第222話 いろんな意味で絶体絶命!
4コマ劇場 アイオライト_581・・・・・2012/01/25
シリーズ3
タイトル「いろんな意味で絶体絶命!」
★ 1コマ ★
ルチルクォーツ王都の上空にて・・・
暗黒族シリカ
「・・・・・(ぐぐっ)」 ← 魔獣リウムの胸元に突き刺した大剣を引き抜く
魔獣リウム
『・・・げふげふっ(ぴちゃっ!)』 ← 大量の血を吐き出す
アクアマリン
「リウムさん!!(うぉおおお!!)」 ← 地上から飛び上がってくる
暗黒族シリカ
「邪魔はさせない・・・(ばばっ!)」 ← 左手を突き出すと光が発生し、シリカとリウムを包み込む
アクア
「なっ、バトルフィールド!(汗) ただの魔獣じゃない・・・やはり暗黒族として覚醒しているのか!!(大汗)」 ← 役立たず♪
外界から閉鎖された空間、バトルフィールドの中にて・・・
魔獣リウム
『げふっ・・・(痛っ) 誰にも・・・邪魔されずに(はぁはぁ) 決着をつけようと・・・いいわね~♪ その勝負・・・受けてたちましょう!(げふっ)』 ← 血だらけリウム♪
暗黒族シリカ
「ふふっ(微笑) 致命傷を受けて・・・既に肉体の崩壊が始まっている。でも・・・、暗黒族のあなたにはそれほどこたえないでしょ? その額にある暗黒石・・・。それを破壊されない限り、本当の意味での死は訪れないのだから・・・(にやり)」
魔獣リウム
『確かに、肉体が滅んでも復活することはできる・・・(げふっ) ただし、今のわたし・・・リウムという人格は完全に失われてしまう・・・けどね(げふごほっ!)』
暗黒族シリカ
「大丈夫・・・。人格が失われてしまうとか、悩む必要はない・・・。だって、あなたの暗黒石は、今から完全に破壊されるのだから・・・(ちゃきっ)」 ← 大剣を構える
魔獣リウム
『けっ! 返り討ちにしてくれるわぁーーーーー!!(叫び) って、あ・・・(汗) このセリフって悪役の死亡フラグ!?(どきどきどき)』(しまった~!)
効果音「ずがががーーーーーーーーーーん!!」
★ 2コマ ★
暗黒族シリカ
「同種族を手にかけるのは忍びないけど・・・死んでください!!(うぉおおおっ!)」 ← リウムの暗黒石を目掛けて、大剣を振り下ろす
魔獣リウム
『ちぃっ!(痛っ) 痛みで身体が・・・動かな・・・い(まずい!)』
効果音「ぶぅうううん!!」 ← 風を斬り裂くような音
???
「ライトニング・ドラゴン!」
暗黒族シリカ
「な・・・に!?(びくっ!)」 ← リウムへの攻撃を止め、慌てて後方へ飛び退く
説明文「飛び退いた瞬間、さきほどまでシリカがいた空間を光り輝く龍(?)のような何かが通過した」
魔獣リウム
『この技――この気配 (ぼそっ)』(う・・・そ)
突然の登場♪
??? ← 6歳ぐらいの黒髪の少年♪
「・・・・・」 ← 右手をシリカへ向けて突き出している
暗黒族シリカ
「ば、ばかな!(汗) このフィールドに干渉してこれる人が存在しているなんて・・・。あなた、いったい何者!?(叫び)」
説明文「少年の精霊力が急激に高まる」
6歳ぐらいの黒髪の少年
「我が名はショウ・・・(ぼそっ)」
説明文「無造作に放たれていた精霊力が収縮されて少年の額に集中、光り輝く宝石が出現する」
6歳ぐらいの黒髪の少年
「精霊神ファリスさまの五精霊の一人・・・」
説明文「髪の毛が金色となり独特な形をした鎧が身体に装着される」
6歳ぐらいの黒髪の少年
「・・・光のショウ!!(ぶぉおおお!!)」 ← さきほどまでとは比べもにならないほどの精霊力が溢れ出す!
魔獣リウム
『マスタ~♪(るん♪)』(やっぱりマスタ~だ!)
暗黒族シリカ
「なっ、冗談!?(汗) 精霊神の守護精霊ごときが・・・これほどの力を持っているなんて、ありえない!!(大汗)」
ショウ(五精霊)
「なんだか状況はさっぱりだが・・・うちのリウムが世話になったようだな(ギロリ)」
暗黒族シリカ
「くっ!!(大汗)」(まずい!)
