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おいしい暮らし

リュックと自転車の前のカゴにたくさんの食材を入れて自転車をこぐ美香子。今日もいつものように料理を作る。

シングルマザーだった母が亡くなって他に身寄りのない美香子は、1人なのに大人数の料理を作って心を安定させている。食べにくる人もいないので数日かけて消費する。

今日はカレーとナンを作る。亡くなった母の好物だ。

カレーとナンは真夜中の月の光とともにおいしい光を放った。心を込めて作った食べ物はいつもほのかな光を放つ。美香子はいつもその光を食べているのだ。

ある有名な小説に「私の好きな場所は台所だ。」という一文があるが、今の私も確かにそうだ。でも、その主人公のように台所で寝たりはしないけど。今は冬で寒いし。

ある日、いつものように自転車で商店街に出た。老舗の本屋で料理本を物色し沖縄量の本を買った。美香子は沖縄料理を作ったことも食べたこともなかった。

本を見ながら材料をそろえた。沖縄そばの麺と豚の骨は商店街では手に入らないので沖縄から取り寄せた。

三日後、沖縄そばの麺が届いたので豚の骨を4~5時間弱火煮た。豚バラのブロックは柔らかくゆでた。ゆで汁は後でだし汁に入れるので捨てないでとっておいた。

かつお節と昆布でだしを取り、豚の骨のだし、豚バラのゆで汁と合わせる。味付けは塩と醤油だけ。


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