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五人目、ニブルヘム公爵家、フリンジ・ニブルヘム。
幼いながらにがっしりした体格の銀髪少年だ。厳しい顔つきをしていて、生真面目そうな雰囲気がある。
彼が異形を発現すると、そこには紺色の肌をした五メートルほどの大男が。
彼の異形の名は「ヨトゥン」という古き氷の巨人であるらしい。
所謂、初源種と呼ばれる珍しいタイプの異形のであり、過去に例が無い異形だ。
だが巨人タイプの異形は意外とある。
巨人種はナチュラルに強い。やはり、デカさは強さだ。
反面、格上には極めて弱い。デカイ分、ただの的と化すからだ。
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六人目、カオスヘッド公爵家、ヴェルニティカ・カオスヘッド。
藤色の髪をした、勝気そうな美少女だ。意志の強そうな目をしている。
彼女が異形を発現すると、そこには下半身が蛇の美少女がいた。
彼女の異形は「エキドナ」と言う混沌の力を持つ異形らしい。
かなり格の高い異形らしく、これもまた余り例が無いタイプの異形だ。
同じ下半身が蛇の異形にラミアというのがいるが、それとは最早別物という雰囲気がある。
おそらく魔法主体のタイプなのだろうが、未知数だ。
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そして、問題はこの後の二人だ。
二年間の旅の間に、王子達の異形に関する情報は積極的に調べた。
まぁ、頑張れば誰でも調べられる程度の情報しか得られなかったが、それでも彼らの脅威はある程度計れている筈だ。
その上で言わせてもらう。
最後の二人は別格だ。
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七人目、エインツボルト公爵家、ライオス・エインツボルト。
プラチナブロンドの冷徹な目をした少年だ。全身から覇気が漲っているかの様な強い存在感を感じる。
彼が異形を発現すれば、そこには三メートルほどの白銀の龍がいた。
彼の異形は「雷龍」だ。龍種の雷龍。竜種ではない。
竜種は強い。フィジカルも魔力も強い。
その竜種の高位神性持ちの古代種、それが龍種。すなわちハイエンシェントである。
もう説明がいらない程に強い。
他の王子らは、今の時点でもやりようによっては勝てるだろう。
だが、これは無理だ。どうあがいても勝てない圧倒的な性能差がある。
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そして最後の一人。八人目はベルフレア公爵家、イグニス・ベルフレアだ。
燃える様な紅い髪の、至極尊大な少年だ。
だが、その尊大さに見合うだけの威圧感を持っている。圧倒的存在感、圧倒的強キャラ感。
これがカリスマ性という奴か。
そんな彼の異形は焔を纏う六枚羽の天使。
説明はいらない。六枚羽、それは「熾天使」だ。
最高位の天使。神に最も近い、亜神とも言える存在。
とにかく強い。かなりエグい。雷龍の奴も相当に強いが、それに輪を掛けて強い。
チートと言って遜色ない存在だ。
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こうして、全員の異形のお披露目が終わった。
ちなみに俺は適当に異形化を失敗し、継母らには失笑を買って、実母らには怒りを買った。
最早買いすぎて売るほどある。
だから、いつかまとめて売りつけてやろうと思う。
喧嘩をな。




