262:【OPERA】色惚けオッサンは人としてドクズらしい!?
前回までの「DYRA」----------
RAAZからのミッションで西の果てをめざすロゼッタ。
途中、立ち寄れる最後の場所で最終準備をしようと立ち寄ったカモラネージ村でなんと、ピッポとキリアンと鉢合わせてしまった。
睨み合いというより、今にも胸ぐらを掴み上げそうな勢いだ。まばらながらも着席している客や、店主とおぼしき青年を始め給仕たちがその様子を注視する。傍らにいるキリアンは見かねて仲裁に入った。
「ちょっとピッポさん! ねぇ、ここ食堂だよ? 他の人もいるんだ。落ち着きなよ」
「ヴェントゥーラ。そんなことより、手伝ってくれ」
ロゼッタはふたりが話している隙にそっと席を立った。タヌの件でピッポのことは許し難い。だが、今彼らに時間や体力のリソースを割く余裕はないのだ。
「お騒がせして申し訳ございません」
食堂の給仕と店主へ素早く、それでも丁寧に頭を下げると、ロゼッタは迷惑料にと数枚の銀貨を握らせた。切迫した空気から、給仕はとっさに「こちらへ」と伝えてロゼッタを店の裏口から脱出させるべく、つき添う形で裏口へ案内する。そのときだった。
「おい待てこの女狐!」
ピッポがロゼッタを裏口から出そうとした給仕を背中から突き飛ばし、後を追う。一瞬早く外へ駆け出したロゼッタは巻き込まれずに済んだ。
食堂という公共の場での傍若無人な振る舞いに、外で様子を見ていた村の人々がざわめく。
「ピッポさん!」
キリアンにしてみれば、傍目に見ればツレがいきなり暴発した形だ。止めなければならない。
「お兄さんたち、ごめんな。これで堪忍してくれ」
そう言って、転倒していた給仕を助け起こしながら、その手に数枚の銀貨を掴ませた。
「ちょっ!」
こんなお金を受け取れないとばかりに給仕が突き返そうとしたが、できなかった。キリアンはすでにふたりの後を追っていた。
店の外へ出たロゼッタは全速力で走った。とにかく、村の外へ出なければならない。くの出入口を視線で必死に探す。走っていると正面にそれが見え始める。
(どちらへ逃げるか!)
迂闊に西へ走れば目的地を教えることになりかねない。与えられた役目を果たすことももちろんだが、主やタヌへ、望まぬ展開を一緒にもたらすことがあってもならない。
ロゼッタが考えながら走るうち、外にいた村の人々が野次馬化していることに気づいた。
(人垣に阻まれる前に出なければ!)
そのときだった。
「おねえさん、こっちよ!」
「逃げて逃げて!」
村の出入口近くに停まっている荷馬車の脇に立つ女性たちがロゼッタを助けようと口々に声を上げた。すると、それまでどちらへ加勢すれば良いのかと模様ながめだった村の男たちも、両腕を広げて通行止めの体勢を取ったり、横から体当たりをするなどで、ロゼッタを追って出てきたピッポを阻む動きをする。
「何するんだっ!! あのババアは悪党の手先なんだぞっ!! おいっ、退けっ!!」
ピッポが村人を振り切ろうとしながら叫んだ。村人のピッポへの振る舞いを見たキリアンは、至極当然とばかりに顔をしかめた。用心棒として守りはするが、これは自業自得だ。ピッポを守るために村人たちを剥がすような動きは敢えて取らなかった。
騒ぎが大きくなる中、ロゼッタは今だとばかりに女性たちが手招きする方へ走った。
「さ、こっちから」
村の女性たち数名がロゼッタを港側にある村の出入口へ誘導した。
「ここをまっすぐいけば都か、デシリオへ連れて行ってくれる船が来る波止場」
「それか、波止場へ行く道の途中にある分かれ道を山側へ行けば都へ繋がる街道に出るよ」
「分かれ道は目立たないし、手入れしていないから草ボーボーだけどね」
女性たちはロゼッタの背中を見送ると、騒ぎの輪の方へ向き直り、ピッポたちが抜けてきた場合に備えて身構えた。
「ありがとうございます!」
ロゼッタは港がある方へと走った。
(時間が惜しいが、見つかれば面倒になる。船で西へ行くしかないか?)
