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第20話 気づいてないの?ウケるw

【YouTubeで動画投稿してます!是非見ていただけると幸いです!】

https://www.youtube.com/@user-le5ks7tn7k

「久しぶりじゃん、佐藤」



「...えっと...久しぶり」



 めちゃくちゃ酒臭い...。



「うち、実は佐藤のこと結構いいなって思ってたんだよね」と、いきなりの告白をされる。



「...それはどうも」



「けど、後半はあんまり学校来なくなったじゃん。本当は告ろうと思ったのにチャンスなくてさ」



「...そうなんだ」



「そ。なのに数年ぶりに会ったらちょー地味になってるし、面影あんまないし。ギリ佐藤っていうレベルなわけじゃん?私めっちゃショックだったわけ」



「...さいですか...」



「けどさ、意外と今の佐藤も嫌いじゃないっていうかさー。てことで、ここから抜け出してホテルでも行かない?」と、誘われる。



「...いや、ホテルとかはちょっと」



「あっ、彼女とかいる感じ?別にうちは気にしないよ?どうせワンナイトだし。思い出を思い出のままにしておきたくないっていうかさー」



 やばい...。早くここを抜け出さないと...。



 何か都合のいい言い訳...言い訳...そうか。



「さ、誘ってくれるのはすごく嬉しいんだけど...俺実はEDでさ...勃たないんだよね」



 よし。これを言われたら女子的にもアウトっしょ!!



「へー?そうなん?うちの元カレも一時期EDだけど、私とやってたらなんか治ったよ?」



 なんで元カレが都合よくEDなんだよ!



「そ、そうなんだー...。それは...ご苦労なこった...」



「てことだからー、心配いらないよー?」



「...いや...えっーと...」と言い淀んでいると、赤坂がトイレに入ってくる。



 俺はそのままさっきより大きい声で「俺は好きな人としかできないから!ごめんね、寝屋川さん!」と、案に助けを求める。



 そして、そのまま扉を開けて逃げようとすると、手を掴まれる。



「ねーえー、赤坂ー!佐藤が私としたくないっていうんだけど!」と、隠すこともなく堂々と出てきて、とんでもないことの同意を求める。



「...あー...そうなのか」



「ありえなくないー!EDだからできないわとか言ってきてさー」



「ちょっ!?」と、むしろ俺が焦り始める。



 すると、赤坂が遠い目で俺を見つめる。



「...そうか。そうなのか。佐藤。強く生きろよ」と、そのまま出て行こうとする赤坂の手を引く。



「赤坂くん!ちょっと待ちたまえ!」



「えー、流石に私も既婚者込みの3Pはお断りなんですけどー」



 すると、更にそこに奏美がやってくる。



『奏美!助けてくれ!』と目線を送るが、腕に抱きつく寝屋川さんを見て、何事もないかのように通り過ぎていく。



 あいつ!俺のことを見捨てやがったな!



「と、とりあえず今日はやめよ!」と、なんとか後日にする作戦で乗り越えようとする。



「えー?じゃあいつならいいのー?」



「えっと...来週とか!」



「あーいいよー?うち休みだしー」



「じゃ、じゃあ!そうしよ!よし、とりあえず今日はみんなと楽しもう!」



「うん」というと、器用に俺のポケットから携帯を取り出す。



「はい、連絡先交換しとくねー。んじゃ、来週の土曜忘れないでね?忘れてたら...どうなるかわかるよね?」



「お、おう!も、もちろん!」



 こうしてとんでもない予定を先延ばしにするのだった。



 それから会場に戻り、仲のよかった人たちと会話をして、その日は解散となった。



 どうやら奏美は仲のよかった女子同士で二次会に行くらしく、どこかに行ってしまった。



 さてと、1人で帰るかと思っていると、肩をツンツンとされる。



 振り返るとそこには寝屋川さんがいた。



「帰り1人?」



「...うん。まぁ...」



「ウケるwんじゃ、一緒にタクシーで帰ろー?」



「...え?家の方向一緒なの?」



「え?もしかして気づいてないの?」



「...何が?」



「うちの家、佐藤の家の二つ隣だけど」



「...はぁ!!?!?」



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