表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
193/584

第193話 時間積み立て

4コマ劇場 アイオライト_553・・・・・2011/09/02

 シリーズ3

  タイトル「時間積み立て」


★ 1コマ ★

デンドリチック国、樹海から続く街道にて・・・


 ダイ

「なぁラスボス・・・。身体能力が倍単位で増えるんだったら、オレの時間も2分の1にしてくれないか~?」


 ラルド

「・・・ぬ?」(お前は・・・グランゾルのマスターだったな)


 ダイ

「じつは、何度か基本的な身体能力を上げようと努力はしているんだが・・・一向に効果がなくって~~~(苦笑)」


 ラルド

「ふむ~、お前の時間を――2分の1に・・・、無理だな!!(叫び)」


 ダイ

「無理なのかーーーーー!!(涙)」(なぜだーーーーー!)


 ラルド

「飲むだけで(楽して)脂肪が燃焼してやせられるダイエット薬的な感覚で・・・なんかヤダ(ぼそっ)」(飲むだけではやせないぞ♪)


 ダイ

「ちょっ、なんだそれ!(汗)」(け、決してそんなつもりは・・・) ← 本心を見透かされた?(笑)


 ラルド

「それに、どれだけがんばっても、へっぽこ勇者のお前では――100mを8秒台で走るぐらいしか・・・」


 ダイ

「だ~か~ら~、それで充分だろ!!(うぎゃーーーーーーー!!)」(8秒台なら人間界最速だーーーーー!!)


 ラルド

「そんな低い目標じゃ~鍛え甲斐が無いから、やっぱりヤダ!」


 ダイ

「そ、そんなーーーーー!!(泣)」


効果音「わいわいがやがや!」


 パロットクリソベリル

「・・・・・・・(じぃ~~~っ)」 ← 手にした懐中時計を見ている


★ 2コマ ★

数分前、回想シーン・・・


 ラルド

『パロットよ・・・。お前にはコイツを渡しておく(ひょい♪)』 ← パロットに投げ渡す


 パロット

『え・・・(受け取る) これって懐中時計? なんでこんなものをオレに?(汗)』(秒針えらい勢いで回っているんだけど) ← 2倍速で行動中~♪


 ラルド

『ぶっちゃけて言うと、その懐中時計でお前の時間を操作しているわけだ』


 パロット

『えらいぶっちゃけたな~・・・(汗) はっ! ・・・ってことは、この懐中時計をなんとかすれば、さっきみたいに通常時間へ戻れるということか!?(大汗)』


 ラルド

『そういうことだ・・・。これから先、お前の体感時間を徐々に削っていくわけだが・・・いざ戦いとなったとき、2分の1倍速とかで行動していたら勝てる戦いも勝てないだろ~? だからこそ、倍速の解除方法を教えておく』


 パロット

『・・・単に嫌がらせでオレの時間を削っていたわけじゃなかったんだな(どきどきどき)』(ちょっとびっくり)


 ラルド

『うぉい!!(怒) ちっ・・・まぁいい(ぶつぶつ) だが、戦いが終れば倍速機能を有効にするんだぞ(いいな?)』


 パロット

『・・・・・・・(汗) ちなみに聞くけど、倍速機能がうっとうしくて有効にしなければ・・・どうなるんだ?(ちらり)』 ← ラルドの様子を窺う


 ラルド

『そのときは・・・、身体能力が元に戻るだけだ』(たとえ強さが何倍になっていようとも・・・)


 パロット

『うぐっ・・・(大汗)』


★ 3コマ ★

 ラルド

『いま行っているのは、感覚の慣れを利用した修行法だ・・・。通常時間に身を置いておれば体感時間もしばらくすれば通常に戻ってしまう。まぁ~、それでも身体能力の上昇は多少あるだろうがな~』


 パロット

『つまり、強さを維持したければ、常に時間の削られた世界に身を置いておけ・・・と?(汗)』


 ラルド

『そういうことだ・・・。常に感覚を高めておいて、いざというときにはそれを開放させて数倍の攻撃力で戦う。もちろん、倍速機能を有効にしたまま戦った方が能力値の上昇は高いがな♪』


 パロット

『う~ん、なんだかんだいってもあんたの言うことを聞いていれば強くなれそうだな~~~。これからもよろしくお願いします(ぺこり)』 ← 姿勢を正して頭を下げる


 ラルド

『よかろう、オレが過去の勇者にも負けない超一流に鍛えてやろう♪(ふふ~ん)』


 パロット

『あ~、そうだ。一つ聞いておきたいことがあったんだ・・・』


 ラルド

『なんだ? 何が聞きたい!!(さぁ言ってみろ♪)』


 パロット

『・・・この懐中時計でオレの時間が通常より2分の1になっているのは理解した。じゃあ、その減らされた分の時間は・・・一体どうなっているんだ?(汗)』(言ってて混乱してくるが・・・)


 ラルド

『気にするな・・・(ぼそっ)』


 パロット

『って、気になるわーーーーー!!(叫び)』


効果音「ずががーーーーーーーーーーん!!」


★ 4コマ ★

 ラルド

『あぁ~、説明するの面倒なんだがな~~~(やれやれ) 簡単に言うと~、お前から削られた時間は・・・その懐中時計に積み立てられている(ぼそっ)』


 パロット

『・・・・・?(汗) 意味がわかりません(どきどきどき)』


 ラルド

『まだ12時間ほどしか積み立てられていないから説明してもあまり意味は無いが・・・積み立てられた時間を一気に消費することで、周りの時間を数秒程度停止させることができる・・・』


 パロット

『じ、時間停止!(どびっくり) それって、1日5分間だけ時間を戻せる・・・スファレの持っている時の宝珠みたいなものか!?(大汗)』


 ラルド

『いや、あっちは無条件に能力が発動する超レアアイテム・・・。こちらは、自身の時間を積み立てないと発動しないから、使い勝手は若干悪いといえる』


 パロット

『たとえ数秒でも時間停止できるなんて、もの凄いアイテムじゃないか! ちなみに、1秒間時間を止めるのにどれだけの積み立てが必要となるんですか!?(わくわく)』


 ラルド

『ざっと、1000時間だ♪』


 パロット

『使えねぇえええーーーーーーー!!(うがーーーーーーーーーー!!)』 ← 懐中時計を振り上げて、地面に叩きつけようとする


効果音「ずががーーーーーーーーーーーーーーーん!!」


 ラルド

『おっと気をつけろよ~~~。その懐中時計を壊したり・・・あるいは盗まれたりした場合、倍速時間を解除することはできなくなるかなら~♪(あははっ♪)』


 パロット

『う、ぐっ!?(大汗)』 ← 危うく懐中時計をぶっ壊すところだった(笑)


 ラルド

『せいぜい気をつけることだな~~~♪(大爆笑)』


回想シーン終了・・・


 パロット

「・・・・・(汗) はぁ~・・・面倒なことになっちまったな~~~(やれやれ)」


 ダイ

「なぁ~、頼むよラスボス~~~。オレの時間も2分の1にしてくれ~~~」


 ラルド

「あぁ~やかましい!(怒) これ以上言うと・・・パロットの懐中時計ぶっ壊すぞ!!(うがーーーーーーー!!)」


 ダイ

「・・・はい?(大汗)」(何のことだ?)


 パロット

「ちょっ!(汗) オレに関係ない話でとんでもないことを口走るなーーーーー!!(大汗)」 ← 隠すように懐中時計を抱え込む


 ダイ

「・・・ぬ?」(なんなんだ?)



★ コメント ★

 パロット時間の約42日を消費することで、1秒間の時間停止ができます♪


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