ピッポだけならともかく、同業もしくは類業のキリアンまで振り切らなければならないのだ。ロゼッタは選択を迫られた。
海は船で出て追いつかれてしまえば万が一のとき逃げ場がない。
では、海岸沿いを西へ歩き続けるのはどうか。
(村の人たちは東側へ出してくれたから……)
もう一度村へ戻り、横切る形になってしまう。それでは助けてくれた人々の厚意が無になる。何か、良い方法はないのか。
そのとき、ふわりと風が吹いた。1枚の紙がロゼッタの前に舞い、外套にまとわりつく。
「あっ」
ロゼッタは慌ててそれを剥がした。先ほど見せられた瓦版だった。恐らく、誰かが読んだあとに捨てたものがどこからか飛んできたのだろう。
(よもやアントネッラさんが本当に会長、いや、あのマイヨを切ったとでも言うのか?)
読み返すだに信じられない。同時に、食堂で浮かんだ疑問がもう一度浮かぶ。
ピルロのアントネッラ市長、今朝早くに帰還
街再開発を錬金協会、アニェッリとまとめあげる
(今、何時だ?)
ロゼッタは懐中時計を取り出し、文字盤をちらりと見た。今の時間は、まだ朝八時にさえなっていない。
(やはり、おかしい)
どうして「今朝早くに帰還」と書けるのか。何よりこの、馬車から下りる場面をやや俯瞰気味に撮った写真。顔こそ多分そうだろうとわかるが、断定できるほど明瞭ではない。良く良く目を凝らしても、周囲の風景は写っておらず、足下の石畳しか見えない。
(もしかして)
違和感が意味する可能性に気づくと、ロゼッタは瓦版をビリビリと細かく破った。紙片がふわふわと空へ舞った。
(会長が、見抜けないはずがない)
アントネッラの件はいったん、思考の外に追い出しても問題ない。一呼吸し、自分が考えるべきこと、即ち、目的地へどうやって行くかに専念しようとしたときだった。
「──!」
突然、村の方から叫び声が聞こえてきた。声はひとりやふたりではない。聞きようによっては阿鼻叫喚だ。
(何だ!)
先ほどのふたりが村人たちへ迷惑行為を働いたのだろうか。ロゼッタは反射的に身を隠すなり、やり過ごすことができそうな場所を探す。だが、すぐには見つからなかった。
隠れるという選択肢がない。ロゼッタは視線の先に見えた港の方へと走った。
そのうち、別の足音や声が、風に乗ってか聞こえてくる。
「──あの女は、お前たちが忌み嫌うラ・モルテを匿った手先だ! しかも私が『文明の遺産』を開けるための『鍵』を盗んだとき、そこにいたヤツだ!」
「──落ち着けよ! 何ワケわかんねぇことぉ!」
「──『文明の遺産』にまつわる情報も持っているんだよ!」
「──だからって、村の女の人に手を掛けるとか最悪だよピッポさん!」
「──匿うようなマネをするからだ!」
微かに聞こえた言葉に、ロゼッタは逃げ切らなければと必死に走る。もう港は目の前だ。出航する寸前の漁船が視界に飛び込み、ロゼッタはそちらへ向かった。
カモラネージ村の東の端にある港で、皮膚がすっかりしわくちゃになった年老いた男と、顔立ちこそ気持ち似ている中年男、親子らしきふたりの漁師が網が積まれた漁船に乗ろうと桟橋へ向かったときだった。
「すんませーん!」
