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100日後に死ぬ僕  作者: 変愚の人
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0日目

小雨の降りしきる夜だった。私は車を飛ばし、一路福岡へと向かっていた。


間に合うかどうかは分からない。私にできることは祈ることだけだった。

視界が滲んでいるのは、多分雨のためだけじゃない。


私は、この街に来ると決まってからの100日間を思い返した。私の人生は、この100日で大きく変わった。しかも、いい方に。

そして、そうなったのは間違いなく、彼のおかげだった。彼がいたからこそ、私はここまでやってこれた。



その彼の命は、まさに尽きようとしている。



「死ぬなっ」


私はふと呟いた。そうしたところで、何の意味もないと知っているのに。呟かずにいられなかった。


そして、この100日のことを思い返す。視界の滲みが、また強くなった気がした。



これは、ある少年が死ぬまでの物語。


懸命に生きた、ある少年の記録だ。



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