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断罪の旅人  作者: 玖月 瑠羽
最終章 断罪の旅人
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6話 ミョルニル博士

 ミョルニルに誘われて展望台に着くと、綺麗な景色が広がっていた。確かに王妃が気に入るのも無理がない。城下町の風景もそうだが、此処から観える海の風景はとても気持ちが良い。ミーアたちとこの風景を観つつ、他愛のない話をしながらお茶会を楽しむのも良いのだが、残念ながら目の前にいるミョルニルと観る事になるとは不運でしかない。ミョルニルは、どう見ても無防備で隙だらけなのだが、今この瞬間で武器を抜けば間違いなく『殺せない』だろう。ミョルニルの放つ雰囲気は、無防備ではあっても間合いに入っている。初めてミョルニルに――いや、博士と出会った時と全く変わっていない。


「私を殺さないのか? 隙だらけだと思うが、その気配すら出さないようだが」


「その無防備な状況で、多くの軍人をたった一人で壊滅させた男が何を言うか。弾丸も、刃物も効かない。何故、生存は絶望な状態で、たった一人の研究者である博士が生き残れたか。ようやく合点がいった。博士、あんたは『狂い神』だ。それが分かれば、全て納得がいく。故に、博士。あんたから真実を聞くまでは、殺すつもりはないさ」


「流石は旅人か。数多に存在する世界を見守り、正しき滅びへと導く者。世界の終始を見守り、世界の記録を作り保管する者。まさか、お前が旅人となるとは想定外――いや、私を殺したのだから当然か。しかし、刻竜の因子をその身に宿しているにも関わらず、人の姿を保つか。実に興味深い現象だな」


 博士は此方へと振り返り、微笑みながら言った。何故、刻竜の因子を知っているのか気になるが、博士は「やはり、気づいてなかったか」と呟くと、何が嬉しいのか分からないが、どこか歓喜を押し殺している声で笑っている。目の前にいる博士が何を望んでいるのか不明だが、この男に対して油断すべきではないと本能が告げる。


「刻竜の因子についてもそうだが、立ち話で片付けるのも面白くない。さぁ、座りなさい。お茶でもしながら語ろうではないか」


 博士はそう告げると椅子に座り、テーブルに置かれている紅茶の淹れられたティーカップに指をかける。その姿をみて、やはり此処で殺しとくべきでは言う苛立ちが生まれたが、それを我慢して向かい合うように席へ座る。お茶請けと紅茶が入れられたティーカップが置かれたテーブルを見て、俺が来ることが分かっていたようだ。


「さて、白兎――いや、今は御心五十鈴と名乗っていたな。何か質問があるのだろ」


「あぁ、そうだな。博士には聴かなければならないことが沢山ある。まず初めに、レーヴァを狂わせた理由を教えろ。どうして、そのようなことをしなければならなかったのか。何かしらの理由があるはずだ。まずはそれが知りたい」


「レーヴァ? あぁ、あの試作三十二号のことか。何故、今更になって素体三十二号を知りたいのか。あぁ、彼奴の魂を砕き、狂いの欠片に刻んだ術式の事が気になるという事か。まさか、そこから話を聞きたいとは、中々に面白い。良いだろう、レーヴァ――いや、我が弟について、そして私の存在を教えてやろう」


 先ほどまで楽しそうな表情だった博士だが、レーヴァの話になった途端につまらなそうな表情へと変わった。期待していた質問ではなかったのだろうが、俺には関係のないことである。魂を砕く行為自体、禁忌であるのにも関わらず弟である存在の魂を平気で砕き、細工を施せる目の前の男に対して警戒する。その姿を見て、博士はティーカップを手に持ち一口飲んだ後に語り始めた。


「お前が断罪したレーヴァは、元々欠陥品だった存在だ。本来なら神々の手によって廃棄処分されるはずだったアレを、私が回収したに過ぎない。人間の肉体は脆い物だと言うのに、神々は人間の英雄を求めるあまりに、自らの手で作り出した。人間を導くと言うが、ただの人体実験に過ぎない。お前の知っている通り、我々は北欧神話で語られる武器だ。そこまでは理解しているのだろう」


「あぁ、レーヴァの魂を解析して、その情報は得ている。レーヴァは神ロキが鍛えた『レーヴァテイン』が人の姿をした存在。名前を聞けば大体予想は出来た。だが、あくまで想像でしかない中で断定はできないのでな。レーヴァティンと同じ名前の存在がいてもおかしくはないからな。そして、ミョルニル、お前は神トールの武器だ。しかし、お前がレーヴァの弟として作られた存在と言う情報に違和感がある。どう考えてもレーヴァは――博士、あんたよりも幼く感じる。博士とレーヴァの魂の質もだ」


