元騎士、下級騎士謹製チーズチキンリゾットオムライス(飯テロ)
おあがりよ!!!!
朝
アスモデウスと健全すぎるイチャイチャをしていたら、いつのまにか寝ていた。
今は朝食を作って3人で食べている。
テーブルに並ぶのは、オムライス。
鶏ガラと牛すじによる濃厚なブイヨン、ライスに乗った牛ひき肉や玉葱の旨味、渾然一体となったとろみとしっとり焼かれた卵
「………美味しい………これ………エクスが作ったの………?」
「おう、下級騎士謹製チーズチキンリゾットオムライス、存分に味わいな!」
「………だからなぜ拙者の鉢巻を巻くでござる?」
「……………真ん中に高級鶏肉が入ってる………こんなに調味料、食材を入れたら鶏肉の持ち味を殺しかねない…………だけど実際に味わってみると上質な旨味が出ている…何故……?」
「そいつはね、チーズと椎茸、豚トロをライスの中に仕込んでおき、仕上げにケチャップを混ぜたあんかけをかけた、そうすることでトマトの酸味でクドさを消し、旨味だけを残したのさ!」
「…….………なるほど………それで高級鶏肉の風味が死なずに生きて………」
(………さらにトマトは旨味成分であるグルタミン酸の塊………鶏肉の風味を引き立てる手段、三種類の旨味成分による相乗効果、チーズとケチャップの相性、外はフワフワ、中はとろりとしているリゾットオムライスと中心にあるザクザクとした鶏肉の異なる食感の共演、その全てをトマトの酸味が裏で支えている………)
「お、美味しい………」
アイの服が弾け飛び、小さな体にはアンバランスな大きい胸と尻があらわになる、しかし、そんな事気にせず、目をトロンとさせてぐったりしている、という光景を牡丹とエクティスは幻視する。
「…………拙者にも何か見えたでござる、何故?」
「お粗末様でした!」
お粗末!!!!!




