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R@b☆bit  作者: 式守 空
3/5

そんな日常

「グッと拳に力をこーめて3000年の時が経つ! るるる〜ってじつは5日だぞ。マムシの残尿感散りばめられたピアノ、ハクションと寝返ってはライスボウルもいらねぇ!!!」

と、元気にノリノリで歌を歌いながら歩く朝日。

今日は4月の23日。快晴だ。こんな日には気持ちよくて自宅にこもりたくなる人も多そうだが、朝日は外へ出て存分にくっせぇ排気ガスのこもった都会の匂いを嗅いでいた。


「くんかくんか、oh......グットスメル! グットスメル! これでフォアグラ食べたらどんだけ美味しいことかっ! 」


なんてまた独り言を言う。 変じゃないかって??まぁここ、朝日の住む双葉市はそこまでひとが多いというわけでもなく、むしろ今日...というか、時間が時間だ。 朝の5時。日曜。そりゃそんなに人もいなくて当然だろう。


「あ、そうだ友達の涼葉に意味も無く沢山電話しちゃえー!! 寝起きドッキリだ!」


夜風(よかぜ) 涼葉(すずは)...それが明日葉 朝日の友達だった。 身長161cm、水色のポニーテールでこちらもまた朝日と同じく元気な女の子。 朝日に対してのツッコミ役でもある。好きな食べ物はもんじゃ焼き。嫌いな食べ物は特になし。 よく白色の服を着ている。


明日葉朝日の友達......いや、ほぼほぼ唯一と言ってもいいくらい。 何故か朝日は可愛い系で顔もソコソコなのにモテないのだ。 (本人は何が原因か自覚、そこまでしていない。)


「プルるるるるるる......プルるるるるるる......」

これが5回目の電話。


「う! う、るさい...なんでこんな朝早くからかけてくるわけ??」

と、電話に出たのは友達、夜風涼葉である。


「だって、面白かったんだもん!!」

間髪入れずにそのようなことを言う朝日。


「理解出来ないよっ! こっちはそのおかげで大迷惑!!」

だけど起きてしまいました涼葉はとりあえず、顔洗うから電話切るね。と、朝日に告げた。


顔を洗ってから5分後......


涼葉のほうから電話をかけると、これまた驚き。電源が切られているのか電話できなかったのである。


「クソッあいつやりやがったな、明日の学校覚えてろよ!!」


これが平凡??な2人の日常である。

今日、それが崩れさることも知らずに......。

崩壊のカタラクシアが告げる。。。


朝日、貴方はそのままではいけない。異常者なのだから。と。


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