「そうか――クックック。そうか、そうか。そこまで理解しているか。」


 何が面白いのか分からない。だが、今目の前にいる博士は間違いなく俺が知る博士その者だ。ニヒルの笑みを浮かべながら笑うその姿は、あの日俺が殺した時の博士と似ていた。そんな嬉しそうに笑う博士は、起源が良いのかレーヴァについて語り始めた。


「あぁ、実に嬉しいものだな。その通り、我々はラグナロクを迎える前に神々の手によって自我を植えつけられ、人間の肉体へと適合するように製造された。それが我々神造兵器だ。そして、お前の言う通りだ。私は確かに弟機として創り出された存在だ。正確に言えば『神造兵器試作第一号』それが私だ。その時に兄として作られた試作第一号機のレーヴァは、レーヴァテインとしての力の制御に失敗し自戒した。よって私は弟機であり、兄機でもあると言うわけだ。そして、お前が断罪したレーヴァは、先ほども言った通り『神造兵器試作第三十二号』だ。試作第一号機と同様の現象が起きたが、私が調整しただけにすぎん。私は神々に作られた存在とは言え、奴らに従うつもりは無かったがな」


「三十二体も存在していたのか。何故、レーヴァの魂からその情報が得られなかったのか。それは博士が改ざんしたからなのだろう。ならば、残りの三十一体はどうした。三十二体目のレーヴァを狂わせた理由はなんだ。レーヴァを操るために狂わせたのか」


「残念ながら、そうではない。三十二体の素体の中で、唯一自我を持ったのが最後の素体だった。それ以外は全て神々の手によって失敗作として処分された。それによって、精神的にやられたのだろうな。狂った精神を戻すことなど、不可能に近いものだ。ならば、修正するのではなく今ある状態を反転させる。狂っているのならば、精神を狂わせ正常に戻す。ただそれをしただけに過ぎない。まぁ、私はスルト神ではなくトール神の手によって作られた素体だがな。私の後継機は存在しないが、権能は神々と同等の力を与えられた。それが私だ」


 断罪者が真実を述べているかを見抜く仕事を続けていたから、博士の微妙な変化も判断することができる。それ故に、博士が嘘をついていないと言う判明する。そもそも、こんな上機嫌で話している時点で、真偽の力を使わなくても真実を話している事は分かる。ただ、博士は何やら驚いた表情をしながら手に持っていたカップをソーサーに戻し、面白いものを見るような表情で話し始めた。


「やはり、真偽の力を持っていたか。使用せずとも気配ですぐに分かる。真偽の力は、星の意思によって創り出される物だ。お前が私を殺せたのも、星の意思によってその力を与えられた。それが、今のお前を構成しているという事だ。さて、刻竜の因子だが、私がそれを知っているのは当たり前だ。あの時、レーヴァを断罪し、刻竜の血をお前に投与した瞬間を見ていたからな。とは言え、旅人の世界に介入することは不可能だが、初代との契約で見る事が出来た。ただ、それだけだ」


「なるほど、だから初代がレーヴァに協力したというわけか。ようやく腑に落ちたが、初代がまさか力を貸すなど――いや、そうか。初代にとって、無月隊長をしつこく追っていたからな。そういった意味で、どうせ無月隊長には手を出さない代わりに願いを叶えろとでも言ったのだろう」


「ほぉ、まさかそこまで読み解いたか。あぁ、初代との契約はお前の言った通り、あの男との戦闘の邪魔をしない契約をした。正直、あの男の相手は初代しか不可能だからな。しかし、私には渡りに船とも言える。しかし、お前がどうして刻竜の因子をその身に宿したまま人の姿を維持できるのか。お前は疑問に思わないのか」


 俺が人であり続ける理由。久々利白兎としての自分の名を名乗り、その名こそが真実であると認識すると竜人になってしまう。刻竜の因子で人の姿を保ちながら、竜の因子のせいで竜の翼と尻尾が生えてしまう。それに、博士の名を奪った手前、博士の名を使用しなければいずれ『奪った記憶』と共に、名前が戻ってしまう恐れがあった。


「どうやら、気づいていないようだな。お前は無意識化で真偽の力を使用しているから、未だ人の姿を保てているのだ。刻竜の因子は、本来ならば人間に投与すれば人の姿は保てず竜の姿になってしまうはずだ。だが、お前は人の姿を保っている。それは『人であり続ける意志によって竜人の姿が偽りであり、人の姿こそが真実だ』と、お前が無意識化で確定づけたからだ」