★ 3コマ ★
数分後、サンストーン(招き猫)の館にて・・・
効果音「がちゃっ!!」 ← 入口から複数人が飛び込んでくる
サファイア(優子)
「はい、どいてどいて~~~!」 ← 血だらけのリウム(人型)を抱えている
ロードライト
「ひゃひっ!(びくっ) ・・・って、サファイアさん!? どうしたんですか突然・・・え!!(リウムさん!!)」 ← 真夜中に伝票整理中~
リウム
「・・・・・」 ← 真っ青な顔をしてピクリとも動かない
サファイア(優子)
「ちょっとテーブル借りるわよ!」 ← リウムをそっと寝かせる
アクア
「リウムさん、しっかりしてください! リウムさん!!(叫び)」
サファイア(優子)
「あぁ~、もぉ、アクアちゃん邪魔!(汗) お兄ちゃん・・・お願い!!」
ショウ ← 6歳です♪
「・・・無理だな(ぼそっ) 完全に心臓が貫かれ・・・肉体の崩壊が始まっている。蘇生精霊術を使ったとしても――リウムを助けることはできない(間に合わない)」
アクア
「そんな・・・(呆然) ショウさま・・・ショウさまでも何ともならないんですか!?(叫び)」
ショウ
「基本的に・・・オレは五千年前に死んでいる存在だ。その時に能力継承も拒否しているわけだから、かつての力はほとんどない。五精霊化できたことですら奇跡的なことだからな~」 ← 精霊神化、ジュエルナイト化はできない
リウム
「う・・・うぅ~(やめろ~ショッカ~)」 ← うなされている
ショウ
「でもまぁ~、このままリウムを見殺しにするわけにもいかない・・・(う~ん)」
突然の登場♪
ファリス
「じゃあ、リウムちゃんが回復するまで、ショウくんの身体に住まわすってのはどう?(ぎゅ~)」 ← ショウの背後から抱きつく
ショウ
「ふぁ、ファリスさん!?(びくっ!)」
★ 4コマ ★
ファリス
「ショウ・・・(じぃ~っ) ちゃんとお母さんって呼びなさい(ぷんぷん)」
ショウ
「あ~、でも~~~(大汗)」
ファリス
「お母さん!!」
ショウ
「・・・お、お母さん(ぽっ)」 ← 顔が真っ赤です
ファリス
「はいはい、ショウくんは良い子ですね~~~(なでりなでり)」
ショウ
「・・・・・・・(うぅ~っ)」 ← ファリスはショウの初恋の相手で、転生後は実母です♪(爆)
サファイア(優子)
「って、ファリスさん! お兄ちゃんとじゃれていないで・・・早くリウムちゃんをなんとかしないと!!」
アクア
「ファリスさま! リウムさんをショウさまの身体に住まわすとは・・・いったいどういうことですか!?」
ファリス
「言葉通りの意味よ。リウムちゃんが成長過程で人間族の女の子(小林比奈)に宿っていたときのように、完全回復するまでショウくんの身体に住まわす。前世では暗黒族 (ルビー)、今世では魔族 (ルシフォン)を片親に持っているんだから、暗黒力を身体に取り込んでも暴走はしないでしょ?」 ← 精霊力属性に暗黒力を取り込んだら、普通は死にます(笑)
ショウ
「で、でも、この身体の持ち主・・・ファリスさんの息子であるショウ(記号付き)は、暗黒力のコントロールなんてできるはずがない。だから、リウムが回復するまでの間、前世の人格であるオレが表に出ていないといけないことになりますが・・・(汗)」
ファリス
「リウムちゃんの命には代えられないでしょ?」
ショウ
「はい、まさにその通りです・・・(大汗)」
サファイア(優子)
「わたしにしてみれば、お兄ちゃんの人格が常に表へ出ているのは大歓迎かな~♪ アリスの人格も、ときどき表に出てきているぐらいだしね~(笑)」
ショウ
「え゛・・・(汗) あいつ(アリス)の生まれ変わりも、もこんな妙な体質になっているのか!?(どびっくり)」
サファイア(優子)
「ちなみに、アリスの生まれ変わりであるフォスフィ(フォスフォフィライト)は、今のお兄ちゃんより10歳は年上だよ~(笑)」
ショウ
「って、アリスがオレより年上だなんて、ありえねぇ~だろ(どきどきどき)」
サファイア(優子)
「えぇ~、なんで~~~♪(にこ~)」
リウム
「う~ん、う~~~ん・・・(汗) どうでもいいから・・・早く助けて・・・(しくしくしく)」 ← 死にかけています
効果音「ずががーーーーーーーーーーーーーーーん!」
★ コメント ★
ショウはサファイア(優子)によってルチルクォーツに連れてこられました~