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街へ

文章校正しました(2020/5/17)

―縛り上げた賊の元へ戻りったが奴らの処遇はどうしたものか…。

私は桔梗へ賊の処遇について確認するするよう指示した。


桔梗が賊の処遇について彼と話し合い、その結果を私に伝える。

「後で彼が衛兵を寄こすので、そこの木にでも縛っておいてくれれば良いそうです。」


私は賊のズボンの脇を切り裂いてズボンを脱がせる。

「悪いな、少し寒い思いをさせるぞ。」


そしてその布を縄上にねじりあげ、木に縛り付けた。


桔梗はなぜか顔を赤くし、こちらを手伝わずに両手で顔を隠しながらチラチラとこちらを見ているが、忍者だからこれくらい見慣れてるはずでは?


―それに、指の間からバッチリ見えてるのだが。


 *


賊を縛り上げた後、私は彼との会話を試みることにした。


自分を指さし、そして彼のことを話すときは両手を広げて話しかける。

「さて私は”ガイ”だ、君のことは何と呼べばよいかな?」


男は自分を指さして返事をする。

『”アル”~~、”ガイ”~!』


そして手を差し出して来たので、私は彼の手を握り返しながら彼の名を呼んだ。

「アル、よろしくな!」



…なぜか後ろで桔梗が両手を組みながらウンウンと首を縦に振っているが、それは見なかったことにした。


私達はアルの案内に従って道を進んでいく。


桔梗は、その辺に生えている毒草?か薬草のような植物を採取しながら私たちの後に続いた。

なかなか良い収穫物があったのか私に嬉しそうな笑顔を向ける。

「凱さま、後でどんな効能があるか試したいですね。」


 *


―忍者である桔梗は毒にも薬も詳しい。

以前私が毒矢で傷を負った時、桔梗がいつも通りの説教をした。

「だから最前線に出るなんて無謀なことはやめてくださいとあれ程!」


そして文句を言いながらも素早く傷口を刃で切り裂き、そこから毒をを吸いだして何が含まれているのかを理解した。そしてその情報を元にすぐに解毒薬を調合して治してくれた。



―戦ではかなり手傷を負ったが、そのたびに桔梗がくれた傷薬を塗って前線に復帰した。

あの薬はよく効いた…戦いの最中でも痛みが消えていき、いつの間にか傷が塞がっている。


もちろん帰ってきた後は、恐ろしい笑顔をした桔梗が私に正座を促し…物凄い叱責を受けることになるのだが。


とにかく、桔梗がいなければ命がいくつあっても足りなかった。


 *


いつの間にか、街が見えてきたようだ。

過去を思い出していると時間の進みが早く感じるものだ。



賊に会うこともなくアルを無事に送り届けることができたと安心したのもつかの間のこと。


西欧風の鎧を着た衛兵達を引き連れた威厳のある紳士が門から飛び出してくる。



そして私達を指さし、衛兵たちに何かの指示を飛ばした。

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平和な世界で魔王軍と人間の共生のために奮闘するような形で書いていきたいと思っています。
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