校卒業した後は何してたの?」



「うーん...色々?これ言うと嫌われちゃいそうだから内緒にしておく」と、指を口の前に立てる。



「そう...」と、やや気になりつつもスルーすることとした。



 それからまた昔話に花を咲かせる。

あの当時流行っていたもの、クラスメイトの近況、学校でのプチ事件など、話してみると意外と覚えているものだなと思っていた。



 そうして、そのまま家に着くと、2人でエレベーターに乗り、家の前で立ち止まって「んじゃ、また」と、声を掛けると「今日泊めて?」と言われる。



「...いや、もうそこ自分の家じゃん」



「あれ?まだ気づいてないの?w私の家、もっと遠くなんですけど」



「...は?」



「ほら、家が近いって言ったら家まで着いていけるかなーって思ってさー。てことで泊めて?」と、可愛く首を傾げてくる。



「いやぁ...」と渋っていると、耳元に近づいて「お礼はちゃんとするよ?」と、耳を甘噛みされる。



「ちょ!?//」



「てことで好きあり!お邪魔しまーす!」と、鍵を開けられて中に入られる。



「おい!!」という静止も虚しく。



 勢いよく中に入っていく寝屋川さん。

そして、脱衣所の扉を開けたところで急に止まる。



「ちょっと、色々開けないでよ」と、言いながらその脱衣所に目をやると、そこには果南が立っていた。



 完全に固まったままの果南。



 次の瞬間、顔を真っ赤にして「何見てんのよ!」と、そこらへんに置いてあったファブリーズを顔面にぶつけられる。



 ラッキースケベ...だ。



 そのまま勢いよく扉を閉める果南。



「なんだよー、彼女いたのかよー」と、残念そうにぼやく寝屋川さん。



「...妹だよ。妹」



「妹?いやいや、佐藤一人っ子じゃん」



「義妹ってやつ。うちの親再婚してね。そっちの連れ子が妹になったわけ」



「えー。義妹と一緒に暮らしてんの?やばくない?だいぶエロい体してたし。欲情しまくりでしょ」



「妹に欲情はしない」



「義妹にはするでしょ」



「...いやしないから」



「はーん?なんでもいいけど。それじゃあ今日はできないジャーン。せっかくお礼をしてあげようと思ったのに」



「要らないから。明日になったら帰ってくれよ。ベッドは俺の使っていいから」



「え!?一緒に寝ないの!?」



「ねねーよ!」



 そのまま無理矢理寝屋川さんをベッドに寝かしつけたのち、リビングに行くと果南が起きていた。



「...あの人誰?」



「高校のクラスメイト」



「なんで家に来てるわけ?」



「...知らん。ついてきた」



「怪しい。私がいなかったらなんかするつもりだったんでしょ」



「そんなつもりはねーっての」



 ねーっての...。うん。

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