突然、追い掛けるように桟橋へと近づくふたり組の男が漁師へ声を掛けた。ひとりはキリアン、もうひとりはピッポだ。
「いまさっき、若い女が来なかったか?」
「若いってより、ちょっとババアかも知れない」
「ピッポさん! そこじゃないって」
漁師親子は顔を見合わせるとニッコリ笑い、村と都を繋ぐ道が見える方を指差した。
「ああ、さっきそういえば、すごい血相であっちへ行ったよ?」
中年の漁師がそう言って、漁師たちは船に乗った。
「ヴェントゥーラ! 追おう」
漁師たちはふたりの言葉を最後まで聞くことなく、おもむろに船を沖へと出した。
ピッポは街道が見える方へと振り返ったが、キリアンは動かず、自らの足下だけをじっと見つめる。
「ピッポさん。ムダだね」
「は?」
「やられた」
キリアンが苦い表情で顔を上げた。
「逃げられた」
「な、どういうことだ!」
「ピッポさん、足下ちゃんと見なよ」
言いながらキリアンがとび口で指したのは、砂でそれなりに汚れた桟橋だった。先ほどの漁師たちが通った大きな靴痕が無造作についているが、ところどころ、少し細い靴痕があった。
「今のふたりがこれ。で、この細いのは?」
意味するところを理解したピッポは忌々しげな顔をした。
「彼女は都から西へ出た。ってことは、この村より西に用があるってこった」
「ああ。東の果てと同じように、西の果てにも『文明の遺産』がある。あの馬の骨の走狗だ。行き先はそこに違いない」
「今から都へ戻って船借りて、ってのもなぁ。って、陸路で行くしかないか」
「ヴェントゥーラ。ちょっと来い」
「何?」
「来ればわかる。悪いようにはしないから」
ピッポがキリアンに街道のある方を指し示すと、スタスタと歩き出した。
「え? 何だよ」
キリアンは後を追うようについていった。
ロゼッタは、ピッポとキリアンが港から街道の方へと歩き出した様子を見届けてから、漁船に積まれた網から顔を出した。
「助けてくれてありがとうございました」
「良いってことよ」
「片方は殺気だっていたし、危なかったよ」
船を漕ぎながら漁師親子が笑顔で応えた。
「それにしても、あんなまずいのに追われちゃ大変だ。デシリオあたりまで送ろうか?」
ロゼッタは改めて頭を下げた。
「いえ、多分あの人たちもそっちへ行くでしょう。村の西側で下ろしていただければ」
「良いけど、村の西なんて、何もないよ?」
「追ってきた人たちの目を誤魔化して、ゆっくりと戻れますから」
「ああ、そういうことね。わかったわかった。じゃ、漁に出る風を装って、大回して西へ行くか」
少しでも西へ行きたいこと以外、ロゼッタはすべて適当に言っただけだった。
(それにしても)
少なくともピッポが自分の素性をほぼ正確に見破った。おまけにキリアンがいた時点で都からこっちへ来たこともバレている。追ってくる可能性がもっとも高い。ならば、海路で少しでも先に西へ行くしかない。
主から任された役目を果たさなければならない。そのためには預かったものを奪われることもあってはならない。どうせ襲撃する気なら、せめて預かったものを然るべき利用方法で使い、役目を果たした後にしてほしいものだ──。ロゼッタはそんな風に思いながら、船に揺られた。
(それにしても、会長やタヌさんは大丈夫なのか……?)
