生きます!異世界!
やっと転生です。
天使は言った
「散々な過去を置き去りにして新しい世界で幸せを作るのです」
言いそびれていたがその容姿は天使とは無縁の死神のようである。
それを怖く思う自分もいた。
「…異世界生きます」
やぶれかぶれだった。
死んだら天国も地獄もあるもんだと思ってた。
まさかこんな事になるなんて。
もういいや、自暴自棄です。
異世界で生きよう!
と思った矢先
天使が
「知り合いもあの世界に飛んできてると思いますよ。
何をするかはあなた次第」
と言う。
ふざけるな。異世界なんだから!そこは人生リセットになってないだろ!
と思ったが、強く言えない。
何でだろう?
と思った瞬間意識が飛んだ。
「…えちゃん!お姉ちゃん!」
私はハッとして目を覚ました。
大草原の広がる大地に私達は居た。
「私は…ゆい」
確認するように何度も自分の名前を言った。
「お姉ちゃん大丈夫?」
少女が顔を覗き込んで言う。
「大丈夫だよ」
自分に言い聞かせるようにそう言った。
「そっちのお兄ちゃんは?」
横を見ると見覚えのある顔が見えた。
そっか、知り合いとはそういう意味か。
「たろちゃん、大丈夫だから起きて」
優しく言うと、たろちゃんは目を覚まし不思議そうに周りを見渡した。
そう。
たろちゃんは同級生。
と言っても高校だけ。
顔が良すぎるがため、女子にストーカーされたり散々で、女嫌いである。
私も心に秘めた思いを持ってた1人だが…
女嫌いと知って友達に徹したのであった。
「あれ?ゆい?ここどこだよ?」
たろちゃんが私の名前を呼ぶ。
それだけで嬉しい。
じゃない。
2人して異世界に飛ばされたんだってば!!!
少し話を大袈裟にした。
死んでしまった事。
異世界に来てしまった事。
等など。
「まぁー、ゆいが居れば大丈夫っしょ!」
たろはニコニコしながら言った。
そこで怒っても仕方が無い。
「お兄ちゃん達こっちー!」
と少女に促され行き着いたのは、どこかの城の兵士達。
今から城に行くという。
どうなるの?
奴隷?
まだ、分からない。
分からんもんですね。
これから主人公ゆいは成り上がっていきますよ!




