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第206話 ルール変更?

4コマ劇場 アイオライト_565・・・・・2011/10/20

 シリーズ3

  タイトル「ルール変更?」


★ 1コマ ★

ルチルクォーツ王都、冒険者ギルド『ユークレース』のマスタールームにて・・・


 シトリン ← ユークナイトNo.1(ギルドマスター)

「・・・・・・・、う~ん・・・(どうしようかな~)」 ← 机に着いて何か考え事をしている


 エレメーエファイト ← ユークナイトNo.2

「・・・ん?(シトリン?) そんなに考え込んで、いったいどうしたんだ?」


 シトリン

「いえ、もうすぐ毎年恒例のユークナイトナンバー決定戦がありますよね~」


 エファイト

「国営放送で中継されるアレだな・・・(汗) 数々のイベントを行い、順位によってポイントを加算・・・。トータルポイントによって、今年度のナンバーズ順位が決まる――国民にとってはイベントの祭典・・・我らにしてみれば、プライドを賭けた戦い・・・(大汗)」 ← 以前は単にギルド内での順位を決める勝負だけだったのだが、フローラ(桜)が王位を継いでからは娯楽要素が強くなった♪(笑)


 シトリン

「そのナンバー決定戦ですが・・・圧倒的にメンバーが足りないんですよね~」


 エファイト

「確かに・・・(ふむ) シトリンは他のナンバーズ全員で戦ったとしても勝てないわけだから除外して~」


 シトリン

「ちょっ!? ボクはまた参加できないんですか!!(涙)」


 エファイト

「・・・当然だ(ギルドマスターなんだから大人しくしてろ) で~、現在クエスト任務中のメンバーを除くと、ナンバー2のわたし、ナンバー3のシリカ(ジェムシリカ)・・・、ナンバー5のペタライト殿は亡くなられ、ナンバー8のサイト(ポルーサイト)、ナンバー11のシーラ(シーライト)」


 シトリン

「あ、シーラさんですが、里帰りするついでにラリマーの内情調査をお願いしています。調査の見通しが立たないかぎり、ナンバー決定戦には参加できそうにありません。それは、ナンバー13のパロット(パロットクリソベリル)さんにも言えることですね~(汗)」(パロットさんの参加は今回の目玉だったんですが・・・)


★ 2コマ ★

 エファイト

「つまり、今年のナンバー決定戦には、わたし、シリカ、サイト、そしてナンバー12のターフェ(ターフェアイト)・・・4人だけということになるわけだな(汗)」


 シトリン

「そういうことです(イベント的には物足りないでしょ~?) ですが、現在進行中の任務を中断させてまで、ナンバー決定戦に参加させるわけにもいきません」


 エファイト

「ユークレース内だけであれば、たとえ4人しか参加できなくても問題はなかっただが・・・(汗)」


 シトリン

「はい・・・(汗) すでに、国を上げての一大イベントなわけですから(大汗) そういうわけで~、エファイトさん・・・何か良いアイディアはありませんか?(どきどきどき)」


 エファイト

「いまさら中止にするわけにもいかないというのなら・・・思い切ってナンバー決定戦の参加枠を広げてみてはどうだ?」


 シトリン

「と、いいますと?」


 エファイト

「ナンバーズ以外のメンバーにもナンバー決定戦の参加権を与える・・・。そうだな~、一般メンバーではなく上級メンバー・・・各部署のトップ代行までが参加できるようにすればどうだ?」


 シトリン

「ほぉ~、それはなかなか良いアイディアですね~♪ 上級メンバーの皆さんであれば・・・忘却の迷宮に入ってもなんとかなるかもしれません(うんうん)」


 エファイト

「しかし、たとえ上級メンバーとはいえナンバーズ相手では勝負にすらならない。そこで、上級メンバーが参加する場合は・・・ユークレース以外の冒険者を雇って3~4人パーティで挑戦できることにでもすれば良いのではないか?」


