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第462話 冒険者カードのチェック

4コマ劇場 アイオライト_820・・・・・2014/01/27

 シリーズ3

  タイトル「冒険者カードのチェック」


★ 1コマ ★

冒険者管理組合、奥の事務所にて・・・


 リューコガーネット

「え~っと・・・(ピピピッ) ・・・・・・・(ぬ?) こ、これは!?(どびっくり)」 ← カードを機械に通してチェック中~


冒険者管理組合、受付にて・・・


 パロットクリソベリル

「あ、戻ってきた(ぼそっ) リューコさん、冒険者カードの更新・・・やけに時間がかかっていましたね~(苦笑)」


 リューコ

「・・・う~ん(汗)」


 スファレ

「なに言ってるのよ、そんなの(時間かかって)当然でしょ~♪ なんたって、ラリマーでは大冒険を・・・大魔王クラスの怪物を倒しちゃったんだから、信じられないほどレベルが上がったとみた!!(叫び)」


 パロット

「まぁ、普通に考えればレベル2~30は上がっているかもな~~~(汗) でも、オレの場合は例のごとくヒーラーとして活躍した覚えが無いから、レベルが上がっているとは思えない!!(えっへん♪)」


 リューコ

「はい、とにかく冒険者カードを返却するね~(どうぞ)」


 スファレ

「あははっ、いばって言うことじゃないでしょ~~~♪(笑) さて、わたしの方はレベルがどれだけ上がったかな~・・・って、えぇ!?(ぎょぎょっ)」 ← カードを確認する


 リューコ

「・・・・・・・(どきどきどき)」


★ 2コマ ★

 スファレ

「・・・・・。・・・・・・・。・・・って、なにコレ!?(叫び) どーなってるのよ!!(むきーーーっ!)」


 パロット

「おぉ~♪ 見事にレベルが上がっていないな~~~(ふむふむ)」 ← スファレのカードを覗き込む


 スファレ

「あれ~!?(汗) 今回、ザコ敵だけでもかなりの数を倒したはずなのにレベルが1のまま・・・てか! ちょーーーーーっ、経験値がマイナス3万ってどういうこと!!(どびっくり)」


 パロット

「おぉ~、経験値の借金なんて初めて見た(どきどきどき)」


 リューコ

「じゃあ、その件について説明するね。まず最初に、これは冒険者カードのエラーではありません」


 スファレ

「じゃあ、なんだっていうのさー!(涙)」


 リューコ

「たしかに・・・今回の冒険でスファレさんはレベル20ぐらいは楽勝で上がるだけの経験値を稼いでいたようだけど・・・(これはログで確認できています)」


 スファレ

「なら、どうして・・・」


 リューコ

「それは簡単。稼いだ以上に・・・経験値を消費したってことだね~」


 スファレ

「・・・は?(大汗)」(経験値を・・・消費?)


★ 3コマ ★

 リューコ

「これはあまり知られていないことだけど~、冒険者の武具の中には・・・HPやMPじゃなく経験値を消費することで効果を発揮するモノが存在するの」


 スファレ

「・・・へ?(汗)」


 パロット

「ほぉ~、それはオレも初耳だ」


 リューコ

「当然、経験値が下がればレベルも下がってしまうことになるから、冒険者にはあまり歓迎されていない武具なの。・・・でも、レベルが下がるほど経験値を消費する武具なんてあまり聞いたことがない(う~ん) わたしが唯一知っているのは・・・経験値を消費する量がケタ違いに多く、その反面、大量破壊兵器並みの攻撃力を誇るシンセティック系の武器しか・・・(ぼそっ)」


 スファレ

「・・・し、シンセティック(ごくり)」


 パロット

「そういえば、おまえ・・・シンセティックソード、同カノン、同ハリセンを使いまくっていたな~~~(なるほど)」(それで借金・・・)


 スファレ

「アレって、単三電池で動いてたんじゃなかったの!?(どびっくり)」


効果音「ずががーーーーーーーーーーん!!」


 リューコ

「単三電池はあくまでも電源スイッチで、エネルギー源は経験値でしょうね~~~(お気の毒に・・・)」


 スファレ

「そ、そんな~・・・(涙)」


★ 4コマ ★

 パロット

「ま、単三電池で大魔王クラスの魔物に大ダメージを与えられるわけないよな(考えてみれば)」


 スファレ

「最強装備を手に入れたと思ってたのに・・・(しくしくしく)」


 リューコ

「と、まぁ~、スファレさんの方は説明がつくのだけれど・・・(う~ん) 問題はパロットくんの方ね~(汗)」


 パロット

「オレの? オレの方もレベル1のまま変動していないけど・・・何か問題でもあるのか?」


 リューコ

「パロットくんの方は、変動なさすぎ・・・」


 パロット

「変動って・・・ヒーラーとして活躍しなかったんだから、レベルも上がらなくて当然 (ぼそっ)」


 リューコ

「たとえヒーラーとして活躍しなくても、経験値が上がることはある。でも、パロットくんの場合、経験値・・・いえ、全ての数値が1ポイントも上がっていない。それどころか、活動ログすらまったく記録されていない。まるで、他人の冒険者カードを保有しているように、カード自体の活動が停止しているようなの」


 スファレ

「それって、冒険者カードが壊れているとか?(汗)」


 リューコ

「その可能性も考えたけど、チェックの結果はオールグリーン(ぼそっ) その他の原因があるとしか・・・(う~ん)」


 パロット

「う~ん、たぶんあの人が原因だよな~(大汗)」


 リューコ

「え? パロットくん、なにか心当たりでもあるの!?(汗)」


 パロット

「あ~(汗) なんにしても、ヒーラーとして活躍してないんだから経験値が入らなくても問題ないんじゃね?」


 リューコ

「って、なにのん気なこと言ってるのよ!!」


 パロット

「・・・え?」


 リューコ

「そろそろ新人冒険者の定期検診が行われる! レベル1のままじゃ・・・最悪、ライセンスの剥奪ってこともあるんだからね!!(叫び)」


 パロット&スファレ

「「・・・・・、・・・えぇえええええーーーーー!?(叫び)」」


効果音「ずががーーーーーーーーーーん!」



★ コメント ★

 シンセティック系の武器はなるべく使わないほうがいいですよ(笑)


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