元騎士&鋼鉄少女&女侍vs嫉妬の罪③
つおい!
『そうやって鼻息を荒く突っ立てなさい……』
「シッ!!」
エクティスは突如漲る力のまま、疾駆し、彼女達を拘束してる鞭をバラバラに切り裂き、解放してやる。
「カハッ、……恩にきるでござる師匠」
「………助かった……」
『なっっっ!?!なに今の、この魔力の漲り、アンタ、やっぱ昨日そいつらとにゃんにゃんしたわね!!』
「え!?そ、そ、そんなことしてないでござるよ……♡」
「…………にゃんにゃんってなに?」
言いがかりをつけてくる、嫉妬の剣、しかし、即否定するエクティス。
「俺はまだ少年だ!!」
『あ、ありえない……にゃんにゃんなしでそんな力出せるやつ、歴代にもいなかった、ま、まさか、さっきの光景に上げたテンションで強化してるというの!?!?』
『こ、これは、どんどん力が溢れてくる……だからあんたは詰めが甘いってのよ……レヴィ!!!』
目にも止まらぬ速さで周りを駆け、アーロンの鎧を徐々に剥いでいくエクティス。
『な、舐めるなぁァァァァァ!!武器変化、千重魔鞭』
叫ぶや否や千ものの鞭がエクティスに襲いかかる
『エクス!私と同じ言葉を詠唱しなさい!!』
「わかった!!」
「『咲き誇る白薔薇!』」
目の前に白く美しい白薔薇が展開され、鞭の行く手を阻む。
『なッッッッッ!!?』
驚愕する相手の背後に回り、必殺の一撃を叩き込むエクティス。
『しまッッッッッ!!?』
「『断ち切る棘!!』」
白と桃色が織り混ざった光を宿しながら、相手を両断する、その余波で家が吹っ飛んだ。
その一撃は今回の騒動の幕を下ろす。
あれ主人公も厨二病じゃね?