ロゼッタは、彼らの身を案じた。
タヌが眠っている間に、DYRAとRAAZは彼を連れてマイヨが根城代わりに使っている部屋から南の高級別荘街メレトにある屋敷へ移動していた。以前使ったことのある場所で、3人は朝を迎えた。
「よく寝ていたな。休めたか?」
「あ、うん。ボクが寝ている間に、いつの間にペッレからここに来ていたんだ、って」
「ああ。RAAZがもマイヨも、『時間を無駄にできない』ってな。お前を起こすのも悪いと思って、そのまま連れてきた」
屋敷の庭にあるテラス席でDYRAとタヌは朝食を採りながら話す。メニューは燻製の豚肉とレタスを挟んだライ麦パンに、トウモロコシのスープ。タヌの分は肉が多めに挟まっている。
そこへ、屋敷の中からサルヴァトーレが現れた。
「ガキ。目を覚ましたか」
タヌは、この言葉で現れたのは、サルヴァトーレの姿をしたRAAZだと気づいた。同時に屋敷に小間使いなどの姿がまったくないことにも気づくと、朝食はサルヴァトーレが用意したに違いない、とも。
「あの、おはようございます。いつの間にメレトに。えっと、起こしてくれて良かったのに」
「ISLAが栄養剤を打った途端、ぶっ倒れたからな。疲れが溜まっていたんだろう? 起こすのも忍びなかった」
眠っている間に3人だけで色々話したことなどおくびにも出さす、RAAZがそう言った。その間、髪や瞳の色が本来の銀色へと戻っていく。タヌはそのときだけ、食事の手を止め、じっと見つめた。
「休めるのは、今このときが最後だと思っとけ」
「えっ」
この言葉が理由もなくタヌに重く響く。だが、すぐにタヌは軽く頭を横に振った。
「だ、大丈夫です。っていうか、ボクもう全然平気だし! それより父さんを追い掛けないと」
「タヌ。お前は徹夜で東の果てを走り回った。馬を使ったとは言え、さらにそのまま休みなしで東の端からペッレまで走り続けたんだ。今のお前には、休むことも父親を見つけ出す、いや、追いつくために必要なことだ」
気持ち焦りの色を浮かべ始めたタヌへDYRAが冷静に伝える。
「う……」
タヌは知らないが、ここへ着いてからRAAZが二度、体力はもちろん、緊張や酷使で負荷が掛かった筋肉を回復させる薬剤を彼に投与している。その様子を見ていたDYRAはタヌへ、必要ない場面で無理をさせまいと気を回す。
「ガキ。ついでだから言っておく。ここから先、お前の親父の件はもちろん、場合によってはすべての決着がつくまで一気に行くかも知れないんだ。たとえ一分でも一秒でも、休めるときは休め。無駄死にしたくないのならな」
笑みを浮かべて告げたRAAZに、タヌは何も言い返せない。
「少なくとも、お前の親父が次、何をしにどこへ行くか目星をつけないことには、どうにもなるまいて」
それを聞いたところで、タヌはライ麦パンをむしゃむしゃと頬張り、スープも一息に食べ尽くした。
「私の分も食べて良い。RAAZの言い方だとこの先はどの道、長丁場になるんだ」
「うん。ありがとう」
DYRAがパンが乗った皿とスープが入ったカップとをタヌの前に出す。自分の分と違い、野菜が多めに挟んであるライ麦パンを取ると、かぶりついた。
タヌが食べることに集中している間に、DYRAは切り出す。
「ところでRAAZ。この後本当に、どうするつもりだ?」
「言っただろ? ハーランとガキの親父を殺処分する。その上で、私の大切なものを奪い傷つけたこの世界を潰す」
タヌはこのとき、DYRAが嫌な顔をしていないことに気づく。もちろん、良い顔をしているわけでもない。敢えて適切な言い方を探すなら、納得し、落ち着いて受け容れているそれだ。
(そっか。あんな目に遭ったんだもん。そうだよね)
東の果てでの出来事を思い返せば、彼女にはもう反対する理由など何もない。DYRAはタヌを見ることなくRAAZへ切り返す。
「それはわかっている。さしあたって、どこから手をつけるのかと聞いたつもりだった」
「今はハーランを引っ張り出す仕込みからだ。それをやらないことにはいつまでもこっちが後手後手になる」
「仕込み?」
