第2章 「悪」に憧れ始めた中学時代
中学に入ると、武道をやっていたのに弱いためか、いじめられた。呼び出され、殴られたり、お金を取られたりした。
親や教師に言えば仕返しが怖いし、僕にも男としてのプライドもあったため言えなかったのだ。
だが僕は、お金を作るため、万引きをし、捕まったことがある。
初犯で未成年ということで警察には通報されたかったが、親に迷惑をかけてしまった。
だが中学2年の時、親が離婚した。
僕は学校には行きたくなければいかなければいいと思い、学校には遊びに行く感じで通い始めた。
授業中に居眠りをしたり、漫画を読んだりしていた。
そしたらいつの間にかいじめられなくなった。
パシリのような扱いは受けていたが、あまり気にしていなかった。
またヤンキー漫画の影響で、この頃から、「悪」というものに憧れ始めた。
自分の中で、ヤンキーになれば強くなれると思ったのだろう。
だが、ヤンキーだろうと真面目だろうと、強い人は強いし、弱い人は弱い。
それに真の強さは「喧嘩が強い」という事ではない。
だが、この時にはそれが分からなかったのであろう。
だが離婚でのストレス発散に、タバコはこの頃から吸い始めた(未成年の喫煙は法律で禁じられています)
カッコウをつけるためではなく、ストレス発散のために吸い始めたのだ。
また、授業中に一人ライブを行い、授業がつぶれた事もあった。
誰も僕を止めなかったため、その時間の教師は怒って、授業を行なわなかったのだ。
だが、アニメのキャラにときめくなど、まだこの頃には純粋な心をまだ持っていた。
そんな僕が本当に狂ったのは高校に入ってからだ。