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test  作者: AMmd
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第一部 第六章「善意と犠牲」

 

 スマホにメッセージの通知が数件届いていた。私はそれに気づいて、差出人を確認する。

「‥‥‥。」

 何となく、そんな予感がしていた。

「想乃華先輩、私フラれちゃいました。」

 誰になんてそんなのは考えるまでもない。

「でも、先輩のこと絶対諦めません。」

 大事なのは、彼が受け入れなかったということ。正直、驚きを隠せない。てっきり、彼は結愛のことが好きなのだと、そう思っていたから。

「だから、ライバルとして、負けませんからね!」

「そっか‥‥‥。気付いてたんだね‥‥‥。」

 お昼ごろまでの私だったら受け入れられなかっただろうな、と茜に励ましてもらったときのことを思い出す。

「ありがとう。」

 独り言をつぶやき、手をフリックする。

「私だって―――」


 -----------------------------------------------------------------------------------


「それで‥‥‥、何があったの?」

 泣き止んだ想乃華の頭を軽く撫でながら尋ねる。

「うん‥‥‥。」

 想乃華は、結愛と想志とのこれまでを全て話した。二人の仲がどんどん縮まっていくのを見るたびに、すごく胸が苦しくなること。彼が誕生日プレゼントを贈ったと聞いた時に、得体のしれない不安に襲われたこと。それら全てをひっくるめた感情の名前を、彼女はまだ知らなかった。

「そっか‥‥‥。それは辛かったね。」

 茜は想乃華の頭を優しく撫でる。

「ごめんね。気付いてあげられなくて。」

「いいの‥‥‥。相談すらしてなかったんだし。茜が謝る必要はないよ。」

 数秒の沈黙。

「それで‥‥‥、想乃華はどうしたいの?」

「え‥‥‥?」

「どうしたいか‥‥‥。うん、どうしたいんだろうね、私。」

 その言葉に、茜は少し驚いたようだった。しかし、すぐに優しい笑顔をして

「こういう大切な事は、本来は自分自身で気付くのが一番良いんだろうけど。」

 そう、想乃華が抱いている感情を一言で表すなら簡単だ。故に、茜がそれを伝えるのも簡単なこと。しかし、それは簡単なようで当の本人にしてみれば、一人では抱えきれないほどの大きな感情。彼女はそれが何という名前の感情なのかに気付いていない。いや、それは違うか。名前にするだけの言葉を、表現を持ち合わせていない。今、想乃華を放っておいたら、彼女の中の大切な何かが失われる気がした。

「しょうがない‥‥‥。」

 茜は深く息を吐く。それを確かに言葉にするために。

「想乃華はね、想志君に‥‥‥『恋』を‥‥‥しているって、私は思うんだ。」

「だから、結愛ちゃんに想志君を取られそうになって、嫉妬している‥‥‥。そう思うよ。」

「‥‥‥。」

 長い、とても長い沈黙。想乃華は言葉を発しようとするが、すぐに口籠る。

「そう‥‥‥なのかな。」

「もしかしたら、私はアイツのことが好き‥‥‥なのかもしれない。‥‥‥でもね、それだけではない気がするの‥‥‥。」

「そっか‥‥‥。」

「ひょっとしたら、突き放すように聴こえるかもしれないけれど。」

 茜は続ける。

「今のはね、想乃華から聞いたことを私が知ってる中でそれに一番近い感情を当てはめただけ。恋愛的な意味で好きなのかもしれないし、そうではないのかもしれない。私や想乃華自身ですら、まだ気づいていない何かがあるのかもしれない。結局、私からでは想乃華の本当の気持ちなんてものはわからないんだよ。だって、本人ですら知りえないものが、きっと‥‥‥あるんだから。」

 感情なんてものはとてもあやふやなものだ。掴みどころのない、言葉にし難いもの。誰だって、最初からその感情の名前を、正体を知っていたわけではない。ただ、世の中に溢れている小説やアニメ、漫画などから、それに一番近い表現を当てはめただけのこと。だからこそ、本当にその表現が正しいのかは分からない。もしかしたら、それら一般的とされている感情とは少し違うものなのかもしれない。あるいは、乖離している可能性だってある。だから、簡単に自分の気持ちを決め付けずに、それが一体何なのかを見極め続けるべきだ。

 茜は印象的だったとある小説の一節を思い出し、そう告げた。


「本当は、ただ聞いてあげるだけでよかったのかもしれない。」

 そんな独り言を心の中でつぶやく。誰かに相談事をするときは、ほとんどが自身の話を聞いてほしいだけ。それが大切な想いならなおのこと。ましてや、正論なんて誰も求めてはいない。だが、想乃華の表情を見ればそんなものは杞憂に過ぎないと確信した。それに少し安堵する。それが大切な想いだと心の底から理解しているからこそ、その正体が何なのかを確かめようとしている。

