表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/19

世界観設定:宗教・生活水準

『宗教』


特定の神を信仰する教えの有無。宗教は、政治方針や生活習慣に大きな影響を与える。


宗教は、人々の生活規範となるものです。


物語に何か宗教を登場させるなら、その宗教を信仰する人々の生活習慣に、何かしら宗教的儀礼が含まれることが自然です。


たとえば、世界三大宗教の1つであるキリスト教は、日曜日に教会へ行って礼拝します。


イスラム教の場合は、1日の5回の礼拝が義務付けられています。それぞれの礼拝に名前があり、時間帯も決まっています。


イスラム教の礼拝について

回目ファジュル: 日の出前

回目ズフル: お昼すぎ

回目アスル: 日没前

回目マグリブ: 日没後

回目イシャー: 寝る前


また、政治と宗教は、密接に関わっています。というのも、人々を支配する手段として、絶対者に対する信仰と服従を求める宗教は、とても都合が良いからです。


物語の世界に宗教要素を導入するなら、政治の一環として取り込まれている設定を入れると、現実味のある内容となります。



『生活水準』


生活水準

食糧事情や水道・ガス・電気の整備状況など。


生活水準については、食糧事情と生活設備(水道・ガス・電気・下水処理など)が重要となります。


食糧事情については、その地域で栽培できる食物や市場の流通によって変わります。


たとえば、土地が肥えている場所であれば、農作物は豊富に収穫できます。食卓に野菜が並ぶことは当然です。畜産も盛んですから、牛や羊の肉が並ぶこともあるでしょう。


しかし、もしも乾燥地帯であれば、新鮮な野菜は調達しづらくなります。基本的に、乾燥に強い小麦粉やトウモロコシ、イモ類が主食となります。または、畜産物(乳や肉)も主要な食糧となります。


生活設備については、生活様式に大きく影響します。


現代のような水道が無ければ、井戸や川へ行って、生活水を汲んでくる必要があります。


近くに水を汲む場所が無ければ、雨水を水ガメなどに貯めておく必要があります。


ガスが無ければ、料理するたびに、炉に薪をくべて燃やさないといけません。


電気が無ければ、夜の明かりは、動物油や植物油を燃やします。


当然、冷蔵庫もありませんから、腐敗しやすい生肉は塩漬けして、干し肉に加工するしかありません。


下水道が整っていなければ、用を足す時は、基本的に川を使うことになります(川の中に入るか、川の上にボットン便所を作るか)。もしくは、適当に穴を掘って、用を足した後に埋めるかです。


糞便処理に関しては、描写から除外しても、何も問題ありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