表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/57




「あたしを殺すんですか」


と。銃を構えられた。だから。


「そうだよ」


と。柄に手を当てた。


女には顔が無かった。


切り刻んでやると、背面に獣の尾が現れた。


やはり狐だか(むじな)だか。


私は血刀をデニムで拭うと、鞘に収めた。其れから女の持ち物だった拳銃を拐帯(かいたい)した。


だけれど。


何処へ歩けば良いのか、いや()う歩きだせば良いのか、皆目、分からないままに晦冥に身を沈めていった、―


―、一体、私は何者なんだろうか。


喉が渇いている。


其んな事を思う間に、背後から近づく凶刃の気配。殺気とあらわす以外無い厭な足音。


私は誰何(すいか)し、―いや、唯、問うた。


「私を殺すんですか」


と。銃を構えた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