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足元を見ることも危ういような深い深い霧が充満するその場所は来たことがないはずの場所なのに来たことがあるようなそんな不思議な感覚になる場所だった。周りを見渡しても何も無い、というか見えない。しゃがみこんで地面を見てみると剥き出しになった土の床がある。此処は外何だろうか?立ち上がりもう一度周りを見渡してみる。ある一方向に光が見えた気がした。そちらへ行っても良いのか分からない。それでも私の足がなんの根拠もなく霧の中を光があった方向へ動いていく。何処までも続いているようなそんな感覚に陥りながらそれでも歩く。
どれだけ歩いたのか。自分でも分からなくなって来たとき、霧の中にワンセットのテーブルが現れる。テーブルには紅茶が2つ置かれている。触れてみると温かい。今いれたばかりのようで誰かが口をつけた様子もない。紅茶以外には何も無いそのテーブルの1席に座る。この席は私の席な気がしたからだ。席に座り紅茶を覗き込む。そこに映ったのはいつもの私の顔。前の世界の私の姿だった。紅茶を覗いていると空いたその1席に誰かが座った。私は顔をあげた。
……うん?もしかして××ちゃん?……あーやっぱりそうだ!見た瞬間分かったよ!分からない方が可笑しいかー…………うんうんそうだね。私もそう思うよ
××ちゃん元気にしてる?私?私は元気だよ!私が元気ない時って地球に隕石が降ってくるぐらい有り得ない話だよーでも良かった!××ちゃんも元気にやってるんだね!
……実は少しだけ心配してたんだ。私のせいかなって
…………え、××ちゃんが望んだことなの!?なんだーもう心配して損したよ。私のことは気にしないで。こっちの世界も結構楽しいよ。魔法なんてファンタジー満載のものがでてきたのはビックリしたけれど
話?私に?…………死んじゃった?この世界は二週目?……ふーんそうなんだ。それで嫌になっちゃったの?…………そうなんだ。いやー色々ありすぎてちょっとやそっとじゃあ驚く気がしない!
泣かないで……ほらここに紅茶があるから飲んで落ち着いて、ね?
××ちゃんと共に紅茶を飲む。少しだけ冷めてしまっている紅茶の味はとても美味しいとは言えない味をしていた。周りの霧が少しだけ薄くなっているような気がする。まだ彼女は泣き止まない。時間が許す限りかのじょと、××ちゃんとお話しよう
少女二人の貴重な時間




