元騎士、家に招く
アイの過去が明らかに!!
「いやぁ〜久しぶり〜生きててくれて良かったよエクス〜♡」
「ああ、本当に良かった」
「兄さんが生きてて嬉しい………」
「俺の方こそお前らが生きてて良かったよ!俺しか助かってないって思ってたからな〜」
「知らなかったとはいえ、さっきは失礼した、許してくれ」
「「いいってことよ〜」」
「拙者……師匠の一番弟子兼女の切星牡丹と申す、以後お見知り置きを……」
「え!?え、エクス、彼女居たんだ………」
「あはは、しばらく見ない間にやるな!こんな可愛い子捕まえて〜このぉ〜」
「よせって〜」
「兄さんにふさわしいかどうか、私が試してやるわ」
「ふ、受けて立つでござる!!!」
『もっとお酒持ってきなサーーーイ』
「そういやさ、リコ、お前、名前変わってるけどなにがあったんだ?」
「あ〜まぁ私も色々あったのよ〜」
「ふ〜ん、ま、生きててくれて良かったよ!!」
6人と一本は飲んで騒いで踊っている。
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「なにこれ?」
凄惨たる有様のリビングに呆然と呟くアイ。
酔っ払いどもが返事をする。
「おお!?また可愛い子が出てきたな〜」
「全くエクスは垂らしなんだからよ〜」
「アイの可愛さがわかるとはお前らもいい趣味してるぜ」
「妹の私と年下という属性がかぶる」
「ふ、もしかしたら、師匠の二番目の女になるかもでござる………」
『そのにゃんにゃんが私の力になる!!』
五人と一本は似たような反応をするが残る一人は全く違う反応を見せる。
「うん?………い、Eve?!?」
「!!………リコイル………博士……?」
お互いを見て硬直する二人。
「え?な、なにお前ら知り合いなの?」
呆然と呟くエクティス。
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「機能停止させたのに………どうやって生き残ったの?」
「………死ぬ寸前に体内の成分を操ることに成功した…有害物質を体外に排出………」
「!!………なるほどね………この世に神なんていないって思ったけど………奇跡というほかないわね…」
妹と男友達は少しわかっているような顔をしているが、カイと牡丹とエクティスはわけのわからない単語でしか話さない二人に置いてきぼりにされる。
自身と同じ感想を抱いているカイと牡丹の意見を代弁するエクティス。
「お、おい、一体どういうことなんだ?」
「うん?、あ、ああ、ここまで話しちゃったら説明するしかないか………実は私はこの子の改造に携わったの」
「あっ………ちょ……」
「改造?」
「うん、伝説生物創造計画の原点を作った………彼女が全ての始まりよ……」
「え……伝説生物創造計画って、近くの国の魔術師が進めてた神を作るってやつか?」
「正確には錬金術師と魔術師が協力して進めてた……というかよく知って………ああ、Eveから聞いたのね……」
「いや……最近……そこで生まれた魔物達が襲撃してきたんだ……その時に王女から聞いた………」
「え、じゃ、じゃあ……」
「あ、ああ………っていうかEveってなんなんだ?…アイ?」
「あ、そ、それは、その、…………ッッッッッ!!」
不意に向けられた疑問に不安げに目を逸らし、意味を持たないつぶやきを繰り返した後、耐えられなくなったのか、外に飛び出していくアイ。
「え、ちょ、ア、アイ!?!?」
驚愕しながらも彼女の後を追うエクティス。
Eve、もうこれだけで胸熱ですよね……




