第221話 暗黒族
4コマ劇場 アイオライト_580・・・・・2012/01/23
シリーズ3
タイトル「暗黒族」
★ 1コマ ★
ラリマーの1国、ビスマス国にて・・・
パロットクリソベリル
「・・・・・・・(すやすや)」 ← 野営地で仮眠中~
ダイ
「ぐぉおおお~~~!!」 ← 同じく爆睡中~♪
セレンディバイト
「・・・・・・・」 ← 辺りを警戒中~♪(交代で見張り)
効果音「しーーーーーん」 ← ダイのいびき以外は静かです
突然の叫び声!
パロット
「うぉっ!? お師匠、勘弁!!(涙)」(うにゃーーーーー!) ← 飛び起きる
セレン
「って、なにごとーーーーー!?(びく~っ!)」
パロット
「・・・・・・・(ぼぉ~) ・・・夢か(がたがたぶるぶる)」
セレン
「ちょっ、どうしたのよパロット・・・。顔色、真っ青よ・・・(大汗)」(大丈夫?)
パロット
「あ、あぁ・・・(驚かせてすまん) お師匠に・・・殺される夢を見た~~~(涙)」(しくしくしく)
セレン
「はぁ?(お師匠?)」
ダイ
「ぐぉおおお~~~~~!!」 ← 何事もなかったかのように爆睡中~♪
★ 2コマ ★
セレン
「パロットのお師匠っていうと、リウムとかいう人(?)だったよね?(たしか)」 ← 以前、聞いたことがある
パロット
「ああ・・・(汗) 人間界が滅んだとされる5千年前から存在している・・・非常識な人(?)だ」
セレン
「その非常識なお師匠に・・・殺される夢を見たと?(汗) でも、それって夢でしょ?(あははっ)」(大袈裟だな~)
パロット
「いや、修行中はマジで殺されかけたことが何回もあって・・・だな~!(泣)」
セレン
「はいはい(苦笑) そんなことどうでもいいから、おとなしく寝なさい(ダイが起きるでしょ) それとも、少し早いけど見張りを交代する?」
パロット
「あ~~~、どこかでお師匠がバトルモード(魔獣型)になって戦っている気がして眠れそうにないから、見張りを変わろう・・・(しくしくしく)」
セレン
「あ~、交代は冗談で言ったんだけど・・・(どきどきどき)」
夜の王都、人気の少ない裏通りにて・・
魔獣リウム
『がぁあああああ! あ~ん、ぱくっ♪(ぶんぶん)』 ← 魔獣シリカの肩に噛みついて振り回す
魔獣シリカ
『がぎゃあああああ!(悲鳴)』
ポルーサイト
「ちょっ、そんなに激しく噛みついたら・・・シリカが死んじまうだろーーーがっ!!(大汗)」
アクアマリン
「あ~、大丈夫ですよ♪」
サイト
「な、何が大丈夫だっていうんだ!?(汗) ちびっ子に大人気・・・魔獣リウムに噛みつかれたところから、黒い――血のようなものが流れ出ているだろ!!」
アクア
「あれは、シリカさんの血ではありません。よぉ~く見てください」 ← 指差し確認♪
サイト
「ぬ?(じぃ~~~っ)」
★ 3コマ ★
魔獣リウム
『はむはむはむ♪(がじがじがじ)』
魔獣シリカ
『ががっ、がぎゃあああ!!(じたばたじたばた)』
サイト
「な、なんだ、液体じゃない? 黒い・・・霧状の粒子か!?(汗) しかも、胸元に憑いた赤黒い石から黒い粒子が出て、傷を回復させている!!(どびっくり)」 ← 説明口調♪
アクア
「あれは、魔石に蓄積されていた魔力の粒子・・・。魔獣化した者を元に戻すには、魔力で作られた身体に攻撃を加え・・・傷を治させることで魔力を消費させる。魔石に残る魔力が少なくなれば、元のシリカさんに戻るはずです!」
サイト
「シリカ本体にはダメージが無いってことだな!」
魔獣シリカ
『ががっ!!(びゅーっ!)』 ← 鋭い爪で魔獣リウムの首筋をひっかく
魔獣リウム