「無意識化で、俺が真偽の力を使用しているから。なるほど、確かに他の旅人たちが本来ならあり得ないだの、刻竜の因子が人体に負けたのかだの何か言っていたな。確かに、それなた合点がいく。だが、それ以前の問題だ。何故、お前は真偽の力を知っている? その情報は旅人の極一部にしか知られていないはずだ」


「ほぉ、そうだったのか。それについて、答えるとしよう。真偽の力については、簡単なことだ。貴様に殺されたあの日、私は死なないと言う真実を捻じ曲げられたからだ。それも、お前が手にしていたナイフから、その力を感じ取った。あの時は、私も驚かされた。まさかこの私の運命を書き換える存在が現れるなど、予想できるはずもないだろう。あぁ、あの時はとても嬉しかった。私の目的を完遂するための最後のピースが揃ったのだから」


 何やら嬉しそうに笑う博士の顔面を、今すぐにでも殴り飛ばしたい。だが、それを必死に押さえながら、先ほどの言葉について質問をする。


「俺が運命を捻じ曲げただと。旅人になる前の俺に、そのような力があるはずないだろう。しかし、お前がそう言うのならきっとそうなのだろうな。しかし何故、俺が最後のピースなのだ。お前の言う真実を捻じ曲げる力が目的か」


「ほぉ、ちゃんと理解はしているようだな。あぁ、そう言えば私が用意した杭を、お前たちが解体していたな。もう不要となったモノを、お前たちが解体してくれるとは助かる。アレは儀式のための事前準備でしかないが、不要なものを残しておくわけにはいかなかった。感謝しよう。そして、我が故郷であるこの世界にお前が来ることで、ようやく儀式は完全となる。来る日の神による、終焉の音は完成される」


「終焉の音。お前の目的は、全ての世界を巻き込んだ『終極の一巡』か。まだ他の世界は、最後の一巡に到達もせず、因果の果てにすら辿り着いていない。何故、そのような暴挙を起こす必要がある。通常の一巡を利用すれば、お前が望む結末に書き換えることも可能だろう」


 世界規模の一巡は、力ある者によっては規定で決まっていた運命を変える事が出来る。微小な特異点を創り出して、それを確率事象から確立事象に変更すると言えば良いだろうか。そのような事なら、目の前にいる博士なら簡単にやれるはずだ。だが、それを蹴ってまで『全ての世界をリセットする一巡』にこだわる理由が分からなかった。


「確かに、お前の言う通り宇宙の一巡を利用すれば、望む世界に帰ることは可能だ。だが、それはあくまで分岐したものでしかない。私が望むのは、全ての世界をオールリセットなのだよ」


「オールリセット? 何故、そのようなことを望む」


「簡単なことだ。私とレーヴァが存在していたという情報の全てをリセットするためだ。そもそも、忌々しいことに私とレーヴァは通常の力では消滅することは出来ない。私たちを作成した神々の問題ではあるが、どうにも簡単には死ねないようなのだ。何度も何度も死んでは、いつの間にか同じ肉体で蘇る。時間の巻き戻しではない。まるでひと時の夢から覚めたように、新たに同じ肉体で蘇る。まるで咎人のように、永遠に生き続ける。そう、お前たち旅人と同じなのだよ」


 その衝撃的な一言に、固まってしまった。旅人になるという事は、世界との枷を外すこと。それは世界がそれを許可し、旅人の世界に存在する『肉体を精製する神秘の森』に、その魂と言う情報が記録されていることを意味する。博士は、旅人と同じ存在に昇華したと言っているのだ。本来なら絶対にありえない事を、目の前の博士は言っているのだ。


「あり得ないと思うかね。あぁ、私も同じだ。狂い神に昇華した時、旅人と言う存在を知った。そこに希望を見出したのだよ。レーヴァの精神を調律するのもそろそろ限界を迎え始めている。それ故に、お前たち旅人が知る『全ての世界を巻き込んだ一巡』を意図的に起こす。私とレーヴァを消滅させるためにな」


「あまりにも身勝手な行為だな。お前のその行為が、他の世界にどれほどの問題を引き起こすのか。頭の良いお前なら分かっているはずだが、それでも引き起こす気か」


「あぁ、理解しているうえで、全てをリセットする」


 何故、旅人の世界を理解しているのか気になるが、これでミョルニルが行おうとしていることが理解できた。この世界を基軸に、終極の一巡にて世界を全てリセットする。本来ならまだ数億年以上先の行為を、博士は自身のエゴを叶えるために引き起こそうとしている。この場所で博士を殺すこともできる――いや、今は無理なような気がする。今、この場で戦闘になれば取り返しのつかない何かが起こりそうな気がするのだ。


