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魔剣の秘密

「ハック様 おそらくこの剣は世界改変される前の物と思われます」

 ウィンダは剣を調べながらそういった。

「本来結界というものは解呪が非常に難しいものなんです。エネルギー切れによる自然消滅、反する力による相殺、同質の力による同化、他者が結界を解呪する方法はこれぐらいです。

 しかし、今回はどれにも当てはまりませんでした」

 彼女が剣のボタンを押すが何も起きない。

「結界の術者は邪霊獣使いの巫女"ケムリ"。私は文献でしか見たことありませんが、この剣もケムリが作り出した"アイテム"に間違いありません。術者本人であれば結界を消すのは容易でしょう」

「待て、術者がこんな所にいるわけないだろう」

 俺は突っ込むを入れた。

「存じております。しかし、結界が主を識別する方法はあくまでも魔力の波形をみているだけです。

 この剣から発している波形はケムリのものと一致しています。つまるところハック様はケムリと誤認されているから偶然結界を消せたのです」 

 つまりは整理するとこうだ。

 ケムリが結界を貼った。結界はケムリ本人以外が消すことは難しい。剣がケムリ本人が宿っていたので魔力波形が完全一致している。 

「確かに理屈上はそうだが、俺が剣を使えた事が証明できなければ机上の空論じゃないのか?」

「アルス様 この剣の所有者を調べればもらえますか?」

 アルスは魔導書"First Library"を取り出していデータリンク と呼ばれる情報を見たりする魔法を使用した。

「なるほど以前ハックがこの剣のコアを破壊したタイミングで偶発的に所有者になったらしい」

 なるほど、そういうことだったのか。魔法を使えない俺だがケムリが使う魔法に限り打ち消せるということか。

「ハック様 この力があれば大陸を越えて散らばった。

 アリウム、クリスタ、テクノ、ミチュール、アランを見つける事が出来るかもしれません」

 

 

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