 シトリン

「なるほど、パーティ制ですか・・・それは面白そうですね~♪」


★ 3コマ ★

 エファイト

「もちろん、上級メンバーが上位に入れば、ナンバーズの称号を与えることにする」


 シトリン

「参加できないナンバーズのことも考慮しないといけませんから・・・全ての成績優秀者をナンバーズにするわけにはいきません。ペタライトさんの抜けた1枠・・・。最上位の上級メンバーにユークレース・ナンバー13の称号を与えることにしましょう♪」


 エファイト

「ナンバーズの称号が懸かっているんだ。上級メンバー同士の競い合いも激しくなりそうだ(ふふっ)」


 シトリン

「たった1枠の称号を争うわけですから、エファイトさんの提案通り・・・上級メンバーと組むのはユークレース以外の冒険者にすべきですね。その方が後腐れないでしょう♪」


 エファイト

「ただし、ユークレース以外の冒険者が命がけのイベントに参加してくれるかどうか・・・(汗)」


 シトリン

「他の冒険者さんにも同じ条件を提示してはどうですか? パーティの中でトップを取れば、冒険者ギルド――ユークレースのメンバーに迎え入れるという条件を出してみてはどうでしょう?」(一応ユークレースは、ルチルクォーツに所属する冒険者憧れのギルドですから)


 エファイト

「それは、冒険者にしてみれば魅力的な提案だな・・・(にやり)」


 シトリン

「決まりですね。今年はこの条件でナンバー決定戦を行うことにします♪ それじゃ~さっそく登城して詳細を報告することにしましょう。あ・・・、エファイトさんは、王都に残っているナンバーズおよび各部門のトップ代行――上級メンバーへ詳細を伝えていただけませんか?」


 エファイト

「わたしが提案したことだ、仕方がない・・・(やれやれ) では、各部署を廻り上級メンバーへ伝えるとしよう(はぁ~)」


 シトリン

「お願いしますね♪(にっこり)」


★ 4コマ ★

調査部の事務所にて・・・


 チャロアイト

「・・・はい?(汗)」(いまなんと?)


 エファイト

「調査部トップ代行チャロアイト・・・。お前には数ヶ月後に行われるユークレースナンバー決定戦への参加権が与えられた」


 チャロアイト

「ちょーーーーーっ! ま、待ってくださいエレメーエファイトさま!? わたしはナンバーズ・・・ユークナイトではありませんよ!!(大汗)」


 エファイト

「今年はナンバー決定戦に参加できるナンバーズが少ないため、急遽、ユークレースの上級メンバーに参加権が与えられた」


 チャロアイト

「って、わたしは上級メンバーでもありません!!(涙)」


 エファイト

「文句があるなら、お前をトップ代行に選んだパロットに言え!(ギロリ)」 ← パロットのこと嫌っています♪


 チャロアイト

「そ、そんな~~~(しくしくしく)」


 エファイト

「知っての通り、決定戦の場所はエリアDにある忘却の迷宮・・・。たしかにおまえは上級メンバーではない・・・が、これまで忘却の迷宮を散々調査してきたのだから、他の上級メンバーより有利ではないのか?(ふふっ)」


 チャロアイト

「あ~、古の巨大魔蟲を相手に、有利も何も無いと思いますが・・・(大汗)」(あぁ~、どうしてこんなことに・・・)


 エファイト

「それと、上級メンバー参加者には、ユークレース以外の冒険者と最大人数4名までのパーティを組めることになっている」


 チャロアイト

「パーティ・・ですか?(汗)」


 エファイト

「上級メンバー内でトップだった者にはナンバー13の称号が与えられ、パーティを組んだメンバーはそのままユークレースに迎え入れることになる。このことは既に冒険者管理組合から各冒険者に伝えられている。もちろん上級メンバー参加者の情報も公開されることになるから、パーティメンバーを決めるしばらくの間は己を売り込む冒険者が増えると思うが・・・まぁ~がんばれ」


 チャロアイト

「そんな他人事ーーーーー!!(うにゃーーーーー!!)」


効果音「ずががーーーーーーーーーーん!!」



★ コメント ★

 お久しぶりですねチャロアイト♪


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