『あ・・・痛~っ(ぷしゅーーーーー!)』 ← 血しぶきが吹きあがる
サイト
「ちょーーーーーっ! リウムの方からは血が噴き出したぞ!!(シリカと同じように魔力の身体じゃないのか!?)」
アクア
「あははっ、リウムさん油断しちゃいましたね~(苦笑) え~っとですね、今のリウムさんの姿は成長過程の1形態で、シリカさんのように魔獣化したわけではありませんよ(怪我もすれば血も出ます)」
サイト
「・・・どういうことだ?(大汗)」
アクア
「リウムさんという個体は、今の魔獣型でも・・・ましてや通常形態である女性の姿でもありません。額に憑いている赤黒い石がリウムさんの本体。かつての人間界で発生した魔獣化事件第一の被害者――小林比奈さんに取り憑いた魔石が成長して復活した・・・暗黒族と呼ばれる特殊な種族なのです(内緒ですけど・・・)」
サイト
「ちょっと待て・・・暗黒族だと!?(どびっくり)」
アクア
「あ~・・・、確かに暗黒族とは、魔族より闇に近い種族と恐れられていますが、それはあくまでも噂であって、リウムさんは少しだけ悪戯が好きないい人で・・・(大汗)」
サイト
「そうじゃない! シリカの身体を使って語ってきた人格(?) そいつが暗黒族って言葉を口にしたんだ!!」
アクア
「な、なんですってーーーーー!!(どびっくり)」(魔獣がしゃべっただなんて・・・それは本当ですか!?)
効果音「ずががーーーーーーーーーーん!!」
★ 4コマ ★
説明文「二体の魔獣は、激しく絡まりあいながら攻撃を繰り返す。一瞬の隙をついたリウムがシリカの腕に噛みついて上空へ大きく放り投げる。リウムは闇の足場を出現させて、シリカを追うように上空へ駆け昇った」
魔獣シリカ
『ぐぅ~、がるるぅ~(ギロリ)』 ← リウムと同じように闇の足場を出現させて上空に留まる
魔獣リウム
『・・・・・(じぃ~っ) 強い意志を感じる。あなた、ただの魔獣じゃないみたいね・・・(ぼそっ)』
魔獣シリカ
『驚いた・・・。今の時代――滅んだはずの暗黒族が完全な形で存在しているだなんて・・・(ふふっ)』
魔獣リウム
『なっ!(どびっくり) まさか成長の最終段階・・・暗黒族として復活しようとしている!?(大汗)』
魔獣シリカ
『ふふっ、わたしとてここで狩られるわけにはいかない・・・。反撃させてもらうぞ(にやり)』 ← 赤い瞳が不気味に輝く
魔獣リウム
『させるかぁあああ!!(うぉおおお!!) ・・・がうっ!?(びくっ)』 ← 襲いかかろうとしたが何かの気配を感じて思いとどまる
魔獣シリカ
『うぉーーーーー!!』 ← 暗黒力を高める
地上にて・・・
サイト
「ちょっ!(汗) なんだか、ヤバくないか!?(大汗)」
アクア
「・・・・・(大汗) リウムさんの暗黒力を完全に凌駕している!?(どびっくり) ま、まさか十四創神の暗黒神!!(ルビーさまかトルマリンさま?)」
上空にて・・・
魔獣リウム
『魔獣の身体を構成していた魔力が魔石に吸収されて・・・魔獣化が収まっていく(大汗) いや違う・・・これは!?(どびっくり)』
暗黒族シリカ ← 元の姿に戻った
「・・・悪いけど、死んでちょうだい(びゅーっ)」 ← 姿が揺らいで薄くなる
魔獣リウム
『なっ!(消え・・・) ・・・うぐっ(え?)』 ← 違和感を覚えて下を向く
暗黒族シリカ
「・・・・・・・」 ← 手にした大剣を魔獣リウムの胸元に深々と突き刺している
再び地上にて・・・
サイト
「・・・あ」
アクア
「・・・り、リウムさぁあああああーーーーーん!!(うぉおおお!!)」 ← 上空へ向けて飛び上がる
★ コメント ★
シリカさん(暗黒族)の完全勝利~♪