「ああ。東の果てにある研究所のことはガキの親父にバレていたんだ。なら当然、西の果ても然り、と思って良い。それで、ハーランがどう動くか、その出方も見たい」
「西の果てにも同じようなものがあるのか?」
DYRAはピッポを見つけた建物や東の集落を思い出しながら、苦い表情を作る。
「ある。だが、そっちは見た目から無駄に目立つとか色々事情があってな。大昔に私が隠した。間違ってここの文明の愚民共がその存在に勘づいてバカな気を起こさないようにな」
「隠した?」
そんな言葉が出てくるとは思わなかった。DYRAはオウム返しする。
「ああ。周辺一帯を崖崩れで半壊させて、簡単には近づけないようにしていたつもりだった。随分昔のことだがな」
「念入りだな」
「当たり前だ。ただ、それでも最悪の事態には備えてはいた。本当にそんなことになったら、私がそこに行くことができるようになったとき、表に出せるようにと」
「行くことができるだと?」
「ああ。私がそこに意識をやっているように見せないためにな」
「どういうことだ? そこに何かがある素振りすら見せないようにするため? となると、誰かを行かせた?」
RAAZは頷いた。
「私が行けばハーランに目印を直接教えるようなものだ。それに、こっちだって今ヤツがどこにいるのかもわからないんだ」
言われてみればその通りだ。聞き役に徹するタヌは小さく頷く。
「こちらとてISLAのアジトへ行くことで足取りを消せたのは好都合だった。状況は何でも利用するさ」
「こっちがどこにいるかを隠しながら、居場所がわからないハーラン本人から出てきてもらおう、とでも言うのか?」
DYRAはそう言ってから怪訝な表情をした。
「お前らしくもない。運任せか?」
「そんなつもりはない。西の果ては東と違って、動かせば最後、派手にわかるからな」
「派手にわかる、か。それにしてもそんな段取りをいつの間に?」
「万が一、錬金協会が乗っ取られたり、不測の事態が起きた際の手順については、かなり早い段階から私の手の者には徹底してあった」
RAAZなら、余裕綽々で自分が負けそうな状況など考えたことすらないはずだと思い込んでいたタヌは、自身の思い込みを反省した。同時に話を聞きながら、彼が持つ思慮深さに感服もする。
(ロゼッタさんや食堂のおじさんが、錬金協会のこととかであんなに色々あって大変だったのに動じないのは、そういうことだったんだ)
RAAZのように圧倒的に強いはずの存在であっても、事前にそこまでキッチリ決めていたとは。普通の人間だったら、社会の中心みたいな組織に逆らうような振る舞いなど絶対に考えもしないから、乗っ取りなんて起こさない。それ故、錬金協会の会長がそんな対策を考える必要はないはずなのに。
「ある置き手紙を残したり、特定の場所に待機を命じたら、『非常時運用』の合図だ、とね」
「納得した。あともうひとつ聞きたい」
「まだ何かあるのか?」
「マイヨはどこだ? あの男は、別行動で何をしている?」
「例の日記をチェックしてから、ピルロだろ? 背後関係と言うより、『全員、敵』の意味するところも確かめようと動いているんだろ。あとは小娘のことか」
「では、お前が何をどうするかとか、あの男には何も知らせていないのか?」
「西の果てのことなら表に出ればヤツにもすぐにわかる。私からヤツへゴチャゴチャ言う必要はない。むしろ、私以上によっぽど良くわかっているはずだからな」
話を聞きながら、タヌはの中で一つ、疑問が出た。
(その西の果てには誰が行ったんだろう? 東の果てみたいに地図がない場所だったら行けるのかな?)
最初、マイヨが行ったのかとも考えた。だが、ピルロへ行ったという。では一体?
(ロゼッタさんかな? でも地図がないところだったら行けないか。そしたら、誰なんだろう?)
質問できそうにない空気に、タヌは聞き役以上になれなかった。
262:【OPERA】色惚けオッサンは人としてドクズらしい!?2024/01/05 15:03
262:【OPERA】色惚けオッサンは人としてドクズらしい!?2023/06/12 20:00