ルシフェルの世界
ガンプラのザクが、熱気で破裂した。なので窓辺は緑色に染まっている。ニトリで選ったカーテンももう使えないだろう、鳥柄のを捜すのは骨絡みだったのだが。
ルシフェルは鳥模様のグッズを集めているため、私も譲歩してなるたけ鳥関連の事物を調度に配している。
其れにしても、其れくらい暑い。
いや熱いと言いたい感覚を孕む大気。
宜なるかな。
気温はとっくに摂氏七十度を超えている。良く日本人全体が死なないものだ。
なかなかクーラーが効き切らないものだから焦れ、私のルシフェルは丸出しの破廉恥な小惑星機構を光輝させ乍ら、海鷂魚の様に身を捩った。
すると日本全土に於いてキッコーマンの豆乳パックが破裂し、日本列島は白い血を流した。
加減が利かなかったのか、日本人男性全員のシンボルも破裂し、赤い豆乳を噴射させた。
其の様な暑い午後。
地獄から遊びに来た大悪魔ルシフェルと過ごしている。
―其れにしても、此の惑星と同様、私の脳にも銀斑が出来、記憶障礙の程度が濃くなってきた様子だから、まあ脳髄が銀河に変貌したと思えば過善に越した事はないのだけども、もう潮時かもしれないし、私はルシフェルの囁くまんまに改造トカレフの安全装置を外すや、さわやぎの音響と共に頭蓋を撃ちぬけば、赤い赤すぎる赤い血液の鳥が、籠から放たれる様に喜悦の大輪を咲かせ乍ら空中に乱舞したので有る。




