知らない世界13
コンコンコン
「父様母様、ルシフェルです」
「待っていましたよ」
「入っていらっしゃい」
「失礼致します」
少ししてルシフェルおにいちゃんとアリスさんがやってきた。レンドールとモエはどうしても目が覚めなかったようで気持ちよさそうに寝ている。
「あら、寝てしまいましたのね」
「母様と父様に会うのを楽しみにしていたんですが……」
「仕方ないですよ。モエさんもレンドールさんもいつもならもうお休みになっている時間です」
「ルシフェルくんアリス。可愛い私達の子を抱かせて頂けないかしら」
「勿論です母様。此処へ来たのはそれが目的ですから」
私は母様の膝の上から降り壁際に控えていたアリスさんの横へと移動する。アリスさんが何かを言いたそうにこちらを見ていたけれど見るだけで何も言われないので今の所は後回しにする。私の目の前ではレンドールは父様へ、モエは母様へと抱き直される。父様も母様もそれは幸せそうな顔をしながらモエとレンドールを見つめている。
「また大きくなりましたね」
「ええ…子供たちの成長は本当にはやいですわ。ノワールくんとルシフェルくんでもう分かっている筈なのにいつも驚かされます」
「この間まで『パパとママと一緒に寝る!』と言っていたはずのお二人がこんなに立派にお兄ちゃんをしていますからね」
「と、父様!」
「それは何時の話ですか……」
「私達からすれば昨日の出来事のようですのよ?」
父様が茶化して、ルシフェルおにいちゃんが顔を赤くして、ノワールおにいちゃんが呆れて、母様が笑って…これが本物の家族だと見せつけられている気分だ。見せつけられているというのは語弊があるかな。見せつけてもらっているが私の中で正しい。だって悪い気はこれっぽっちもない。寧ろこんな絵に書いたような家族が本当にいるんだと関心する。思わず拍手までしてしまいそうだった。
「…ニナ様は輪に入られないのですか?」
「どうしてですか?」
「…………いえ」
「?それにしてもステキですね!アリスさんがいっていたとおりのとうさまとかあさまでした」
「そうですね。旦那様も奥様もご家族のことを心から愛していらっしゃいますから」
「こんなにステキなかぞくはじめてみました!」
「…………ニナ様」
「……はい?」
「失礼を承知の上ご質問させてください……そのステキな家族には、勿論ニナ様も含まれておりますよね……?」
思わず目を丸くしてしまった。深刻そうな声でアリスさんが話し出すものだから何を言われるのかと身構えてみればなんて事無い質問だった
「あたりまですよ!ニナだってかぞくです」
「ええそうです、ね…不躾な質問失礼致しました」
「いえ、気にしないでください。何があっても『ニナ』は家族ですよ!」
ここまで急ぎ足で色々省き過ぎたかと反省したので
本編を短く切ってここまでの登場人物の整理整頓
ニナ・ファンファーレ(安心院新愛) 転生者。本主人公。ファンファーレ家長女
アリス ニナの従者
ノワール・ファンファーレ ニナの兄。ファンファーレ家長男
ルシフェル・ファンファーレ ニナの兄。ファンファーレ家次男
レンドール・ファンファーレ ニナの弟。ファンファーレ家三男
モエ・ファンファーレ ニナの妹。ファンファーレ家次女
ニコル・ファンファーレ ニナ達の父親
ティア・ファンファーレ ニナ達の母親
ユリヤ レンドールの従者
フィオーレ 精霊
アリーナ ファンファーレ家お抱えの医者
神野里穂 新愛の親友
こんな感じです