「ほんと、すごいなぁ‥‥‥。」

 茜には彼女の想い、在り方がとても眩しく見えた。それはきっと、簡単に得られるものではなく、ほんの一握りの人しか持てないであろうモノ。

 茜は自身がそれを出来ないと分かっているからこそ、彼女の行く末を見届けたいと心の奥底から願っていた。

「私は、アイツのことが恋愛的な意味で好きなのか分からない。だから、それをちゃんと確かめる‥‥‥。」

「それに気付かせてくれてありがとね。」

「ううん‥‥‥、大丈夫だよ。」

 想乃華はもう迷いが晴れているようだった。その瞳からは強い意志を感じることができる。

 茜は気付かせたのは私ではない、と分かっていた。あくまで、きっかけを与えただけのこと。気付くことが出来たのは、彼女自身の強さのおかげ。

 持つ者と持たざる者。茜はその目に見えない境界をひしひしと感じ取っていた。しかし、世の中に溢れている境界の多くは、一人一人が無意識のうちに勝手に決めていることであって、決して断絶されているわけではない。その気になれば、誰だってその壁の向こう側に行くことができる。必要なのは、確かな想いと、そのために全てを捨てることのできる強い覚悟。そのことに気付くのは、遠いずっと先の未来でのこと。今の彼女には気付くことができる道理は無かった。なぜならば、茜はあまりにも、年齢とは不釣り合いなぐらいに大人びていた。だからこそ、そのきっかけを与えられる人間が周囲には誰もいなかった。ただ、自分には有り余るものだと諦観することしかできなかった。

「困ったら、いつでも言ってね。」

 想乃華のような眩くて煌めくようでいて、どこか孤独な在り方に憧れ、諦めることしかできなかった彼女は、静かに想いを託した。


 -----------------------------------------------------------------------------------


 文化祭一日目が終了した日の夜。帰宅中のサラリーマンや旅行者などが行き来している駅構内を想志は歩いていた。駅に設置されている時計は二十時四十分を指している。

 彼は駅の南口を出て、道なりに二〇〇メートルほど進んだところにある小さな公園を目指していた。季節は秋真っ只中。そこらの並木道にはイチョウやカエデをはじめとした、紅葉が続いている。地面には所々に散っている色鮮やかな落ち葉。けれど、暗闇に包まれているこの時間帯では彼にとってはそれが鮮やかに映ることはない。

「それにしても、何の用だろう。」

 彼は今日の夕方頃に送られてきたメッセージを見返す。

「二十一時に駅近くの公園に来てください。」

 駅の地図と共にそれが表示されていた。彼は形容し難い不安に駆られ、足取りが重くなったが、すぐに歩みを元に戻した。


 -----------------------------------------------------------------------------------


 公園に着くと、そこには美しく、どこか儚い光景があった。まるで、絵画の一部をそのまま切り取ったかのような一枚の完成された絵のようだった。公園には滑り台やブランコ、鉄棒などの、およそ公園を形成するのに必要な最低限の遊具のみが設置されていた。もちろん、彼が目を奪われたのは他にある。公園の周囲は柵で覆われており、紅葉の木で囲まれていた。ブランコに座る少女はとても儚げで、公園にある唯一の電灯に照らされていた。そんな彼に気づいたのか

「こんばんは。来てくれてありがとう。」

 それまで見えていた少女が美鮮想乃華という形を持つ。

「こんな時間に呼び出しちゃってごめんね。」

「いや、問題ないよ。」

「それで‥‥‥今日は何の用?」

 想志は普段の彼女とは何かが違うことを察する。

「‥‥‥」

 想乃華は長い沈黙の後、ゆっくりと言葉にする。

「今日さ‥‥‥誰かに告白されなかった?」

「‥‥‥」

 想志は呆気にとられ、口を閉ざす。なぜ、そのことを知っているのか。なぜ、わざわざこんな時間に呼び出してまでそれを尋ねるのか。疑問は浮かんでは消えていくが、彼を凍りつかせていたのはまた別のものだ。結愛の告白を思い出し、彼は沈黙せざるを得なかった。

