命の灯火
「んああああああ......私がなんで!! なんでこんな目に会わなければならないのっ!!」
と、叫ぶのは小さな女の子。
身長は156cm程。
その彼女の特徴はいつもなら少し天然が入ったおっちょこちょい。けれど、努力は陰で人一倍する真面目な子であり、特技は暗算。 髪型は薄い黄緑色のセミロング。好きな食べ物はメロンパン、嫌いなものは梅干しと言った可愛い系女子である。
あの春の交差点で私は全てが変わった。いえ、変わってしまったの。それは運命...だったのかもしれない。なんて、どうなのかは神のみぞ知ると言ったところかな。 なんて、彼女、明日葉 朝日 は思っていた。
この地球は既に超能力を使える人で溢れている。 全員だ。ただ一部を覗いては。 その一部とは魔女。 魔女とは約1000分の1の確率、しかも女性だけがなりえるものらしく、何故なるのかは未だにわかっていない。 超能力と魔女の違いは......超能力は例えば簡単なものを動かせたり......言わばトリックのようなもの。 に対して、魔女はもう魔法の世界。やることなすことが規格外で不可能なことまで可能にしてしまうのである。
しかしながら...魔女と産まれた時からは気づかずに......というか、そうやって気づかずに一生を終える人もいる。
でも気づいてしまった。。。そんなお話。