「お前たちにとっては、それこそが唯一の解放。無限の命を得てしまっても、お前たちにも寿命と言う概念があるはずだ。無限の死と再生の繰り返しにより、お前は正常な考えを持てなかったのではないか。何故、旅人の事を理解しているのに頼らない。お前の事情を聞けば、何かしら対応してくれたはずだ」


 何故、ミョルニル達が助けを求めなかったのか。当然の疑問が脳裏を浮かび、ミョルニルに質問した。旅人と接触していれば、助けを求めても出来たはずなのだ。それをせずに、このような暴挙に出た理由を確認しなくてはならない。


「旅人に頼るか。残念ながら、お前たち旅人は全ての世界の記録が仕事だ。私のような存在に割く時間はほぼ無いに等しいだろう。特に、通常の一巡で消える事が出来ない私たちは、世界にとってのガン細胞に等しい。そのような存在を、お前たち旅人は消せるかね。ガン細胞を殺すことは出来たとしても、新たにガン細胞は生まれる。それはどのような形でも繰り返し生まれるのだ。ならば、お前たち旅人はどう動く。私の知る限り、同族として向かい入れるだろう」


「確かにそうだろうな。お前の言う通り、現状の旅人の数では全ての世界を見守ることは不可能。それ故に、素質を持つ者を旅人へとスカウトするだろうな。つまり、お前が旅人を頼れなかったのは、互いの譲れない願望――いや、願いの不一致か」


「その通りだ。私たちの願いは消滅であり、お前たち旅人の願いは存続だ。相容れぬのならば、どうにもならないだろう。私としては、お前がそちら側に就いたことに驚いたがな。お前は罪人として裁かれることを望む者。旅人になるとは思えなかったが」


 博士のその言葉で「確かにな」と答えた。確かに、俺はあのまま地獄へ落ちると思っていた。だが、嬢ちゃんや隊長のおかげで旅人になった。そう考えると、この男の言う通り裁かれることを望んだ俺が旅人として生きていることが皮肉に感じる。


「博士の言う通り、地獄に落ちるはずだった。俺がしてきた罪の重さを考えれば、地獄に落ちるのが妥当だろうさ。だがな、今は旅人として働けて感謝している。罪の清算なんて考えていない。俺は、俺の役目を全うするだけだ。ミョルニル、お前はこの世界で――いや、全ての世界を巻き込んだ一巡を引き起こすために、今まで動いていたのだな」


「あぁ、その通りだ。私としては、最後の研究とも言えるがな。そもそも来日の神は、全ての始まりと言われる存在。無の世界に生まれた最初の知的生命体。その力を解放すれば、全ての世界――いや、お前たち旅人以外の世界がオールリセットされるか」


 そう言うと、ミョルニルは紅茶を飲み目を瞑った。すると、どこからか爆発する音が聞こえた。すぐに其方へと顔を向けると、どこかの屋敷の方から煙が上がっているのが見えた。あそこは、確か廃墟となった旧貴族邸があったはずだ。なんか人気観光地として、観光地パンフレットに記載されていた気がする。すぐにミョルニルの方へと戻すと、面白いモノでも見るような表情で語り始めた。


「そう、全てが始まる。アストリア家のおかげで、長き年月をかけて用意した計画も最終フェーズに移行できる。そもそも、この世界はほぼ崩壊しかけている。なれば、もう不要だろう」


「最終フェーズだと。一体何を起こそうとしている」


 博士に対して質問をした。正直に言えば、素直に話してくれるだろうと言う期待があった。旅人になる前もそうだが、博士は質問をしたことについて素直に答えてくれる。人間にとって秘密にしたいことは沢山ある。だが、博士に至っては違う。自身の事だけは素直に話してしまうのだ。どのような実験をしようとしているのか、どのような計画を企てているのか。自身に関するものについてだけは話してくれる。


「この世界の人間は魔力によって生きながらえている。そのように人間の構造を変えたものが存在する。それこそが、この世界に眠る魔物――私は、その魔物を起こす為に今まで準備を続けてきた。そして、それを基に来る日の神として、疑似的にレーヴァを神化させる。それで、全ては終わる」


「疑似的にレーヴァを神格化させる? それに、何の意味がある――いや、それ以前に人間の構造を魔物が変えた? 一体どういうことだ」


 その瞬間、博士は手に持っていたカップを置き、まるで昔を懐かしむように話し始めた。

どうも、お久しぶりです。

すっごく久しぶりに長期のスランプに入っていた私です。

そして、仕事が忙しく脳疲労を起こしておりました。

本当に、遅れて申し訳ありません。

徐々に執筆する気力も回復したので、これからもスローペースになるかもしれませんが書き続けます。


では、次話で会いましょう (`・ω・´)ノシ

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