「正直に答えて。」

 彼女自身、いやらしい尋ね方だと自覚している。『誰か』なんて分かっているのに‥‥‥。

「さあ‥‥‥。どうだったかな‥‥‥。」

 想乃華から目を逸らす。

「ごまかさないで。」

 ぴしゃりと言い切る。

「大切なことだから。ちゃんと言葉にして‥‥‥。」

 彼女の目を見れば、その真剣さ真っ直ぐさは十分に伝わってくる。ましてや、言わなければ帰さないとでも言わんばかりの勢い。

 それに耐えかねるように、彼は深く息を吐き、告げる。

「‥‥‥告白‥‥‥されたよ。」

「そっか‥‥‥。なんて応えたの?」

「断ったよ。付き合うことはできないって。」

「そう‥‥‥なんだ。‥‥‥そっか‥‥‥。」

「こっち。隣空いてるから一緒に漕ごうよ。」

 彼女は隣の空席のブランコを指さす。

「そうだな。俺だけ立ってるのもアレだし。」

 依然、彼の足取りは重い。想志がブランコに座ると、満足したように彼女は顔を向ける。

「何で断ったのか、聞いてもいい?」

「ああ。」

 想乃華は普段、想志に対してここまで深く関わることはない。もちろん、彼も自ら彼女と積極的に関わろうとはしない。むしろ、会話すらしない日がほとんど。だが、互いのどちらかが困っている時、必ず傍にいる。そんな二人にもよく分からない関係だが、互いのことを信頼し合っているのは確かだ。

「好きでもないのに付き合うことはできない。」

 想志自身、冷たいことを言っているのは分かっている。

「最初は好きじゃなくても一緒に遊んだり話したりするうちに、好きになる事だってあるかもしれないよ?」

 優しく尋ねる。

「友達にだってそういう人いるし、それは‥‥‥別に変なことじゃないと思うよ。」

 その言葉に、彼は反応せざるを得なかった。

「あの子はっ‥‥‥!こんな俺なんかのことが好きだって‥‥‥、必死に想いを伝えてくれた‥‥‥。なのに!俺自身は好きじゃないけれど‥‥‥、とりあえず付き合ってみるっていうのは‥‥‥彼女の想いを軽く扱うっていうことだ。そんなの‥‥‥彼女を軽んじて踏みにじっているようにしか思えない‥‥‥。そんなこと‥‥‥できるわけがない‥‥‥。」

 実際のところ、世の中には何となくで付き合う人は大勢いる。それはおそらく『普通』のことで、そうでなければ、最初から両想い同士しか付き合えないことになる。そのような関係性を持てるのはごく僅か。彼女の言う通り、何も悪いことではない。彼自身、そんなことは分かっている。ただし、分かっていることと理解すること、そして受け入れることはまた別の話。彼はただ、その考え方を理解こそしたが、受け入れることはできなかった。

「そっか‥‥‥うん、分かっていた事ではあったけど‥‥‥。」

「想志は真っ直ぐすぎるね‥‥‥。もちろん、良い意味で。」

「だからこそ、普通の人だったら上手く流す、処世術のようなことが君にはできない。」

 想志の綺麗で純粋な在り方に想乃華は慈しむような眼差しを向ける。結愛とは在り方が違いこそすれ、どちらも固い信念のようなものを持っていることに変わりはない。

「そんな君だから、あの子は好きになっちゃったんだろうね‥‥‥。」

 彼はその言葉に無意識に反応した。

「美鮮は、俺が誰から告白されたのか知っているのか?」

 まさに、知っているような口振りだったから、思わず尋ねる。

「うん‥‥‥。なんとなく‥‥‥ね。」

「でもさ、あの子が一回断られたぐらいで、君への想いを諦めきれるものなのかな?」

「私には分からないけどさ‥‥‥。そんな簡単に折り合いがつくものなのかな。」

「‥‥‥。」

「ごめん、余計なこと言っちゃったね。忘れて。」

「こんな時間に呼び出しちゃってごめんね。来てくれて‥‥‥ちゃんと答えてくれてありがとう。」

「聞きたかったことはそれだけ。じゃあ帰ろっか。」

 想乃華はブランコから降り、未だ座っている彼に手を伸ばす。

「ごめん、もう少ししてから帰るよ。先に帰ってて。」

「でも‥‥‥。」

「今は‥‥‥一人にさせてくれ‥‥‥。」

 想志は俯いたまま答える。

「うん‥‥‥わかった。」

「それじゃあね。また明日。」

 想志に軽く手を振り、想乃華は駅へと歩き出す。

「あんな顔されたら‥‥‥放っておけるわけがないっ‥‥‥!」

 彼の顔を思い出す。形容し難い表情。

「でも‥‥‥。」

『一人にさせてくれ‥‥‥。』

 祈るような声を思い出す。

「そんな風に言われたらさ‥‥‥。」

 彼のお願いを聞かないわけにはいかなかった。


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 Interlude


 『ピコンッ』

 スマホの通知音が聴こえた。

「誰だよ‥‥‥。こんな時に。」

 美鮮だろうか、そう思いながら目を向ける。

「先輩。私、まだ諦めませんから。」

「だから、私のダメな所とか直してほしい所があれば教えてくれませんか?」

 そして、もう一つ彼女からメッセージが送られてくる。

「‥‥‥クソッ‥‥‥。」

 固い握りこぶしを太腿に強く叩きつけ、唇をキュッと締める。胸の内だけでは制御しきれない感情を、物に当たる子どものように、その激情を唇を歯で強く噛むことでどうにか抑えていた。唇からは出血が止まらない。鮮血が手や太腿に落下し、赤い液体を視覚として捉えたことで、痛覚として脳が認識し、痛みを生じさせる。そうしてようやく噛むのを止める。嫌な予感はしていたが、まさか美鮮の言う通りになるとは。

