表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

平凡な日常...?

俺らは今ハンドルを握っている。

といってもスポーツカーとかそういうものじゃない。

ひねると玉が飛び出し、画面の液晶が動き出す。そうパチンコ台のハンドルだ。


「あーあ、今日もでねえな。」

「そうだね...今月はもう来るのやめようか。」

なんて言って来なかった月はない。でも、お金を沢山使うわけでも、何万単位で勝ったりすることも無い、平凡な遊戯を続けている。


「平凡」...そうこの言葉こそ俺らの人生を示すのには十分すぎる言葉だった。それ以上でもそれ以下でもない。つまり平凡なのだ。


そんな俺らが携帯電話でメッセージのやりとりをしていた。

「俺らの記憶このままさ、子供のころからやり直したらめちゃめちゃ強そうじゃね?www」

「絶対強い、でも俺は記憶保持より時間を巻き戻す能力のほうが好きかなwww」

といった中学生の男子なら一度でも思うこんな「くだらない」会話だった。

...あの瞬間までは。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