「結愛には笑顔が似合っていたのにな。」

 ふと、体育館裏で話し、去っていった彼女の表情を思い出す。

「アイツをあんなに悲しませたのは誰だってんだよ!」

 左の握りこぶしをブランコの支柱に叩きつける。

「‥‥‥」

 そんなことは分かってる‥‥‥。悲しませたのも、辛い思いをさせたのも俺の責任。

 毎日のように俺に話しかけてきてくれて、俺のことをべた褒めしてくれて、いつも傍にいてくれた結愛のことを思い出す。

「先輩はいつも、全校生徒の前で自分の思いを堂々と伝えていて凄いです!」

「先輩と話す時間はとっても‥‥‥とっても楽しいです!」

「先輩、どこに行くんですかー?」

「ねえ先輩、聴いてくださいよー。」

「先輩!」

 思い出せば思い出すほど、自分の至らなさに苛立ちが止まらない。

「結愛はあんな笑顔ができる子なのに‥‥‥!」

「なんで、俺は‥‥‥あんな顔をさせちまったんだよ‥‥‥!」

 仮に、教会の神父がこの場にいたのなら。その神父には彼が懺悔しているようにしか見えなかっただろう。迷える子羊を導いていたのかもしれない。だが、現実は甘くない。彼には、彼を導いてくれる存在などいないのだから。『きっと、誰かが見てくれている』なんて戯言をよく耳にするが、そんなことは決してない。それは、自分を誰かが見てくれていた者が発した言葉。故に、誰も見てくれていないという状況を鑑みていない、無責任な言葉。誰も見ていないときなんて、あって当たり前。導いてくれる存在がいないということは、己自身で何もかもを思考し、選択しなくてはならないということ。

 そうして

「あっ‥‥‥。」

 ふと、思いつく。

「俺のことを好きにならなければ、結愛があんな顔を見せることもなかったのかな‥‥‥。」

「仲良くなる前に拒絶していればよかったのかな。」

「俺が生徒会であんなに目立ったことをしなければ、結愛は俺に興味なんて持たなかった。」

 だが、時間を巻き戻すことはできない。起きてしまった事は変えられない。なら、今からでも出来ることをすべきだ。もう、結愛に悲しい顔をさせないために。

「断っても、諦めてはくれない。」

「なら、俺が結愛に嫌われるような態度を取り続ければ‥‥‥好きじゃなくなってくれるかな‥‥‥。嫌って‥‥‥くれるかな‥‥‥。もう二度と‥‥‥、俺に興味なんて持たないようになるかな‥‥‥。」

「結愛に嫌われようが他の誰に嫌われようが、もう‥‥‥、あんな顔は見たくない‥‥‥!」

 恋愛ってあんなに苦しいものなんだな‥‥‥。彼女の表情がその全てを語っていた。もう誰にも好かれたくない。そう心の中でつぶやく。

「そうか‥‥‥。」

 考えを、論理を確かめるように言葉にする。

「誰にも好かれなければ、俺のせいで傷つく人はいなくなる。」

「だから‥‥‥。‥‥‥嫌われるような人間になろう。」

 思わず、笑ってしまう。こんな簡単なことに気付かなかった自分の馬鹿さ加減に呆れてしまう。

「簡単なことだった。」

 満天の星空。月光が彼の姿を照らす。もう、選ぶべき道は決まっている。もう二度と悲しませないために、辛い思いをさせないために。自身に誓ったのはただそれだけのこと。そのために全てを捨てる覚悟を彼は持ち合わせていた。手段は選ばない。彼女を泣かせるぐらいなら、自分なんてものを捨てさえできる。それは、これからの人生、幸福、人間性を捨て、目的のために全てを諦めるということ。彼はそれを理解して受け止めたうえで、覚悟を決めた。心に誓うまでに、時間はさしてかからなかった。それは、彼が自己というものを喪失していたからであろうか。否、元よりそれが在ったのかすら定かではない。確かに在るのは、人間として欠陥を抱えた彼の"ココロ"。それに疑いを持たず、疑いを持つ機能すら持たず、ただそうすべきだと機械的に判断した。

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